催眠が使えることの効用
私は催眠が使えるようになって、その過程での経験や関連する知識が仕事に役立っています。しかし、催眠が使えること自体からは特別な効果みたいなものは得られていません。
催眠術を商品として扱っている人は、催眠術を覚えれば、恋愛、ビジネス、人間関係が上手くいくみたいなことをいいます。私は催眠術自体で人間関係が上手くいった実感はありません。飲み会で催眠を披露したこともありますが、一瞬は盛り上がるけど、その後は変な人みたいな目で見られたからしなくなりました。
私は催眠術で恋愛が上手くいったこともありません。「あなたは私を好きになる」みたいなことを暗示するのは効果がありません。相手を口説くときに暗示みたいなことを考えなくもないですが、それが強力に作用したかといえば、そうでもありません。そんな小手先のことよりも、相手のことを考えて誠実に向き合うことの方が大事な気がします。
職種によるのかもしれませんが、私は催眠術でビジネス（仕事）が上手くいったこともありません。そもそも、催眠術を使って商品を売るってことが催眠をビジネスに応用するということなんでしょうか。それは、商品が欲しくない人を騙すってことにならないのでしょうか。催眠術で欲しくないものを買わせたとして、後から気づかれたら信用を失いそうです。商品が売れれば信用は要らないってことなのでしょうか。
私は催眠が使えるますが、催眠術を売っている人がいう、「催眠は恋愛、ビジネス、人間関係で使える」みたいな宣伝文句に実感を持てていません。冷静に見れば、これは相手のコンプレックスを刺激して売りつける、よくある手口なんだと思います。
催眠術が使えるようになったって、そんな簡単に薔薇色の人生にはなりません。そもそも、催眠術で恋愛もビジネスも成功するなら、催眠を教えてるその人は、催眠術を教える商売をしなくても、他のことで大成功して億万長者になってるはずです。
催眠は、過大に評価される傾向があります。催眠は万能ではありません。それを知った上で催眠を学ぶことによって、人の行動について理解するきっかけになると思います。
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