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ミュージカルの歌唱指導におけるソルフェージュ系の本

かれこれ私も、ボーカルの先生をして、20年ぐらいになってきました。私が教え始めたころより、今の方がもっといい本が出ているかも知れませんが、ミュージカル系の生徒たち、子供たちに楽譜の読み方を練習するときに効果的だと思って使っていた書籍をご紹介いたします。よろしければご参考になさってください。

なんといっても、クラシックを学ぶ人にはおなじみのコールユーブンゲン。音楽高校入試の時には、全部覚えるように先生に言われて頑張った記憶があるので、いまだに、ほぼ覚えていますが。やはり、基本中の基本。面倒臭いけど、飛ばさずにやりきると、かなりのソルフェージュ力がつきます。

コンコーネ50番 中声用
こちらもクラシックの人にはおなじみ。メロディとピアノの組み合わせ。
レッスン曲の他に、私は、用いますが、私の感覚では、ミュージカルでちびソロぐらいもらうようになるには、25番を通過した当たり、40番を通過したら、大体の歌は何とか歌えるようになり、50番まで行くと、割とどんな曲が来てもそれなりに形になるように歌っているように生徒さんの成長が見られるように思います。こちらも飛ばさずに積み上げていくと、歌う技術に結びついているように思います。ソルフェージュ力というより、歌唱力の基礎という感じでしょうか。歴史ある楽譜ですが、今でも使われているのには、それなりの効果があると思います。もちろん、これをやらなきゃいけないとは思いませんが。

改訂版 リズムに強くなる ソルフェージュ①と②があります。
こちらは、メロディを歌いながら、手や、足で、リズムうちをしながら歌うものです。まさしく、ミュージカルの踊りながら歌うっていう感じの基礎力がつく感じで、子供たちもチャレンジ精神でトライしている感じでした。

「きれいにうたいましょう ソルフェージュ」
これは、色々なシリーズがあります。ピアノ伴奏の中で、メロディーを音取していく感じ。他の音と自分の出しているメロディとの兼ね合いなど感覚的につかんでいくことが出来ます。どこかで聞いたことのあるメロディを使っているので、ソルフェージュしているというより、何か曲を歌っているような感じで、楽しいです。

基礎から実習 ソルフェージュ(1)
こちらも2もあります。ソルフェージュのほんと基礎から音符の玉も大きめで練習出来ます。とっても簡単なところから、順番に歌えます。そして、歌うことが前提な感じの音の構成のメロディなので、器楽的でないので、歌いやすいです。小さな子供でもチャレンジできます。

他にも、様々なソルフェージュの本は出ています。やはり、ミュージカルと言えど、音楽をすることは基本的に必要なので、基礎的なソルフェージュ力はつけておいた方がいいです。

ご参考に。

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