見出し画像

ミュージカルの指導における楽典の本

ミュージカルと言えど、ただ楽しく歌えばいいってもんでもなく、仕事にしたいと思ったら、ミュージカルにはもれなく歌がついてくるので、(ないのもあるけど)台本の他に、楽譜がついてきます。既存のものがあれば耳コピー聞き覚えっていう強者もいますが、初演のもの、オリジナルのもの、あと、メロディじゃないところを歌うこと(つまりコーラスの下のパートとか)「楽譜を読めるようにすること」は絶対できた方がいい事なのです。
ソルフェージュ力も必要ですが、楽譜の仕組みを知ることもとても大事です。私は、音高、音大で何度も勉強しましたが、実際は教えるようになってからの方が、楽典の大事さを感じます。まだまだですが、音楽を知ることのガイドになりますので、興味をもって取り組んでほしいなと思います。

楽典の本は、本当に本当にたくさんあります。その中で私が使ってみて良かったなと思うものをご紹介いたします。

最もわかりやすい楽典入門
文字が大きくて、必要最低限のことしか乗っていません。でもミュージカルの勉強をしている人が、楽譜を読む知識として知るのには十分な情報量だと思います。簡単な問題もついていますので、理解できたか試してみることもできます。子供たちのクラスでも、カルチャーでも、この本はわかりやすいので使えました。専門的に勉強する人も、とっかかりは、この本で楽典の全体像をとらえてから、詳しい楽典の本に進んでいってもいいかなと思います。保育士さんの勉強をされている方にもいいかも知れません。

楽典

この本は、私が音高入試の時に使ったものです。必要なことはかなり書かれています。

楽典-理論と実習

音高に入った時にこれで勉強しました。何度も楽典って勉強してもわかんないって思っていたころです。

新版楽典-音楽家を志す人のための

これは音大時代に勉強していたものです。ますます難解だった記憶がありますが、難しいの好きな方はどうぞ。

【こちらの方は、ひとまず買ってみてわかりやすいなと思ったもの】

他にも沢山あります。どれでもいいですが、まず楽典は「1冊をちゃんと始めから最後まで読むこと」がポイントだと思います。なので、読みやすいものわかりやすいなと思うものをご自身で見てみて買うのが良いと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?