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THE TEAM 5つの法則(麻野耕司)から意思決定の法則について【図解あり】

最近読んだ本の中で最も実用的で刺さった本の一つ。著者の浅野さんは、元リンクモチベーションの取締役で現在はKnowledge WorkのCEOです。

この本の最も良い点は、すべての内容が自分事として落とし込めて、明日から実践しようという気にさせてくれるものだからです。今回の記事では、著作の中で紹介されている5つの法則のうち、Decision(意思決定)の法則について紹介したいと思います。

麻野さんも著作の中で述べられていることではありますが、私たちは日ごろから多くの意思決定をしながら日々を過ごしていると思います。この記事を読んでいただいた方も、なんらかの意思決定をしてここにたどり着いているのだと思います。

私自身も転職や結婚をするときには、自分にとって、また家族や相手にとって最も良い選択になるのだろうと考えてきました。それだけ個人にとっても難しい意思決定をチームで行うということは更に難しいことだと、みなさんも感じられているのではないでしょうか。

会議を繰り返しても決まらないこと、上司に提案しても何度も否定されてしまうこと、そんな経験があるのではないでしょうか。そういった課題を解決することに導いてくれる法則がDecisionの法則には書かれています。

その中でのポイントは次の3つに整理されており、それぞれ自分の組織に当てはめて考えてみると、どこに課題が見通しを立てることができると思います。

①意思決定の決め方②正しい選択肢と論理③決断後の実行度合い

ポイント①意思決定の決め方をどうするか

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ポイント②正しい選択肢と論理

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ポイント③意思決定後の着実な実行                  いくら正しい意思決定をしても、実行されなければ意味がない。

私が考えるのは、ポイント①や②はツールとしてはかなり有用でありつつ、組織がおかれている状況(規模や平常時なのか有事なのか)や意思決定しなければならない事柄によって、ルールを変化させていく必要があるということを十分に認識しておく必要があるという事です。

また気を付けなければならないのは②の選択肢や基準を出すときに、正しい情報収集に基づいて整理されているかという点も重要です。そもそも選択肢を出すための情報が間違っていれば正しい意思決定ができません。

また選択基準と選択肢は出したけど、優先順位について十分に検討できていないなんてことにならない様にもしなければなりません。

以上のプロセスは意外と骨の折れる作業ではあるので、覚悟して取り組む必要もあります。しかしながら、このようにきちんと整理していくことで、今まで決められなかった事が円滑にいくようになる効用が得られることは間違いないと思います。

最後に。

私は経営コンサルタントとして経営者に対し、組織が進むべき方向性を提示する仕事を日々行っていますが、最も重要なことだと思うのは、トップ(リーダー)が下した決断に対して、メンバーがそれを実行できるかどうかがどうかに成否がかかっているということをリーダーは認識する必要があるということです。

今回は意思決定の法則について、書かせていただきましたが、実行のポイントについても今後書いていきたいと思います。

最後まで読んでくださった方有難うございました。


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