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2024年5月4日、弾き語りデビューします。「なぜいま?」その理由を解説

来る5月4日、人生初となる弾き語りライブを敢行します。会場はDOMA HACHIOJI。13時オープン、14時スタート、チケット1000円(特別価格)+1ドリンク。本番は約40分の予定です。


80年代中盤~90年代初頭にかけてのバンドブームのさなか、14歳でエレキギターを手に。高校時代にベースへ転向、お遊びでドラム、20代になってからはミュージシャンとしてプロデビューすることを夢見て過ごすという「バンド人間」でした。

最近は、サンバチームの打楽器隊で活動していますが、バンドもサンバも「集団芸」です。ベースも、サンバ打楽器も、ひとりでパフォーマンスを成立させるのが難しく、また、年齢を重ねるなかで足並みそろえて活動できる仲間を見つけるのも困難で、思うように音楽活動できない日々を過ごしていました。

それならば! ということで、自分一人でできることとして「弾き語り」に気持ちが傾くように。今回のライブ会場でもある行きつけのカフェ「DOMA」で、マスターの廣井さんから「今度何かライブやってよ」と言われても応えられず歯がゆい思いをしていたことも、「弾き語りをやれないかな」と思うきっかけでした。

しかしながら「俺にできるのか?」とウジウジ、「何を歌えばいいのだろう?」と悶々。時間だけがどんどん過ぎていきました。

そんななか、23年8月にドマで知久寿焼さんの弾き語りライブを見る機会がありました。バンドブーム当時、大人気だった「たま」のメンバー・知久さんの研ぎ澄まされた演奏は、感動的だったのはもちろん、私としては後頭部をギターでぶん殴られたかのような衝撃で、「あ、弾き語りやらなきゃダメだ」という気持ちに火が付くことに。

また、琉球唄三線の教室を開くべく、経験を積むためにとマンスリーライブを展開している妻・まちゃが、本番に向けて日々奮闘する姿からも刺激を受けました。

所属しているサンバチーム・サウーヂが、コロナ禍で中止が続いていた浅草サンバカーニバルに「私はサウーヂ」というテーマで出場したこともヒントに。不可抗力で停滞を余儀なくされたサンバチームが、復活を機に「私は他の何物でもない私である。自分の歩んできた道を誇り、進むべき道は自分で切り開くんだ」と方向性を定める様子に触れ、「俺も俺の音楽を追及しなきゃ」という思いが強まりました。

地元で活動しているアコースティックバンド「ASADO ASAKAWA」で、カバコ(ブラジルの弦楽器)と歌を担当させてもらい、以前よりも歌うのが楽しくなっていたことも、ためらいを振り切るパワーに。

ASADO ASAKAWAのレパートリーには、地元・八王子に縁がある曲がいくつかあります。その活動の中で実感した「地元愛」も、弾き語りの題材になりそうだと気付き、曲作りのきっかけもつかめました。ドマのマスターと雑談するなかで「八王子を流れる浅川に架かる『大和田橋』を題材にした曲を書いてみては?」と提案され、「大和田橋を渡る」という曲が書けたことも自信になりました。

2023年末に、DOMAの常連で楽器に覚えのある面々が集まる「DOMA MUSIC FESTIVAL」が開催され、作りかけの弾き語り曲を披露させていただいた際に、何人もの人から「良かったよ」と声をかけてもらえたのもありがたかったです。

そんなこんなの積み重ねがあり、「ためらっている場合じゃないな」という状況が生まれ、ついに弾き語りのライブをやってみる決心が固まった次第です。

歌うのは苦手です。アコースティックギターも、人生のなかで触れてきた時間はエレキギターやエレキベースに比べたら100000分の1以下です。でも、いまは弾き語りがやりたくて仕方がない! 新たに作った曲、昔作った曲、いま歌いたい有名曲のカバーなど織り交ぜて、単身マイクの前に立ちます!! 指が震えるかも、足がすくむかも、声がひっくり返るかも、何が起こるか分かりませんが、とにかくやってみます

5月4日の初ライブ後に、「澤井一弾き語りライブの今後を考えるシンポジウム」を開催します(自由参加)。ライブを見てくださった方と一緒に、これからの弾き語りライブをどうしていくべきかを語り合う時間にできれば。参加してくれた方には、何か一杯おごります。みんなで作ろう、澤井一ライブ! 

興味本位でOKですので、見に来ていただけるなら幸いです。


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