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#3 明日から社会人になる私へ

これはこれまで遠回りして、悩んで、後悔して、それでも生き延びてきた私へのラブレターである。

思えばたくさんの後悔をしてきた人生でした。

人付き合いがうまくなくて、友達を何度失ってきたでしょう。
広い付き合いも深い付き合いもできなくて、「私は孤独のまま生きていく」と割り切ろうとして、それでも人とのつながりを求める矛盾に苦しんできたね。
自分のことに精一杯で、恋人と長く続いたことなんかなかったよね。
家族ともうまくコミュニケーションがとれなくて、家族と仲の良い人の話を聞くたびに羨んできたよね。
中途半端に真面目で責任感があるので、損な役回りをして自分をすり減らしてきたこともたくさんあったよね。
嫌なことを嫌と言えず、雑な扱いをされる自分を嫌いつつ、そこに迎合しようと必死にもがいていたよね。
自分の不器用さと不注意加減に何度も嫌気がさして絶望して、他者に呆れら手たくなくてそれを自分からネタにすることで自己をすり減らしてきたよね。

自分が持っていないものばかり数えて、全ての人が輝いてみえた。

ただ、自分の苦しいという感情にかまけて他者の苦しみを「自分よりましじゃないか」なんて無意識にジャッジしていたこともあったよね。

山月記にある「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」という言葉について年月を重ねる程にその秀逸さに気づく。自尊心と自己否定を全力で反復横跳びして、情けなさで消えたくなっていたけれど、こういった言葉が後世まで受け継がれているということは、誰しもこういった自分に直面してきたんだと思うよ。

自分の感覚や考えたことを否定せず、大切にしていこうよ。
きっとそれは、他者を大切にすることにつながると思うんだ。

そう思えるようになってから、自分のことも愛せるようになった。

これから社会に出る私。
きっと想像しているより大変なことも、悩むことも、疲れることもあると思う。
けれど、自分を愛せるようになった今の貴方なら大丈夫だと思うよ。
大丈夫じゃなくても、自分を愛せる道を進む意志を持ち続けることができればそれでいいと思うんだ。きっとそう。

1つ気を付けるならば。
キャラを作ろう、とか早く馴染めるようたくさん行動しよう、とか
無理して等身大の自分から遠ざかっていくことかな。
最初から自分を営業しなくても、ゆっくり自分のペースでも案外なんとかなるものだよ。と、考えている。

お金と時間の使い方だけ慎重にね。

ゆっくり寝て、寝坊しないようにね。

メイク落とせない、お風呂入れない、電気をつけたまま寝ちゃうは私の3大鬱の入口だから、ちょっと無理してでも予防しよう。
あ、でも、長風呂は逆に目が覚めちゃうから次の日の朝に早起きして入るのはありだよ。

まだまだ人生は長いし、逆にすぐ死んじゃうかもしれないし、本当にどうなるか分からないけれど一歩ずつ進み続けていこう。

私は私とずっと共にあるから。一生私は私の味方だから。

頑張れーーーーーーーーーーーーーー!!!




…なんてね。ちょっとセンチメンタルになった夜でした。


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