自省録⑧ カロリーとチョコレートと前頭葉

私の体重がこの10年間、毎年1kgずつ増えている。週末ランニングしたり、泳いだり、歩いたり、それなりに運動をして体重増加に抗おうとしているが効果が出ていない。空気や水にカロリーがあるのではないかと疑心暗鬼になるが、やっぱり食べ過ぎが原因である。運動するので食べ物が美味しいし、チョコレートが大好きでついついつまみ喰いをしてしまう。代謝能力も落ちているので、摂取カロリーを減らす必要があるとわかっているけど、やめられない。やっぱり前頭葉の機能低下が原因か。
年に一回の健康診断は1ヶ月前から試合前のボクサーのように減量をおこなって試合（診断）にのぞむが、減量は苦しい。でも健康診断後は元に戻り、妻と娘たちから豚キャラでいじられているのがとても悔しい。
豚。。。『満足した豚より、満足しない人間の方がいい。満足した馬鹿より不満足なソクラテスがいい。』〜イギリスの哲学者ステュアート・ミルの言葉が頭をよぎる。
前頭葉が弱り、満足するまで食べてしまっている私は、満足した豚になっているのだろうか。あるいは満足した馬鹿になってしまっているのだろうか。
私はソクラテスになりたい。いや、チョコレートのつまみ食いも止められない私にはハードルが高すぎる。せめて私が好きな彼の言葉『一番大切なことは、単に生きることでなく、善く生きることである。』の通り、残された人生を善く生きていていくことを実践しよう。
明日、いや今日から腹八分で食べるように心がけよう。