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仕事にするのにどこで学ぶ

日頃、専門学校で教えているが、専門学校というところは、目的地はその職種で仕事にすること。現場で食べていくことを目的としていて、それが学校全体ではっきりしている。
私自身は、大学を出たので、「学問を学ぶ」このことを目的に生活していたし、そういう場所だった。

さて、昨日は、ある俳優事務所での歌唱レッスン。今年事務所に採用された俳優さんの卵たち。色々な経歴の人がいるけど、プロフィールを見ると、芸術系大学タイプと、芸術系専門学校タイプとあって、実際、現場で即戦力で使えそうな感じは、実は専門学校系タイプだって、感じた。
芸術系大学タイプがダメなわけじゃないけど、すぐに使えるかな?って思うことがあった。でも、個性的。「仕事の仕方を覚えれば」、使えるかも。

「仕事の仕方」と「学問を学ぶ(芸術を高める)」ってこと。
別物だし、高い技術があれば仕事ができるように思うけど、考え方の軸がちょっと違うのだと思う。
大卒だった私にとって、軸が違うことに気が付き、慣れてくるのには、
2,3年かかっていたように思う。ラッキーだったので、その間何とか仕事させてもらいながら学べたけど・・・(ラッキーかどうか、その時は必死地獄だったけど(笑))

いずれにしても、一人として、同じ俳優の道はないと感じた。

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