第3回目の「知活人」オンライン・ディスカッション会、無事終了しました。

知と地域のプロジェクト「知活人」オンライン・ディスカッション会(第3回目)、無事終了しました。

ひきこもりの仕事支援を行う方、メディアで産業の持続可能性を追求する業界誌編集者、書籍への関心が深いデータマネジメント・エンジニア、シンクタンクで地方創生と教育を手掛ける方など。
前回とはまた異なった属性の方々に加わっていただき、多様なご意見をいただきました。
参加された方々には、この場を借りて、厚くお礼を申し上げます。

仕事において、家から職場に出る・出ないよりも、家にいながらマインドが外部に向かうことが重要なのではという、リモートワークの本質的な意見から、AIやロボットによるシステム化とは言い換えると「誰でもできる化」であり、その中で人間が提供できる人間ならではの価値とはなにか、それをどう評価するか、また、ベーシックインカムのことなど、90分ではまず語り切れない課題を含んだ内容へと、話題が広がりました。
仕事における人々の移動、知の移動という、いままで考えることのなかったテーマは、コロナ禍を通し、私たちに深く考えるきっかけを与えてくれました。

フリー・ディスカッションを開催するたび、いい意味で期待を裏切られます。
私たちが考えている以上に現実は複雑で広大である、ということを今回も改めて感じました。
事実は小説より奇なりです。

「知活人」(ちいきじん)の提供できるものはなにかと、メンバーとたびたび議論を繰り返してきましたが、ここでも改めて「人」と「場」であることを確認しました。
フリー・ディスカッションに参加いただく方々は毎回魅力的で、我々メンバーもうれしく、励みになります。

我々メンバーにてディスカッションの課題をまとめ、コンテンツ作りを進めつつ、次回も開催できたらと考えております。
またご報告を差し上げます。

引き続きなにとぞ、よろしくお願い申し上げます。

参考図書
『エマニュエル・トッドで読み解く世界史の深層』(鹿島茂 著)
『現代経済学の直観的方法』(長沼伸一郎 著)
『隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働』(ルトガー・ブレグマン 著)
『人新世の「資本論」』(斎藤幸平 著)


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