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遠くもないけど近くもない福岡と大阪|博多幸福論#046

九州を遊び尽くしたゴールデンウィークが終わり、少しだけ福岡の自宅で休んだ後は弾丸大阪の旅へ
ちょうど一年前、大阪から福岡へ引っ越してくる時はとても軽い気持ちだった。10年いた大阪には何人かの最高な友人もいて離れるのが寂しい気持ちもあったけれど、まぁまぁ近いんだから行きたくなったら、会いたくなったらすぐに行けるでしょうと思ってた。でも実際に引っ越してしまうと、そこでの生活に追われてなかなか大阪に遊びに行けていなかった。大阪よりもまだ行ったことのない九州各地を早く見てみたい気持ちもあった。

気づけば福岡に来て一年近くが経っていて、「大阪行きたいなぁ・・」という気持ちがむくむくと出てきたところに、友人からの転勤の連絡あり。
大阪から東京に引っ越すという。
東京に引っ越してしまったら、大阪にいるときよりももっと会いにくくなってしまう。引っ越してしまう前に会いに行かないと。
そんなきっかけをもらって、娘とふたりで一年ぶりの大阪に行ってきた。

無加工なのに隅々まで完全に新世界だ

娘が新幹線で飽きてしまわないように分厚いクイズ本を持って出発。
とにかく新幹線で「まだー?」と言われるのが辛いの。思えば娘とこんな小旅行は実家を除いて初めてかもしれない。重たいスーツケースと娘と娘の荷物に少し緊張する。

なんとか娘の機嫌を保ったまま新大阪に到着し、新幹線を降りるとぷわんといいにおいが鼻に入ってくる。大阪のにおいだーーー!!
においを嗅ぐといろいろな思い出が蘇る。
福岡もいいけど、大阪もいいんだよなぁ。

てんしばで子どもたちを遊ばせたり、住んでたころ通ってたお店に行ったりしたら二泊三日の滞在時間はあっという間に過ぎていった。ほとんどただただお酒を飲みながらしゃべっていただけなのに、ものすごい充足感。
トモダチがいるっていいね・・。

福岡でも誰かと仲良くなれたらもっと楽しいのかなと思うこともあるけど、トモダチは無理に作ろうとしないと決めている。
私の人生では、トモダチは必ず偶然の出会いから始まってきたから。


軽い二日酔いを引きずりながら、最終日は京都で締めくくり
行ってみたはいいものの、やっぱり京都って未就学児には難しかったかな。。

歩き疲れ飽き始めている娘に「何が食べたい?」と友人が聞いてくれた。
「ピザが食べたい!」と娘。
「大人だけだったら京都でピザ食べようなんて思わなかったから新鮮ー!」と友人。
未就学児の言うことまでたくさん聞いてもらって、しかも一緒に楽しんでくれて感謝しかない。

写真はあまりいけてないけど、このピザが最高に美味しかった。
合わせて注文したランブルスコもグビグビすすんで目がすわる大人たち。
「あれ、、何時に京都出たら新幹線間に合うんだっけ?」と何度も言いながらまた忘れる。あぁ京都に泊まりたい。

20代の頃はとにかく外へ外へ行きたいと思っていた。
一週間の休みがあったら絶対海外に行きたい!と。

潮目が変わったのはコロナ禍。
海外行けないなら国内で行ったことないところに行こうと思い、行ってみれば日本にはまだ私の知らない素敵な街がたくさんあることを知った。

もっと言ってしまえば、最後は親や友人がいればそれが私の場所だと心の底から思えるようになった。

もちろん、まだまだ知らない景色をみたいと思っている。
海外にもたくさん行きたいと思っている。

だけどどこにも行かなくたって、遠くに行って自分を探さなくたって、ちゃんと自分とまわりの人たちがここに確かにいることを実感できるようになってきた。

とか言って、またすぐにどこか行きたいと言う気もするけれど。

射手座なので。


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