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GWに映画『あまろっく』

「ご実家ムービー」GWに最適

GW前半に実家に帰ったことは、以前書いた。
で、この『あまろっく』。
ポスターのコピーにもあるように≪ご実家ムービー≫だった。
実家の台所(キッチンではない)の感じがとてもいい。
玄関も実家感。

自分の部屋で、だらだらしている感じもも最高に実家。


最初に、タイトルの「あまろっく」とは、何かを説明してくれる。
「あまろっく」とは「尼ロック」で、尼崎閘門のこと。
いわゆるパナマ運河方式で、前後の扉を開閉することで水位調整をする閘門。
その説明が、ナレーションではなく、小学生の優子の作文発表として説明してくれる。
さらに優子の家族関係も説明する。
スマートで無駄がなく、さらにその閘門が活躍する展開というものいい。

優秀な優子は、自分ができるから他人にも求めるものが大きい。
正義感も強く、そして勉強して、京大に入り、東京へ出て就職。
賞をもらう成績だったが、まわりとうまくやっていけず、そんなことを理由にリストラ。

で、尼崎の実家に帰り、ニート生活。
優子は39歳。
ここから本格的に実家ムービーなのだけど、これは家族の映画だった。

「家族ムービー」に

母親を亡くし、しばらかく。
65歳の父親竜太郎は、20歳の早希と再婚する展開。
妙な3人の家族生活が始まる。

家族のあこがれていたのは、早希だった。
で、あることがあって、早希と優子のふたり暮らしが始まる。
赤の他人の女同士の生活。
家族の形もいろいろ。
乗り切らないといけないことも出てくる。

家族の形は、関係性が大切なんだけど、血も大切な要素。
血がつながっていると関係は簡単に切れない。

「親娘ムービー」へ

優子と竜太郎の親娘関係は、反面教師のように優子は育っていたのだが、血のつながりを感じるラスト。
優子の成長物語としてもいい作品だった。

言いにくいけれど、伝えなければならない大切なこと。
そういうことは、なにかのついでに、さらっと言ってしまえばいいんだと学んだ。
「~~おとうちゃん再婚します」は、笑った。
優子も同じ手を使う。
で、この映画で大切なセリフ「人生に起こることは何でも楽しまな!」。

人とのつながりって、やっぱり大切で、大人になってもコミュ障の私にとって、こんなふうになれればいいなと思わせてくれる作品だった。

2024.05.04-GO1


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