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【Google 広告】キャンペーンタイプx広告表示オプションの利用可否対照表β

こんにちは、ギャプライズの樋爪です。

私の最近の悩みとして「キャンペーンタイプごとに利用できる広告表示オプションの種類が把握できない」というものがあります。

そこでタイトルの通り「キャンペーンタイプx広告表示オプションの利用可否対照表β」を個人的に作成していたのですが、「その対照表見せてください!」と反応もらえたので、noteにて外部公開してみたいと思います。お役に立てれば幸いです。

■はじめに①Google 広告のキャンペーンタイプとは

新規キャンペーンを作成する時に、選択できるこれです。この中でどれを選択したかによって、利用できる広告表示オプションが異なります。

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■はじめに②広告表示オプションとは

広告のタイトルと説明文の下に表示される部分が広告表示オプションと呼ばれるものです。広告が大きく表示されてより多くの情報を盛り込めるので「クリック率が高まる」「ユーザーの利便性が高まる」といったメリットがあります。

りんく

上記画像は左から「サイトリンク表示オプション」「電話番号表示オプション」「住所表示オプション」の参考画像になります。

■本題①キャンペーンxオプション項目の利用可否対照表

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【キャンペーン】x【広告表示オプション】の組み合わせによって利用できる広告表示オプションに制限があります。そのため、対照表にして一覧化をしてみました。
○=利用可能、x=利用不可

※2021年4月作成
※私の把握している限りの情報を表にしていますが、記載に誤りを発見した場合は、お手数ですが私宛に(@yasuyuki_ad)にご連絡頂ければ幸いです。

■本題②検索広告は基本すべての広告表示オプションが利用できる

検索広告においていは、主要な以下の12種類の広告表示オプションはすべて利用可能です。

・構造化スニペット表示オプション
・コールアウト表示オプション
・価格表示オプション
・電話番号表示オプション
・アプリリンク表示オプション
・販売者評価表示オプション
・画像表示オプション※
・プロモーション表示オプション
・サイトリンク表示オプション
・住所表示オプション
・アフィリエイト住所表示オプション
・リードフォーム表示オプション

※2021年5月時点で、画像表示オプションは現在β機能で一部のアカウントでしか利用できません。

■本題③検索広告以外でも利用可能な広告表示オプション

検索広告以外のキャンペーンタイプの場合、利用できる広告表示オプションはかなり限られます。下記4つの広告表示オプションに関しては、検索広告以外のキャンペーンタイプでも一部利用可能です。黄色箇所が該当します。

・サイトリンク表示オプション
・住所表示オプション
・アフィリエイト住所表示オプション
・リードフォーム表示オプション

555キャプチャ - コピー

上記画像内の黄色箇所が該当しますが、小さくて見にくいですね。
以下の画像にて黄色箇所を拡大してみました。

画像8

※ファインド広告は一般的な広告表示オプションとは設定方法が異なるため注意が必要です。

本題は以上になります。蛇足とはなってしまいますが、広告表示オプションに関連するいくつかの豆知識を記載しておきます。

■蛇足①広告表示オプションはすべて設定を検討する

設定できない明確な理由がある場合を除いて、基本的には全部設定を検討するのがよいでしょう。「とりあえず全ての広告表示オプションを設定したほうが良い」と言われる背景として、設定の有無自体が広告ランクのトリガーとして影響あたえるとされています。以下Google 広告ヘルプページ引用の「⑥」にそれを補強する記述があるので転載しておきます。

広告ランクの6つの決定要素
①入札単価、
②オークション時の広告の品質(推定クリック率、広告の関連性、ランディング ページの利便性など)、
③広告ランクの下限値、
④オークションにおける競争力、
⑤ユーザーが検索に至った背景(ユーザーの所在地、デバイス、検索時間、検索語句の性質、ページに表示されるその他の広告と検索結果、その他のユーザー シグナルと属性)、
⑥および広告表示オプションなどの広告フォーマットの見込み効果を使って算出します。

引用:Google 広告ヘルプ「広告の掲載順位とランクの仕組み」

■蛇足②広告表示オプションの3つの表示条件

・条件1 広告ランク
・条件2 Google 検索結果ページにおける広告の掲載順位
・条件3 有効になっている他の広告表示オプション

※条件1~3に関するGoogle 広告ヘルプページの記載抜粋します

広告ランクが一定以上の値でなければ、広告表示オプションは表示されません。よって、広告表示オプションを表示させるために、入札単価の引き上げや広告品質の改善が必要となることもあります。
広告表示オプションは、Google 検索結果上部の限られたスペースに表示されます。その際、掲載順位の高い広告が優先されます。掲載順位の低い広告の広告表示オプションが、掲載順位の高い広告のものより多く表示されることは通常ありません。
表示する広告表示オプションとフォーマットの組み合わせは、オークションごとに決定されます(通常は最も成果が良く、利便性が高くなるものが選ばれます)。

引用:Google 広告ヘルプ「広告表示オプションの表示条件」

■蛇足③広告表示オプションの掲載結果の確認方法

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ヘルプページにて「通常は最も成果が良く、利便性が高くなるものが選ばれます」と書かれています。

必ずしも表示が優先されやすい広告表示オプションが良いものではありません。しかし、表示回数が多い広告表示オプションは、多くのユーザーにとって利便性が高いとGoogleによって判断された広告表示オプションだと解釈もできるでしょう。

ただ、盲信するのではなく、実際に自分の目で確認した時に違和感があったり、クリック率が大きく乖離する場合は入れ替えたり削除したりといった対応は必要であると考えます。

■蛇足④広告表示オプションの設定自体は無料である

設定自体は無料(追加料金などは不要)ですが、クリックしてページ遷移すればクリックとして加算されて費用が発生します。

キャンペーンに広告表示オプションを追加しても費用はかかりませんが、広告がクリックされた場合には通常の費用が発生します(販売者評価表示オプションのクリックには費用が発生しません)。そのため、電話番号表示オプションから電話による問い合わせがあったり、アプリリンク表示オプションからアプリがダウンロードされたりした場合は、そのクリックに対して費用が発生します。Google 広告では 1 回の広告表示でカウントされるクリックは 2 回までで、それを超えても追加で料金が発生することはありません。

Google 広告ヘルプ 広告表示オプションについて

気になる点として「1回の広告表示でカウントされるクリックは2回まで」と記載があります。最大2回までクリックコストが発生します。特殊なケースなので、過度に気にする必要もないのですが、最大2回までクリックコストが発生するケースの一例を紹介します。

手順①ユーザーが広告をクリック(1回目)
手順②ブラウザの戻るボタンを押す 
手順③再度ユーザーが広告をクリック(2回目)

■おわりに

樋爪(@yasuyuki_ad)のTwitterでも日々業務を行う中で得た気付きをツイートしています。

少しでもこの記事がお役に立てたら、SNS等で拡散、いいね、フォローして頂けると、今後の記事執筆の励みになり非常に嬉しいです。それではまた。



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