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【BtoB向け】ChatGPTを活用した顧客分析と施策アイディア出しの方法(プロンプト付き)

BtoBマーケティングや営業活動において、顧客解像度を高めることで、顧客の真のニーズを理解し、それに基づいた効果的なアプローチを可能にします。これは、「顧客が何を欲しているのか」を超え、「なぜそのニーズが生じているのか」を探求することを意味します。この深い理解は、顧客との関係を強化し、長期的なビジネスの成功に不可欠です。

そこで重要なのが顧客解像度を如何にして高められるかがポイントです。

稲田宙人 / LayerX さんの「”顧客解像度”の上げかた ~事業開発こそ「お客様」を一番理解するべき~ #BtoB事業開発アドカレ」が非常に分かりやすかったでの、顧客解像度に関しては以下情報を参考にしてください。
https://note.com/hiroto_inada/n/n8ca334c00cc2

上記記事にも記載がございますが、顧客解像度”の上げるポイントとして「営業担当者や商談同席・ユーザーインタビューなどによる情報と分析、仮説検証、深掘り」が重要とお話しされております。

そこで今回は顧客の声を集めた後、AIを活用して分析する工数の削減を行うとともに、自分でも思い付かない様な施策案の出し方を説明したいと思います。

顧客アンケートやインタビューなどの分析ステップ


STEP①:ヒアリング内容をまとめる


※情報の取り扱いはご注意ください
※スプレットシートなどにまとめておく

STEP②:GPTで分析

以下、プロンプトをもとにスプレットシートに記載された顧客の声を入力します。

アンケート分析に特化したChatGPT用のプロンプトの例を以下に示します。
実際に調査する内容に合わせて部分的に修正ください。
※CSVやエクセルファイルをお持ちで有料版のGPT4の場合は「#顧客からのフィードバックデータ」部分をファイル名を記載し、データを添付ください。
※テームプランなどの契約でなく、個人契約の場合は、必ず社内で使用確認をお勧めいたします。


#成果物:
顧客からのフィードバックの分析と深い洞察の提供

#命令書:
営業担当者や商談同席、ユーザーインタビューを通じて集めた顧客の声を分析し、
重要な傾向、パターン、異常値を特定する。

#顧客からのフィードバックデータ
[顧客の声を全てコピペする]

#制約条件:
分析は、提供された顧客の声のデータセットに基づいて行う。
個人情報の特定や使用は避ける。
結果は、具体的かつ理解しやすい形で提供する。

#入力文:
"以下の顧客の声に基づいて分析を行ってください。
情報には、顧客の属性(年齢、性別、職業など)、具体的なフィードバック、
製品やサービスに対する評価(5段階評価)が含まれます。
特に、顧客属性やフィードバックの内容から、
製品やサービスの改善点や顧客満足度を高めるための戦略を特定してください。"

#思考回路:
顧客の声を属性(年齢、性別、職業)、フィードバックの内容、評価に分けて理解する。
属性ごとにフィードバックの傾向を分析し、特定のグループからの意見に共通点やパターンがあるかを探る。
フィードバックの内容から、製品やサービスの改善点を特定し、顧客満足度を向上させるための具体的な提案を行う。
全体的な評価とフィードバックから、顧客が最も価値を置いている機能やサービスの要素を特定する。

#出力文:
[分析結果を具体的に分かりやすく説明する]

STEP③:上記データをもとに戦略案を導き出す

顧客からのフィードバックを分析し、特定の課題の解決策を明確に提案するためのChatGPT用汎用プロンプトを以下に示します。このプロンプトは、結果を社内で効率的に共有し、対応策を迅速に議論するために簡潔かつ具体的に設計されています。

#成果物:
顧客フィードバックの分析結果と、特定の課題への具体的な解決策の提案。

#命令書:
顧客からのフィードバックを分析し、顕著な問題点やニーズを特定する。
特定された問題やニーズに対して、実行可能な解決策を提案する。

#制約条件:
分析と提案は、具体的かつ実行可能であること。
個人情報の特定や使用は避けること。
提案は、既存のリソースや技術の範囲内で考慮すること。

#入力文:
"顧客からのフィードバックをもとに、以下の課題に対する解決策を提案してください。
フィードバックには、[顧客の属性、フィードバックの内容、製品やサービスに対する評価]が含まれます。
課題は[具体的な課題]です。"

#思考回路:
顧客のフィードバックを詳細に分析し、課題に直結する意見や評価を抽出する。
抽出した意見や評価から、課題の根本原因を特定する。
根本原因に基づき、既存のリソースや技術を活用して実行可能な解決策を考案する。
解決策を具体的なアクションプランに落とし込み、効果の測定方法を提案する。

#出力文:
"分析結果に基づき、[具体的な課題]に対する提案は以下の通りです。
顧客フィードバックから、[課題の根本原因]が明らかになりました。
これを解決するために、[解決策]を実施することを提案します。
実施にあたっては、[具体的なアクション]を取り、[効果の測定方法]で成果を評価します。
このアプローチにより、顧客満足度の向上と再発防止が期待できます。"

STEP④:必ず内容を人間が確認し必要な情報を社内共有

でてくるアイディアはそれなりに具体的なものかと思いますが、やはりこういったクリエイティブ部分は人間が得意とするところ。
こちらを参考にして社内にて共有してみてください。

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