「無意識」から「意識」へ
人種差別
私は正直そこまでその問題の深刻さがわかっていなかった。だって、身近で人種差別を感じなかったから、、、ただ、洋画でも描かれていたけど映画の中の話だからと流していた。無意識に。
でも、SNSでとある動画が流れてきた。
それが、今問題になっているジョージフロイドさんの死の動画である。
もう意味がわからなかった。ただただ、衝撃的だった。これが現実なの?
アメリカでの黒人差別は昔から根強くあり、今回の事件はSNSを通して拡散され、多くの人の怒りをかい、抗議やデモが各地で起こっているという。”黒人だから”という理由だけで、何もしていない人が危険にさらされる。
ただ、差別問題ってそう簡単になくなるものじゃない。むしろ、完全になくなることはないと私は思う。もはや、アメリカでは黒人差別は当たり前のように起きていて、きっと当たり前のことだからと無意識に見逃していたことも多くあっただろう。
いじめ問題だってそうだ。いじめている本人はいじめているという自覚はない。周りの人も関わりたくないから、見て見ぬ振りをする。そして、自殺まで追い込まれていく。
SNSの誹謗中傷だって、何か事件が起きるまで話題にもなっていなかった。ずっと見て見ぬ振りだ。意識しようとしない。
ただ、今まで意識していなかった大勢の人が意識しだすその瞬間が問題を減らすことのできる瞬間なのかもしれない。
そして、意識的に自身の意見をはっきり伝え、発信していくことが大切なのである。
ある日、外国と日本のハーフである友人が「私、もっと色んな色のストッキングを作りたい」といった。
カラーストッキングだってあるし、色んな色あるんじゃない?と思ったが「だって、ストッキングって肌色ばっかじゃない?黒人や白人だって日本に住んでいるのに肌色しか売っていないの不便なんだよなぁ」と。
肌色のストッキングが当たり前だと思っていたから衝撃的だったし、とても感動した。納得した。私には思いつきもしない考えだった。
肌色のストッキングが当たり前って無意識に思っていたなぁ。
無意識という枠組みの中に意識は存在しているのではないだろうか。
そして無意識にしている考えや行動で時には人を傷つけている可能性がある。私自身、この黒人差別問題は近頃意識し出した。
大勢の人が問題を意識し、問題を知ろうとし、向き合おうとすることが多くの差別問題を減らす一歩になる。そして今、日本でも話題になっている。
大勢の人の無意識から意識に変える手段として、一番効率的なのはメディアであり、そして、SNSだろう。
だからこそ、自分の考えを発信していきたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?