最高のレンズとの出会い。

今日は、新宿丸井で開催されている、オールドレンズフェスというものにいってきました。

初めてフレアを見て、面白そうだなと思ったオールドレンズ。
前から憧れでした。ドキドキしました。
初めてというものは、不安も同時です。
また、オールドレンズは、マニアな方々が多い、勝手なイメージがあったからです。
初めてでわかるのだろうか。憧れのレンズ購入まで至るのだろうか。
わからないのに、行っていいのかな。とか笑

さて、実際に行ってみた話。
今日はプレオープンでした。
普通のカメラ屋さんと違う、不思議な感じ。
初めましてのレンズばかり。
見たところ、販売だけでなく、オールドレンズをシェアできるサービスがあるらしい。
気に入ったものも購入できるシステムになってるとのこと。それも気になった。

オールドレンズの良さが伝わる写真達が飾ってあって、より興味が湧いた。
写真が背中を押してくれた。
なかったら、やめてしまおうかなと少し思ったかもしれない。

わからないけど、とりあえず見てみた。
勿論、わからなかった。
オールドレンズで撮りたいものは、フレアだけで、何もどういった写りがいいとか決めてなかったし、オールドレンズの写真とかも正直、あまり意識して見ていなかった。

勇気を出して、初めてなんですけど、って伝えた。
何使ってるか、どういう写真がいいかとか、教えていただいて、おすすめのレンズを手渡された。
そしたら、隣にいたお兄さんが、そのレンズ、そのカメラ(私の持ってるやつ)と相性いいし、簡単にフレアや虹フレアが出ると説明してくれた。

カメラはありますか?って聞かれたけれど、明日行こうかと思ってたの我慢できなくて、プレオープンにきてしまったものだから、カメラは持参していなかった。
持ってくれば良かったと思ったけれど、ないものはない。
カメラをお借りできたので、レンズを合わせてもらったが、使いこなせない。
そこで、ついてくれていた方(名前出していいのか不明なので、Aさんとしよう)が、調整してくれた。

光に当てた瞬間、丸い虹の光が生まれた。
これが、オールドレンズのフレアか!って感動した。
写真は見たことがあっても、自分が撮るという行為はしたことがなかった。
初めての感覚、持ってるレンズとは違う、ピントの合わせ方。色の出方、全てが新鮮だった。

『好きだ』そう思った。
でも、ここからが本番だった。
中古だから、少しだけ不備的なものがあったりするものもある。
その不備が、いい味になったりするわけだけど。
そのレンズには、少しあって、シャープな写りをするという、別のレンズを試させてもらった。
Aさんは店員さんも兼ねているので、一度離れ、私がなんとなくの感覚で合わせようとしていた。
まあ、合わない笑
そこで、またお兄さんの登場。
合わせる練習も、こうやったらいいとか、店員さんばりに色々丁寧に教えてくれた。

次の瞬間だった、とても、程よいビンテージ感。
シャープな写り。とても感動した。
買う、と決めた。
それはレンズが良かっただけじゃない。

ここでの人の出会いが良かったから。
Aさんも丁寧に教えてくださいました。
そして、お隣にいたお兄さん、最初に登場したのですが、本当に沢山教えてくださいました。
シャープな写りだからって、色んなものを対象にしたり、自分の時計を外して、時計もこんな感じに写るとか、それ以外も本当に沢山。
それもほぼつきっきりで。
お陰でなんとか使い方は、なんとなくだけどわかった。
購入を決めたのは、そっちに感動したのかもしれないってくらい、本当に嬉しかった。
描写自体も、時計の描写に一番惚れた。
お兄さんがつけていた時計のデザインと最高に合っていたからかもしれない。

初めてだったから、本当は不安の方が大きかった。
緊張してたけど和らいだ。

Aさんも丁寧に教えてくれて、自分の写真のレンズのことについても色々教えてくださった。

とっても面白い話だった。

あと、重要なのが、とっても丁寧に教えてくださったお兄さん。
本当にありがとうございます。

実はこのお兄さん、カメラ屋さんだったらしい。
私は一旦、購入前に場所を離れてしまったのだけど、帰ったらお兄さんはいなくて、最後に伝えたかった『ありがとう』は伝わらなかった。
勿論、途中で伝えてたりはしたけど。

だから、ここに記します。

今日出会った、お兄さんへ。-------------------------
いいレンズと出会わせてくれて、こんなにもありがとうの詰まったレンズにしてくれて、ありがとうございます。
初めてのオールドレンズ、とっても好きになりました。
まだ使っていないけど、もう既に、大切なレンズです。
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初めて、ってとても印象も大事。
そして、人の為に何かをするって素敵だなって改めて思いました。

記している間も、幸せな気持ちがいっぱいで、ちょっと泣いちゃいそうなくらいです。
文章が既に長いのに、もっといっぱい書けそうなくらい。

いいレンズとの出会いだったと思う。

レンズが引き合わせてくれたのかもしれない。

いつか、その人に会えたら、きちんとお礼を伝えられたらいいな。

ありがとうございます。心から。

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