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ただのデザイナーが経営層になって変わったこと

2022年、あけましておめでとうございます。

今まで普通のデザイナーとして活動していた私がスタートアップの経営に直接関わるようになり、仕事に対する関わり方が大きく変わりました。
今回は経営層になって変わったことを書いてみようと思います。

2021年10月、新規事業立ち上げ

2021年は私にとって大変化の年でした。
大晦日の夜中に、仕事に追われながらこのnoteを書いています泣

2021年10月に新規事業を任されることになりました。
新規事業がグループ会社として設立し、新しい代表とともに文字通り仕事づけの日々。スタートアップに年末年始などない。

私が今担当している仕事

事業について詳しくは述べられないのですが、暮らし系(?)のスタートアップ事業で、デジタル部門の責任者として主に以下の8つの仕事を担当しています。

①マーケティング
LPを回して、データ解析→施策を打って反応をみてまた施策の鬼PDCA
②カスタマーサクセス
LPからのお問い合わせをカスタマーサポートとして受ける
→顧客の声をまとめて分析、成約率UPにつなげる
③広報
会社のLP・パンフレット・名刺など必要なものを戦略的に作成
④業務オペレーティングの効率化
スタッフの力量に頼らないオペレーティングを考える
⑤社内システムの取りまとめ
社内システムの仕様をエンジニアと考え、意思決定をする
⑥マネジメント
バックオフィスチームとスタッフ全体のマネジメント
⑦経営戦略
PLやCFをみながら経営戦略を考えて実行する
⑧その他雑務
契約書や備品の手配など

こうしてまとめてみると、営業以外ほぼ全てしていますね。
まだまだ立ち上げ時期なので、やれることは全てやらないといけません。
2022年は、私のタスクをぶん投げられるスタッフを育成することが一つの目標です。
そうでないと、2022年中頃には死亡します。南無。

スタートアップの経営層になって変わったこと

今まで普通のデザイナーとして働いてきた私が、経営に携わるようになって変わったことはまとめると4つ。

①タスクを80%にして、周りをよく見る冷静さを保つ
②インプットする内容が変わった
③インプットする量が死ぬほど増えた
④数字に対する必死さが桁違い

①タスクを80%にして、周りをよく見る冷静さを保つ
タスクが多いのは、デザイナーの頃からでしたが、レベルが違いました。
デザイナーの時もマーケ、事務と色々やっていたけどせいぜい3種類くらいの仕事にタスクがそれぞれあるという感じ。
今は約8種類の仕事にそれぞれタスクがあるという状態。鬼。
さらにこの状態で、意思決定とマネジメントをしないといけない。

最初はデザイナーの時と同じ要領で、タスクに100%没頭していた私に、代表が指摘してくれたことがあります。

タスクに忙殺されて意思決定の質が悪い、周りが見えていない

この瞬間、今までの「100%でタスクに挑むやり方」ではダメなんだと気付かされました。
経営とは、意思決定の連続。
その重要な意思決定に頭が回らないほどタスクを詰め込むことは、あまりよくありません。
今はマネージャーがいないので、働くスタッフたちにも常に気を配っておかないといけません。
簡単な仕事を上手くスタッフに振ったり、タスクに優先順位をつけながら、キャパ80%ほどでタスクをこなす。理想ですが、最近少しずつできるようになってきました。

②インプットする内容が変わった
今までは、デザイン・マーケティング・ライティングなどの実用書や記事を読むことが多かったです。経営に携わるようになってから、マネジメント・経営・コミュニケーション系のインプットが圧倒的に増えました。

今までも経営者の本を読んだりはしていたのですが、終始「へ〜〜」という感じで、自分ごとにはできていなかったと思います。
今は「今回インプットしたことで、今すぐ私たちの組織に応用できることはなんだろう?」という視点で読んでいるから充実度が半端ないです。

インプットからのアウトプットをものすごく短いスパンでブン回している感じ。
それもあって、事業立ち上げからこの2ヶ月は体感ものすごいスピードで過ぎていきました。今年も一瞬で過ぎ去るのかな。

③インプットする量が死ぬほど増えた
またまたインプットの話なのですが…。
私は経営初心者なので、わからないこともたくさん、むしろ分からないことだらけなのです。

財務や労務などの知識はもちろん、意思決定の仕方や経営哲学・マネジメントの仕方もまだまだ自信がない。

少しでも意思決定やマネジメントの質を上げるため、隙間時間でものすごい量のインプットを行いました。
具体的にいうと、以下の感じで毎日過ごしていました。

朝はVoicyで経済ニュース・マーケティングニュース・企業分析・経営者のインタビューを垂れ流しながらご飯を食べ、通勤時にはFundaで財務知識のインプットと読書、昼ごはん時には良さそうなnoteを読み漁り、寝る前の1時間は集中して必要な本を読む

すぐにアウトプットするので、これでも足りないくらい。
アウトプットは会社のslackでメンバーに向け発散します。
自分のtimesで良い記事・本をシェア→シェア時に何を学んで、自分の事業にどう活かすのかまでを書くようにし、その後Asanaでタスクに落とし込みます。

「なんか良いインプットしたね」で終わらないようにするためです。
行動を起こさないとなんの意味もない。

▼会社のslackで発散

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経営者の本を読む中で、最近すごくグッときた言葉に出会いました。

調整ではなく、決めるのが仕事である
不恰好経営 / 南場智子

まさにそうだなと。
経営はステークホルダー間を調整することでも、波風立てず進めていくことでもない、決めることが仕事なんだ。

④数字に対する必死さが桁違い
今までも「売上売上」と口すっぱく言われてきましたし、私自身も自分ごと化して取り組んできたつもりでした。
ですが、いざ経営に携わると、今までの自分には責任感のかけらもなかったなと痛いほど感じました。
毎日が数字との戦いで、PL・CFと睨めっこする日々。

自分の戦略が売上にダイレクトに反映されるのは心底楽しいですが、同時に責任感も重い。
今働いてくれているスタッフの未来がかかってると思うと「あーーーー」となることもあります。

でも、おかげで初めて本当に本気でマジで、事業に取り組めている気がします。
この経験は経営に携わらないとできないのかなと。

事業を任せてくれた代表と、今一緒に働いてる代表、そしてスタッフの皆さんに本当に感謝しています。

次の目標はCOOになること

次の会社としての目標は、具体的な数字があります。

それを第一におきつつ、私個人の目標は「COO」になること。

すでにやっていることはCOOなのですが、まだまだ私には足りない部分があり、任せてもらえていません。

デザイナーのキャリアというと「CDO」が多いと思います。
私はデザインは一種のスキルと捉えていて、極めていくというよりかは自分の武器の一つという感じ。

そんな感じで多くの武器を持ちつつ、経営目線でオペレーションを担うCOOを目指します。

まだまだ足りないところばかりですが、きっとやり切れます。
周りに感謝しつつ、2022年も猛スピードで駆け抜けていきます!

(もしよろしければいいねいただけると嬉しいです!)

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