お金持ちになるための方法を知りたければ「金持ち父さん貧乏父さん」がおススメ

 あなたは、これからお金持ちになりたいとか、会社勤めをしていてもなかなか稼げない、貯金が貯まらなくて少しでも不安を感じたことはありませんか?
 
 「金持ち父さん貧乏父さん」は、投資や不動産などで大成功をおさめた「ロバート・キヨサキ」が実体験に基づいて書いた本であり、2000万部を売り上げるベストセラーになったものです。

 会社勤めだけではお金持ちになれないどころか貧乏になると書いてあります。
 しかし、お金に対する知識を身につけ、考え方を変えれば誰でもお金持ちになれると書いてあります。
 
 これから、本書を通してお金持ちになるための方法を伝えたいと思います。

1 主な登場人物 

 本書の登場人物は「金持ち父さん」、「貧乏父さん」、そして主人公「ロバート」です。それぞれについて説明します。
 
 「金持ち父さん」とは主人公「ロバート」の友人であるマイクの父親であります。
 学歴は大学はおろか、高校までもがまともに卒業してない人でした。
 しかし、お金には全く困っていませんでした。
 
 「貧乏父さん」とは、この本の主人公ロバートの実の父であります。
 有名大学に進学した後、4年で卒業するところをわずか2年で卒業し、後に博士号をも取得する人でした。
 その後も、普通の会社に勤め何不自由のない生活をしていました。決してお金には困っていませんでした。
 
 主人公ロバートは、「貧乏父さん」の息子であり、「金持ち父さん」と「貧乏父さん」の両方からお金に関して学びます。
 そして、この二人はお金に対する考え方が全く異なることに気づきます。どちらのお金に対する考え方を学ぶべきか、真剣に考えるようになります。

 

2 「金持ち父さん」のお金の考え方は、資産を生み出すこと

「金持ち父さん」は主人公ロバートに以下のことを教えました。
 
・どうすれば物を買うお金ができるのか、考えること。
・一生懸命勉強して、会社を買うことを考えること。
・リスクを取ることを学ぶこと。
・自分で仕事を生み出すビジネスプランと投資プラン。
 
 ということを教えました。
 
 「金持ち父さん」のお金に対する考え方は以下の通りです。
 
・お金持ちなのは子供がいるから。
・食事の時にお金の話をすることはどんどん推奨した。
・税金は働く人を罰し、働かない人を楽させる。
 
 という考え方です。

3 「貧乏父さん」のお金の考え方は、資産をつくること

「貧乏父さん」の主人公ロバートに以下のことを教えました。
 
 ・税金をたくさん払って貧しい人を助けるべきである。
 ・一生懸命勉強して、いい会社へ勤めることを勧めた。
 ・食事の時はお金の話を禁じた。
 ・福利厚生のしっかりしたよい会社に就職することを勧めた。
 ・履歴書の書き方。
 
 ということを教えました。
 
 「貧乏父さん」のお金に対する考え方は以下の通りです。
 
 ・家や自動車は資産である。
 ・お金持ちにはなれない。お金には興味がない。
 ・私が貧しいのは子供がいるから。
 ・お金がないのが諸悪の根源である。
 
 という考え方です。

4 主人公ロバートは、「金持ち父さん」からお金の知識を学ぶ

 主人公ロバートは9歳の時、「金持ち父さん」か「貧乏父さん」のどちらからお金のことを学ぶべきか考えました。
 
 選んだのは、「金持ち父さん」でした。
 
 9歳~39歳までお金の知識を学びました。
 
 そして、39歳の時、「金持ち父さん」はもうお金について教えることはもうないと言い、その後何も教えませんでした。
 
 結果、主人公ロバートはお金持ちになりました。
 
 次に、「金持ち父さん」によるお金持ちになる方法を伝えていきます。
 

5 「金持ち父さん」による金持ちになる方法 その①

   

「ラットレース」から抜け出す。


多くの人はお金がなくなりたくないがために、朝同じ時間に出勤して8時間かそれ以上働く日々を繰り返してます。
 
 恐怖や欲望といった感情に動かされるままに高い収入や安定した仕事を求めるのは危険であると言っています。
 
 お金のために働き続けて、恐怖に怯えながらお金に振り回される人生は残酷であると言っています。
 
 この「お金の奴隷」から脱却するために、金持ち父さんから主人公ロバートはお金に関して学びます。
 
 これが「ラットレース」から抜け出すということです。
 
 この恐怖や欲望を増大させるのがお金に対する無知であり、学校でほとんどの人が習うことのないお金のことについて詳しく知ることの重要性、そして頭を使ってお金を生み出すことの大切さについても触れています。

6 「金持ち父さん」による金持ちになる方法 その②

キャッシュフロー(お金の流れ)の読み方を学ぶ。

「金持ち父さん」は資産と負債の違いを知ることが重要だと言っています。
 
 貧乏人の資産とは、「仕事での収入で家や自動車を買うこと」と言っていますが、金持ちの資産とは、得た収入を投資などに回してお金を増やすことであると言っています。
 
 「家」や「自動車」を購入すると、資産を得たように思います。
 
 しかし、購入した時に「ローン」がかかります。その「ローン」が、金持ち父さんは負債だと言っています。
 
 ですので、「家」や「自動車」を購入することは負債と言っています。
  家賃などで得る収入を、本当の資産と言っています。
 
これが「金持ち父さん」が言うキャッシュフローです。

7 「金持ち父さん」による金持ちになる方法 その③


資産運用をして不労所得をつくる。


 「お金持ち父さん」は資産運用して、資産を増やす努力をするべきだと言っています。
 
 何もしなくても所得を得ることを不労所得といいます。
 
 すなわち、自分のビジネスを持つべきと言っています。
 自分のビジネスとは以下のことです。
 
   ・会社経営する。
 
   ・不動産ビジネスをする。
 
   ・株の売買をする。
 
   ・債券を買う。
 
   ・音楽、書籍などの著作権・特許権を得る。
 
   ・その他価値のあるもの、収入を生み出す出すもの、市場価値のある   
    物品などにお金を費やす。
 
 これが、「金持ち父さん」のいう資産であり、ビジネスでもあります。

8 「金持ち父さん」による金持ちになる方法 その④

お金持ちの最大の武器は節税

 「お金持ち父さん」は「税金こそ最大の支出だ!」と言っています。
 
 お金についての知識が豊富な金持ちはどのような方法を使えば節税できるか、ということも知っています。
  
 「貧乏父さん」は「税金はきちんと納めないといけない。」と言っています。
 
 しかし、「金持ち父さん」は税金は法律の範囲内で納めるもの。無駄な税金は納める必要はない、貧乏人のためのものと言っています。
 
 
 
 会社をつくって節税した方がよいと言っています。会社をつくると一部の支出は経費で落とせます。稼いだお金を使って最後に税金を納めることで、個人の資産をコントロールできるからです。
 
 このような節税方法は金持ち貧乏人関わりなく利用できるものなのに、利用しているのは大抵金持ちだけです。なぜなら、金持ち父さんは自分のビジネスのことを第一に考えているからです。

9 「金持ち父さん」による金持ちになる方法 その⑤

ファイナンシャルインテリジェンス(お金の知性)を学ぶ。 

 「金持ち父さん」は、お金に関するあらゆることを知り、お金に対する考え方を正しくすることが大切であると言っています。
 
 稼ぎ方、守り方を覚えて運用していきます。
 
 いくらお金を作れるかではなく、自分の手元にいくらお金をおいておくことができるか、またそのお金をどれくらい効率的に働かせることができるか、何世代にわたって維持してくことができるかが大事であると言っています。
 
 会計カ、投資カ、市場理解カ、法律カの4つのバランスが大事です。学ぶだけではなくて実際に行動し、失敗を恐れないことです。
 

10 おわりに

 「金持ち父さん貧乏父さん」では、お金持ちになるにはお金の知識やお金の流れの読み方、不労所得や節税などを行うことにより、お金持ちになれると書いています。また、このお金持ちになる方法は決して学校では教えてはくれません。

 しかし、必ずしもお金持ちになれるとは限りません。

 そこにはリスクがあります。

 そのリスクを背負うこともお金持ちになる方法であると本書には書いてあります。

 お金持ちになりたい人、会社勤めはしたくはない人、黙っててもお金が手に入れることにあこがれをもっている人には、ぜひ読んでほしい一冊です。


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