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大学進学と同時にすぐ地元を出た私が、この夏Uターン転職した話

学生時代は地元志向の真逆をいっていた私がこの夏、
自分的にはおっかなびっくりのUターン転職をしましたので
思ったことや感じたことをまとめていこうと思います。
これから地元に戻ろうかな、と考えている方がいれば
少しでも参考になれば幸いです。

1.基本情報

現在、北陸専門の転職エージェントとして
働いている、もぐと言います。
私は、
・富山県で生まれ育ち、
・大学で関西へ進出し(進出?)、
・就職で東京に進出し(全国転勤有のところ)、
・配属先の関東某所で約3年間あくせく働き、
・社会人4年目のタイミングでUターン転職しました。

会社自体は富山県のお隣、石川県にあるのですが
フルリモート勤務なので普段はほとんど実家でお仕事をしています。

高校卒業まで自分の地元が何となく好きになれなかった私が
Uターン転職で地元に戻ってきてみて、
実際どうかということを書きたいなと思います。

2.Uターン転職のきっかけ

社会人3年目も終盤に差し掛かり、
そうだ!転職しよう!
と思った私は(実際にはこんな軽い勢いではなかったのですが)、
色んな転職エージェントに相談をしていました。
(その時はまさかこの後自分が転職エージェントになるとは夢にも思わず…人生ってすごい…)

その中の選択肢に、地元である北陸も”一応”含んではいたのですが
大学進学ですぐに出た地元に住むイメージが湧かず
やっぱり東京かな~、とうっすら思っていました。

高校生までの私は
地元のいいところになんて目も向けず、
都会と比べてあれこれと住みにくい理由を探しては
それぞれに対して細かく不満を持っていました。
大学で都会に出てからも地元を比べては、
勝手に悲しい気持ちになったり、
足りないものばかりに不満を言ったりしていました。
お察しの通り、総じて地元に失礼なやつだったのです

そんな中で転機は今年の春でした。
前職を退社する前にしばらく有給消化で実家で暮らしていたのですが、
その際に改めて地元で生活してみて、
歩けば意外と色んな景色が見れること
自転車や車を使えばもっと視野が広がること
個人の小さなお店も増えていること
面白い人たちが面白い取り組みも始めていること
(あとまあ一番は、家族と近くにいれる安心感)
等に気づき、
なかなか地元もいいじゃんと思い始めました。(まだちょっと失礼)

あとは何より、子供のころは不満だった自然風景が
大人になると染みるのですよね~…

そんな中で今の会社からご縁を頂き、
Uターン転職をすることとなったのです。

大学のころ地域活性の興味があり、他県の事例ばかり見ていましたが
灯台下暗しで、地元にも魅力がたくさんあるのだと
この時期に遅ればせながら気が付きました。
今まではその魅力に気付こうともせず
不満を持った中では良さが目に入ってこないのは当然だと思いました。

あと個人的には、「帰省で実家に短期間滞在する」過ごしやすさと、
「Uターンして長期的に地元で生活する」過ごしやすさは
後者の方が圧倒的に過ごしやすいと思います。
これについては色々理由を考えているのですが
長くなりそうなので別の機会に…(これだけで一本書けそう…)

3.地元Uターンのメリット・デメリット

メリット
家族が近くにいる安心感(特に災害の時とか)
方言で話せる(どうしても方言じゃない言葉で話すとちょっとニュアンスずれることありませんか?地元だとその懸念ゼロです)
新鮮な気持ちで地元の良さを感じられる(数年いなかっただけでも割と様子が変わっていたりしていて、一回外に出ることで新鮮な気持ちで地元の良さが感じられると思います)
初めて会う人でも大体の地元が分かったりする。親近感が持てる。
地元あるあるはけっこう大人になってからも盛り上がる

デメリット
地元の諸事情が聞きたくなくても色々と耳に入ってくる(誰と誰が結婚したとか、誰が引っ越したとか。田舎あるある)
となると当然、自分の諸事情も吸い上げられそうになる(阻止中)

4.まとめ

大学生になって地元を出た頃、
私は誰に言われたわけでもなく勝手に
「地元に戻ったら負けだ」という思考に囚われていました。
(今思えば絶対にそんなことはないですよ、と念のため言っておきます)
一度都会に出たくせに地元に戻るなんてと言われたらどうしよう。
甘えだと笑われたらどうしよう。
と、勝手に自分が作り出した幻想とずっと戦っていた気がします
しかもその幻想は時を経るにつれてどんどん手ごわくなっていくので
かなりの強敵なのでした。

しかし地元でしばらく過ごすうちに、
「そんなの直接言ってくる人なんていなくない?」
「仮にいたとしてもウチの生き方に関係なくない?
(急にギャル)
と急に気が付いたのです。

いま多くの人が自分らしい生き方を選択している中で
私はその大切さに気付くことができず
ずっと見えない何かと比べたり、戦ったり、張り合ったりしていた気がします。(急に哲学)
地元に残ることも、都会で就職することも、
それを経てまた地元に戻ることも、なにひとつ負けではないし
どの生き方も総じて尊くて当たり前なのですが
いつの間にか自分の狭い思い込みで凝り固まっていました。
今思うと本当に馬鹿みたいなのですが、
でも、誰しも自分自身が作った作り出した呪いや敵は
自分で折り合いつけるしかない
のかなあと考えている今日この頃です。
私にとっての仮想敵のひとつが、地元(とそこに帰ること)だったんだな~と思います。
現在和解済み。良かった。

ちょっと話が逸れてしまいましたが、
地元に戻ってみると意外と抵抗感なかったよ~
という私の個人的感想でした。

今はテレワークなどの新しい働き方も徐々に増えつつある中で、
地元へのUターンも選択しやすくなっているかと思います。

今回は大人になってから住んでみると意外と印象が変わるかも
という話でした。
最後まで読んでくださった方がいればありがとうございました~!

twitterでもこまめに呟いております

​長くならないようにというのを大前提にしていたのですが
また長くなってしまった………

それでは皆様よい時間をお過ごしください!

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