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簡単に相手を成長させることができる魔法のラベル

自分が相手に言ったことに対して、なかなか動いてくれない!こんな経験をしたことがありませんか?

もう少し自分から動いて欲しいと思いつつも、面と向かっては言えないってことがありますよね。

今回はそんな場面で役に立つ知識をお教えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

誰でもすぐにできるので、この記事を読んだあとすぐに実行可能です!

結論:相手に望むことを伝えると動いてくれる

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さっそく結論から言うと、相手に望むことを伝えると動いてくれます

そんな当たり前なこと言われてもって思いましたか?

実は相手に望むことを伝えると、相手はそのことを意識します。

例えば、相手に「あなたはおもしろい人だ」と伝えると、伝えられた人は「自分は面白いのか」と意識をします。

要するに相手に伝えることは大前提で、伝える内容で人は変わるということです。

これをラベリング効果といいます。

ラベリング効果ってとは?

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もともとラベリングは、1960年代にアメリカの社会学者ハワード・S・ベッカーによって提唱された社会心理学の理論です。

ラベリングと聞くとお店で値札を貼る作業とイメージしてしまいますが、感覚的には合っています。

ハワード・S・ベッカーのラベリング理論とは、以下の内容です。

【ラベリング理論とは】
人や物に対して、特定のできごとを判断基準にして評価を固定するということです。
もう少し簡単にいうと、「あの人は○○だ」「この商品は△△だ」と決めつけることです。

あれ??
ラベリング理論とラベリング効果って違うの?

実はハワード・S・ベッカーの「ラベリング理論」と今回の「ラベリング効果」は少し違います。

【ラベリング効果】
相手の心を動かすテクニックのこと。
相手に動いて欲しい事を工夫して伝える → 言われた相手は思い込み、動いてくれる。

次に、具体例を使ってラベリング効果の使い方を見てみましょう。

ラベリング効果の使い方を紹介

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まずは、ビジネスでのラベリング。
部下やスタッフに対しての例をご紹介します。

上司:「君はいつも良いアイデアを提案してくれるね。今回も期待しているよ。」

部下:「はい!ありがとうございます!(私は役に立てているんだ!頑張ろう!)」

この会話では、上司が「いつも良いアイデアを出して助かっている」という言葉を部下(スタッフ)にラベリングをしています。

すると、部下は「役に立っている」→「もっと役に立ちたい」→「どうすればいいだろうか?」と意識することができますので、自分で動いてくれる確率がぐっと高まります。

もう少し見てみましょう。
営業で交渉の場面であれば、次ようなラベリングも効果的です。

営業の人:「御社のようにコストパフォーマンスを真剣に取り組んでいる会社は初めてです。」

取引先:「(なるほど、それらしい振る舞いをしないくてはいけないな)」

このような心理が働きますね。

このようにラベリングを使うと交渉もスムーズに進めることも可能です。

日常でもラベリングを効果的に使う

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もちろんビジネスだけではなく、日常でもラベリングは使うことができます。

【パターン1】
少し気難しい人に対して、会話に「あなたは優しいね」などと付け足してみる。

「優しく行動を意識してみるか」と心理が動きます。
【パターン2】
Aさん「さいきん服もオシャレでかっこよくなったよね」

Bさん「ありがとう!(もっとかっこよくなろう!」

「かっこよくなろう」「可愛くなろう」と意識させて、行動させることもできます。

ラベリングのメリットとデメリット

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ラベリングは人を動かせることで効果的という事を説明しましたが、使い方にメリットとデメリットは存在します。

まずはデメリット(悪い点) → メリット(良い点)とう順で見ていきましょう

ラベリングのデメリットをいうと、以下の通りです。

【デメリット】
・数多く言えない
・ネガティブなことを言わない

順番に説明していきます。

デメリット1:【数多くは言えない】

相手に対して「あなたは優しい」「面白い」「すごい」など、数多くを乱用するのはオススメしません。

毎回、ラベリング効果を使うと「私の何を知っているんだ」という心理が働くので、逆に動いてくれなくなる可能性が高まります。

何回するのがベストという決まりはありませんが、自分が相手に対して本当に動いて欲しい時に使うのが良いと思います。

デメリット2:【ネガティブなことを言わない】

これは非常に重要です。
相手に対して悪い意味でのラベリングをしてはいけません。

「何をしてもダメなんだから」
「男or女なんだから〇〇しなさい」

こういったネガティブな事を絶対に言ってはいけません。
ネガティブなラベリングをしてしまうと、相手はもっと動かなくなりますし、何もできなくなってしまいます。

なにより、言われた本人はずっと悩んでしまって苦しみ続けます。

必ずポジティブ(良い事)な言葉を相手につたるようにしましょう。

つぎに、メリット(良い点)を言うと、以下の通りです。

【メリット】
・相手を良い方向に進めれる
・自分次第で相手を育てられる

順番に説明します。

メリット1:【相手を良い方向に進めれる】

相手を元気づけるには効果的です。
今までは行動面でのラベリングをお話しましたが、精神面で落ち込んでいる相手を慰めることもできます。

ネガティブな事を言うよりは、相手を元気づけて動いてもらえるほうが断然に良いです。

メリット2:【自分次第で相手を育てることができる】

相手が自分で気が付いていないこともラベリングで伝えることで、相手にとって新しいことが発見できることもあります。

例えばビジネスであれば、新しい部署で活躍したい時に「君は〇〇が得意だから、こういう仕事もできるんじゃないか?」と伝えてあげれば、相手は積極的に動いてくれるようになりますね。

そうすると、自分で動いてくれる範囲も広がりますので、ポジティブな事を伝えるようにしましょう。

まとめ

本日、紹介したラベリングをまとめておきます。

①:ラベリング効果を使うと、そのとおりの行動をとってくれやすくなる(自分で動く)

②:ポジティブな言葉を使う

この2つのポイントを覚えておきましょう。

ラベリングは使い方次第で相手の気分を良くしたり、害したりするので使う時には気をつけましょう。

今回のラベリング効果を覚えた皆さんは、明日からお互い良い事につかってみてはどうでしょうか。

参考になれば幸いです。

相手に動くてもらえる関連として、次の記事も合わせてお読みください。

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