ひろせまゆみ音楽教室

劇団四季(芸名:片岡真弓)在団中は、ミュージカル「キャッツ」グリザベラ役、「オペラ座の…

ひろせまゆみ音楽教室

劇団四季(芸名:片岡真弓)在団中は、ミュージカル「キャッツ」グリザベラ役、「オペラ座の怪人」、他多数に出演。退団後は、舞台、コンサート、テーマパークショーの声、等に出演、そしてミュージカル、ドラマの歌唱指導、ボーカルトレーナ―として、多くの後進指導、講座を担当

マガジン

  • 歌の先生の日々の気付き

    日々のレッスンの中で気が付いたことをお伝えします。 お役に立てればうれしいです。

  • ミュージカルの歌唱指導の先生のために

    劇団四季で10年舞台に立ち、その後20年、ミュージカル、ほか様々なジャンルの歌の先生として仕事をしてきました。歌の先生として、私の経験の中でお役に立てそうなことをご紹介します。

最近の記事

母の迷・名言集

先日(2022年7月3日)に母が天国に旅立ったのですが、母は、芸事をやっていた人だったので、私に多大な影響を与えた人でした。その中で、この芸事の世界で生きる笑える名(迷)言集があったので、残しておきます。 【筋肉痛は運動不足】 ダンスなどのレッスンで、筋肉痛になっている私に向かって「それは、運動不足だからよ」と。 【何事も石の上に3年】 一度始めたことは、ある程度できるようになるには、時間が必要である。ちょっとやって、なんだか向かないとかやりたくないとかいうのはただの我儘

    • 仕事にするのにどこで学ぶ

      日頃、専門学校で教えているが、専門学校というところは、目的地はその職種で仕事にすること。現場で食べていくことを目的としていて、それが学校全体ではっきりしている。 私自身は、大学を出たので、「学問を学ぶ」このことを目的に生活していたし、そういう場所だった。 さて、昨日は、ある俳優事務所での歌唱レッスン。今年事務所に採用された俳優さんの卵たち。色々な経歴の人がいるけど、プロフィールを見ると、芸術系大学タイプと、芸術系専門学校タイプとあって、実際、現場で即戦力で使えそうな感じは、

      • プロの取り組み方

        有難いことに、プロを目指している生徒さんだけでなく、実際にお仕事をされていて、スキルアップでレッスンに来てくださるプロの方も沢山います。 そんな中、専門学校などで教えている生徒さんと、プロの生徒さんの違いは何だろうって考えることがよくあります。 やっぱり、プロって「自立」しています。 ひとつの課題に対して、自分なりのアプローチを全力でする。 それが、間違っているとか、あっているとか関係なく。 レッスンしていても、なるほど、そうやって難しいものを自分なりに解釈してある解決する

        • 声の支え

          歌うときに「声の支え」という概念は、基礎になりうる考え方であると思います。 一番はじめについた声楽の先生には、グランドピアノに手をかけて、腰を使って持ち上げるようにして発声練習しました。 二番目についたドイツから帰ってきたオペラ歌手の先生は、壁に背中をくっつけて、レッスンしていました。 そんな中で、私は身体で声を出す体感を掴んでいきました。 私は、生徒さんに、右左、一つ2キロのダンベルを持ってもらって発声練習しながら、自分の中心をとらえながら、身体のバランスのとり方や、骨

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        • 歌の先生の日々の気付き
          6本
        • ミュージカルの歌唱指導の先生のために
          3本

        記事

          向いている・・・向いていない。

          ミュージカルの指導をしていると、時々、ダンスの先生が、「あなたダンスより、歌の方が向いているわよ」って言って 私、歌で行きたいんですけどっていう生徒がいる。 これって、まず、ダンスでは、オーディション通るレベルじゃないから歌で受けた方がいいんじゃないという意味と思って頂きたい! 歌だといけると言っているわけではないです。はっきり言って。 ダンスの先生も、ダンスが、このままじゃ到達するレベルではないと言ってあげてください。もっと頑張らないとダメですと言ってください。 私の体感

          向いている・・・向いていない。

          伸び伸び育てるとは・・・

          歌のレッスンをしていて思うことがある。 色々な現場でレッスンしてきたが、結局、その現場で求められるスキルを教えることになる。 時々、ここじゃない別のところでこの子に出会えばよかったなと思う子に会うことがある。個人レッスンではじめから会っていたら、違ったかなって。 生徒さんとの出会いは、色々なところで出会うから、教え始めたときも、私は自宅でお教室を開くことを基本的にしなかった。それは、自分の教えるスキルが伸びないと思ったから。でも、最近思うのは、自宅で思う存分、この子と思

          伸び伸び育てるとは・・・

          ミュージカルの指導における楽典の本

          ミュージカルと言えど、ただ楽しく歌えばいいってもんでもなく、仕事にしたいと思ったら、ミュージカルにはもれなく歌がついてくるので、(ないのもあるけど)台本の他に、楽譜がついてきます。既存のものがあれば耳コピー聞き覚えっていう強者もいますが、初演のもの、オリジナルのもの、あと、メロディじゃないところを歌うこと(つまりコーラスの下のパートとか)「楽譜を読めるようにすること」は絶対できた方がいい事なのです。 ソルフェージュ力も必要ですが、楽譜の仕組みを知ることもとても大事です。私は、

          ミュージカルの指導における楽典の本

          ミュージカルの歌唱指導におけるソルフェージュ系の本

          かれこれ私も、ボーカルの先生をして、20年ぐらいになってきました。私が教え始めたころより、今の方がもっといい本が出ているかも知れませんが、ミュージカル系の生徒たち、子供たちに楽譜の読み方を練習するときに効果的だと思って使っていた書籍をご紹介いたします。よろしければご参考になさってください。 なんといっても、クラシックを学ぶ人にはおなじみのコールユーブンゲン。音楽高校入試の時には、全部覚えるように先生に言われて頑張った記憶があるので、いまだに、ほぼ覚えていますが。やはり、基本

          ミュージカルの歌唱指導におけるソルフェージュ系の本

          ミュージカルやポップスの楽譜の探し方

          クラシックの楽譜と違って、ミュージカルの楽譜を探すのはちょっとコツがいります。日本語の歌詞が入っているものは、よっぽどヒットしていないと見つかりません。大体は、海外で出版されているものを購入し、CDなどで日本語の歌詞を歌っている歌手のものを見つけて、耳コピーして楽譜を作成。ということになると思うのですが、いくつか参考になるサイトをご案内します。 ☆楽譜を買いに行く。これは王道です。銀座のヤマハの楽譜売り場、ほか色々な楽器店の楽譜売り場を探しに行きましょう。 https://

          ミュージカルやポップスの楽譜の探し方

          骨と筋肉で出来ている楽器

          声を出すということは、身体を使って音を出すということ。 だから、身体の筋肉とか骨を動かして歌ったりしゃべったりしている。 レッスンをしていて、「今の変化わかる?」って聞いた時、明らかに声の変化があるにも関わらず、「わかりません」とお返事来ることがある。それは、日ごろからだ動かしてないからかなって感じることがあった。 あるダンサーの子が歌う必要があり、レッスンをすることになった。日頃身体を限界まで使っているからか、声の使い方を、身体の部位の負荷のかけ方などで説明するとキャ

          骨と筋肉で出来ている楽器

          広瀬真弓です。

          ボーカルトレーナ―、ボイストレナー、ボーカリスト ミュージカルの舞台に10年、その後、時々歌ったりして。 主に、歌の先生をして、早20年ほど。まだまだ進化中。 ひろせまゆみ音楽教室HP http://hmmusical.music.coocan.jp/ #ボーカルトレーナ― #ボイストレーナー #歌の先生