見出し画像

【SHIMOKITA COLLEGE】カレッジを経て米国名門リベラルアーツ・カレッジに合格!_カレッジ生活編

本記事はSHIMOKITA COLLEGEへの入居を検討されている大学生の方に向けた記事となります。実際に、SHIMOKITA COLLEGEに住む大学生へのインタビューを通して、カレッジでの暮らしや魅力を知っていただけたら嬉しいです。

また、SHIMOKITA COLLEGEのプログラムはこちらにまとめているので、ご興味ある方は是非ご覧ください!

お話を伺った川上さんについて

川上礼志郎(かわかみ れいしろう)
東京大学文科一類一年生。2022年の夏からアメリカのSwarthmore Collegeに進学予定。比較法学や社会学などの観点から「人の移住」について興味がある。2019年にHLABがPhilips Exeter Academyと提携して開催したサマースクールに参加していた。また、SHIMOKITA COLLEGEには2021年に高校生のモニター生として2週間参加し、2022年4月よりリモートキャンパス生としてカレッジに居住。

多様性への好奇心と海外大学への興味を胸にカレッジに

高校生の時にモニター生としてカレッジに入居していましたが、当時カレッジに住もうと思った理由を教えてください。

川上さん:モニター生の時は「人の多様性について自分で考えたい」と思っていました。部活や課外活動では人を支えたり、チームをひっぱるような立場を多く経験してきました。その中で、どこか上手くできていない、メンバーと上手く繋がれていないという感覚があったため「人の考えや行動はどうやって生まれるのだろうか」について考えたいと思うようになりました。

それを実感できる場所を考えた時に、濃い時間を多様な人と共に過ごせるカレッジが思いつきました。人の違いや多様性に関してアプローチするきっかけを得ることができるのではないかという想いからカレッジに入りたいと思いました。また、海外大学についてだけでなく、海外大学に進学した先輩についても知りたいと思っていたので応募しました。

僕はHLAB×Exeterの後もHLAB Conversationなどにいくつか参加していて、HLABの学びの場にすごく共感していました。HLABに対しての信頼があり、HLABに来れば変わることができるかもしれないと思い、カレッジに入居する際に後押しになりました。

高校生の時にカレッジに住んでみて、どのような学びや体験がありましたか?

川上さん:人の多様性に関する自分の理解が深まりました。

インタビューワークや普段の日常を通してカレッジ生それぞれと繋がることができたと思います。カレッジという多様な人が集まる中で色々な人の経験や考え方が違い、さらにその経験や考え方が価値観やこれからの行動に結びついていることを肌で感じました。個人の内面の多様性であったり、経験や価値観が持つ力に気づくことができました。

それがチームで動くときの見方に大きな影響を与えてくれました。80〜90人ほど所属するサッカー部で副部長を務めたとき、全員と話すことはできなくてもなるべく部員一人一人と話すことを心がける様になりました。その結果、部員それぞれが抱えている悩みや想いが可視化されて、より効果的にコミュニケーションをとれるようになりました。

また、社会課題に関する講座を学校で行っていた時に、数字やデスクリサーチではわからないところが人の内面に存在しているとより感じるようになりました。社会課題に取り組む時に、なるべく当事者やその社会問題に取り組んでいる人に話を聞く重要性を学びました。また、実際に学校で座談会のようなイベントを開催したり、様々な行動の始まりになりました。

カレッジ生活を経て海外大学受験を決意

カレッジ生活を経て海外大学受験に影響はありましたか?

川上さん:モチベーションの面で言うと、先輩に対する憧れが強くなりました。今までSNSでしか繋がっていなかった人たちが目の前にいることで実感を持って「こういう人になりたい」と思うようになりました。

出願の※コモンアプリケーションのエッセイではカレッジで過ごした2週間とその期間中、どのような変化があったかについて書きました。特にインタビューワークを通して人に関する内面的な違いや個人の経験・価値観の力を学んでその後の活動に活かすことができたことを説明しました。

僕は将来、包摂的な社会を実現するために社会において異なる立場や場所にいる人たちの声を聞きたいと考えています。思い込みや見えていなかった一面が人と繋がることで見えてくると思ったため、それを大学でも続けることによって包摂的な社会の実現に繋がると書きました。

僕自身、色々な国に移ってきたため、人の内面的な違いや対話に関心が向いたと思います。ロシアに住んでいた頃のお手伝いさんは旧ソ連の移民だったり、高校時に留学したカナダの現地校でも多様なバックグラウンドを持つ人たちの中で育ってきたということも影響したと思います。

※コモンアプリケーション(Common Application)は各出願校に提出する共通の願書。

受験の学校選び、出願校などにおいてカレッジの生活は影響ありましたか?

川上さん:意外と「これ!」といった様に学校が絞られてたわけでもなく、その環境に踏み出すことに意味があると感じていました。

カレッジでの生活を通してある特定の大学に行きたいというよりも、人間的に成長できることが大事だと感じるようになりました。カレッジでの生活を通して「こういうふうに成長したい」と思える様な人たちに会えたと思っています。「こういう人間になりたい」と思えたからこそ熱意をもって受験に取り組むことができたと思います。

エネルギー溢れるカレッジでカレッジ生と話し、選択したい

なぜ大学生になってカレッジに戻ってきたのですか?

川上さん:やっぱりカレッジはエネルギーがある場所で、僕自身モチベーションをもらうことが多いからです。モチベーションのエネルギーのもとなる資源を色んな方が持っていると感じていて、それを自分がもらって燃やして、エネルギーをもらっていけるような場所だと捉えています。

高校を卒業して、自分が思っていた主体性は枠組みの中での主体性であって、あくまで受動的だということに気づきました。授業もなくなって、自分に選択できる段階になってどこでそのような選択をしていきたいか考えた時に、家族や大学の友達の他に、カレッジでカレッジ生と話して且つ自分でも選択肢を吟味する時間を作って考えたいと思いました。

どこで物事の選択をしたいかと考えた時にやっぱりカレッジが思い浮かびました。多様な経験をしている先輩や同級生や後輩がいて、彼らに話を聞かせてもらい、また聞いてもらう体験の中で色々なアイデアが言語化されていくと思いました。

あとはカレッジの文化ですかね。
長い時間一緒にいる共同生活という面と、その共同生活を大事にしようとするみんなの想いがあること。そのような環境で話したり、相談したり、壁打ちさせてもらう場所があれば自分がこれからどうなるかを探していくために良いと思いました。そのような選択の中心をカレッジにしたいという思いがありました。

カレッジは迷いを解決していける方向に進めるような場所

高校生の時と今のカレッジにおいて共通している文化は感じますか?

川上さん:今も高校生の時もカレッジ生の人を思いやる力はすごく感じています。去年は2週間しかいなかったのでリフレクションにも殆ど参加していませんでした。※Diversity & Inclusion セッション(以下省略:D&Iセッション)を担当した先輩がいて、すごい熱量でみんなが真剣に話を聞いていたのが僕にとって印象的でした。僕もその先輩たちの様になりたいと思った経験から、実際に今カレッジに戻ってきてD&Iセッションを担当しています。

今のカレッジでも自分の生活を大事にしたい人もいれば周りの生活をよりよくしたいと想う繊細な共感性や想像力を持っているカレッジ生は多いと思います。そういう環境だからこそ、周りに自分の頑張りが気づいてもらえるし、自分も周りに気づかなきゃという気持ちになりますし、やる気をもらえます。

※Diversity & Inclusion セッションはカレッジ生全員に行うオリエンテーションプログラムの1つ。主にコミュニケーションの取り方や多様性について話し合う。

どんな高校生におすすめしますか?

川上さん:インプットが欲しい高校生とか、何かに迷っている高校生ですかね。インプットが欲しいと周りの環境によりオープンになれると思います。自分が悩みや迷いを解決したいと思っていたら、助けてくれる人がカレッジにはたくさんいるので、その人たちにアプローチするのも1つだと思います。カレッジは「どうにかしたい」と思っている人にとって意識的でも無意識的でもその迷いを解決していける方向に進めるような場所なのではないかと思います。

僕自身、高校生の時は多様性についてもわからないし、大学受験もどうしたらいいのか、選択においての迷いがありました。自分が暮らしていく形をどうしたらいいんだろうと迷っている時にカレッジにきて相談させてもらいました。カレッジにはそのような機会がたくさんあるので、それを取れるような学生は向いていると思います。

カレッジに住もうと検討している高校生や保護者に一言!

川上さん:行動を起こして、成功したら勝ち。上手くいかなかったら引き分け。

僕はチャレンジをすることが大事だと思っています。カレッジは外側から何をしているかは意外とわからない場所かもしれませんが、何かやりたいと思う気持ちがあれば一度足を踏み出してみて挑戦することができる場所だと思います。是非高校生にこの環境を活かして欲しいと思います。

ご協力ありがとうございました!

川上さんの写真

・・・

現在SHIMOKITA COLLEGEでは高校生を対象とした3ヶ月のボーディングプログラム3期生となる参加者を募集しています。参加者は高校に通いながらSHIMOKITA COLLEGEで暮らす大学生・社会人のカレッジ生とともに過ごすことで進路についての気づきやリーダーシップを養います。募集に伴い、説明会や内覧会も実施しておりますので、詳細は、こちらをご覧ください。

また、SHIMOKITA COLLEGEでの普段の様子をInstagramにてご紹介しております。ぜひ、ご覧ください。


HLABと一緒に「多様な人々が共に住みながら学び合う」環境をつくっていきませんか?小さなサポートから、新しい時代の教育を!