ゴイチ@内向的思考

子どものころから内向的で人見知り。日びの考えていること感じたことなどの記録です。 休日…

ゴイチ@内向的思考

子どものころから内向的で人見知り。日びの考えていること感じたことなどの記録です。 休日は映画館と書店。ほんとは、ベッドの上かテレビの前。 仕事はひとりでノベルティグッズの制作。ランサーズでライターを少し(別名)。 仕事の依頼があればうれしいです。 大阪市在住。男性。

最近の記事

映画『青春18×2 君へと続く道』 ~ 行動が時間を動かす

『青春18×2 君へと続く道』の視点 藤井道人監督の作品『青春18×2 君へと続く道』を見てきた。 満席だった。 自分の好きなゲームを作る仕事をしていたジミー。 その仕事を辞めたところから始まる。 なかなかモメて辞めたようだ。 実家に戻ったジミーは、ふとアミからの手紙を見つける。 アミと一緒にいた18年前のことを回想しながら、アミの故郷を訪ねるジミーの物語。 これは、過去の決別と再スタートの物語だと感じた。 ジミーの記憶の旅は、18年前にさかのぼる。 高校生のジミーが

    • 映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』〜楽しい時間が続けばいい?

      1984年に公開されたこの映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』。 押井守監督の出世作でもあり、根強いファンの多い作品である。 私も子どものころ見たが、初めて見たときは、あの発想についていけなかった。 それから何度か見て、押井守を知って、かなり経って改めてAmazonPrimeで鑑賞。 SFの定番のひとつであるタイムループもの。 いまの子どもならすんなり理解できるかもしれないが、初めて見たときの私は途中から「?」だった。 忘れていた。 『うる星やつら』は、ご

      • アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』~内向的な私には、ひとりの気持ちが少しわかる

        私のまわりの何人かが、この『びっち・ざ・ろっく!』のアニメを薦めてくれた。 それは私が、だいたい”ばっち”であることを知っているからか。 そうだとしたら、それは当たっている。 内向的で、人見知りな私は、だいたい“ぼっち”でいる。 結婚しても、子どもができても、なんか“ぼっち”でいる。 それが好きだし、そんなもんだとも思っている。 でも、このアニメで、ひとりでいることが好きなのと、“ぼっち”とは違うと言語化してくれた。 「たしかに!」と思った。 私はひとりでいることも好きだ

        • 映画『マリウポリの20日間』~真実を伝えること

          伝える仕事先日、自分の居場所がない少女ベニーの映画『システム・クラッシャー』について書いた。 キレやすく暴力的なベニーは、居場所がなかった。 もう少し俯瞰して、GWに見た『マリウポリの20日間』というドキュメンタリー映画のことを書いてみようと思う。 マリウポリの人たちは、住む場所がなくなり、生命が奪われていく。 ”マリウポリ”とは、ウクライナの都市。 2022年2月、この都市にロシア軍が侵攻してきた。 それを知って、AP通信の記者たちは現地に入った。 現地の現状を伝えるた

        映画『青春18×2 君へと続く道』 ~ 行動が時間を動かす

          映画『システム・クラッシャー』~ベニーの居場所

          「システム・クラッシャー」とはタイトルの「システム・クラッシャー」とは、あまりに乱暴で行く先々で問題を起こし、施設を転々とする制御不能で攻撃的な子どものことをいうらしい。 PCやAIまわりのハッカーやウイルス的なことではない。 https://eiga.com/movie/90725/ キレやすくて、狂暴で、どこも誰も手をつけられない状態になってしまった9才の少女ベニーが主人公。 どの施設もベニーの受け入れを断っている。 特に顔に触れられたら、トラウマが発動する。 自分

          映画『システム・クラッシャー』~ベニーの居場所

          何が幸福なのか

          相対的に幸せか前回、『科学的な適職』という本について書いた。 仕事は、幸福度が最大化できるかで決めるという内容。 幸せかどうかは、相対的なものなので、なかなか難しい。 前と比べてどうかとか、他人と比べてどうかとか。 そこでやっぱり前の自分と比べては、いまがいいと思いたいというバイアスがかかってしまう。 脳のバグなんだろうけど、そう思わないとやっていられない。 転職して、給料は減った。 けれど、精神的には楽になった。 辞めたい一心で退職し、たまたまの出会いで転職を決めたことだ

          『科学的な適職』という本

          転職と適職転職してもうすぐ2年になる。 大学を卒業して新卒で入社して、49歳で退職した。 前職は150人以上社員のいる中小企業であったが、いまは10名にも満たない社員。 東京の会社だが、私が在籍しているのは大阪オフィス。 で、大阪オフィスは私ひとり。 前職は、辞めたい一心で辞めた。 手に職があるわけではない。 自分のできることは、何もない。 永く詰めていたので、それなりにある業界には詳しかったのと、知合いが多かっただけ。 自分に向いているとかは関係なかった。 仕事が自分に適

          『科学的な適職』という本

          映画『バジーノイズ』と「解放」

          序盤のあらすじから「解放」マンションの管理人をしている清澄(川西拓実/JO1)。 仕事場でもあるマンションの1階に住んでいる。 誰ともかかわりをもたず、朝起きて管理人室へ入り出勤の報告をして、時間になれば退勤の連絡をする。 で、ひとり部屋で音楽制作をしている。 ときおりヘッドフォンを外して、スピーカーから音を出している。 当然、クレームがくる。 でも、そのもれている音楽をひとつ上の部屋に住んでいる潮(桜田ひより)は、好きだといってくれた。 清澄の部屋のベルを鳴らす潮。 そして

          映画『バジーノイズ』と「解放」

          『一汁一菜でよいという提案』という本

          一汁一菜という生き方著者の土井善晴は、関西弁でとても気さくな人という印象がある。 印象だけで書くが、土井善晴の父の土井勝は、とてもまじめで固かった。 それはほとんどテレビ番組『おかずのクッキング』の印象なのだが、土井勝から息子の善晴に変わって、なんか「いいかげん」なしゃべり方だなと思った。 それと共に気さくな感じがしたので、「いいかげん」は、本当の意味で「好い加減」だったのかもしれない。 ともかく、この『一汁一菜でよいという提案』は、料理本ではない。 和食を通じてのエッセイ

          『一汁一菜でよいという提案』という本

          GWに映画『あまろっく』

          「ご実家ムービー」GWに最適GW前半に実家に帰ったことは、以前書いた。 で、この『あまろっく』。 ポスターのコピーにもあるように≪ご実家ムービー≫だった。 実家の台所(キッチンではない)の感じがとてもいい。 玄関も実家感。 自分の部屋で、だらだらしている感じもも最高に実家。 最初に、タイトルの「あまろっく」とは、何かを説明してくれる。 「あまろっく」とは「尼ロック」で、尼崎閘門のこと。 いわゆるパナマ運河方式で、前後の扉を開閉することで水位調整をする閘門。 その説明が、ナ

          GWに映画『あまろっく』

          映画『異人たち』と過去と両親

          映画『異人たち』のことGWの休み前半に、実家に帰って両親にあった。 そのことは、前回書いた。 で、先日、映画『異人たち』を見てきた。 監督は、アンドリュー・ヘイ。 山田太一の小説を現代のロンドンを舞台に映画化した作品。 ロンドンのタワーマンションにひとりで住んでいる主人公アダム。 そこに同じタワマンに住んでいる男性ハリーが突然ウイスキーをもって訪れるという話。 脚本家のアダムは、30年前に両親を交通事故で亡くしたことを題材に作品を書いていた。 昔の写真を見ていると、懐かし

          映画『異人たち』と過去と両親

          GWに帰省~母親は少し弱っていた

          不安で眠れない母親前日の続き。 最近、母親は眠れない日が多いらしい。 週に3日ぐらいは、睡眠薬を飲んでいるといっていた。 血圧も高いらしく、これも血圧を下げる薬を飲んでいる。 ときどき、ドクンドクンと鼓動を感じるらしい。 気持ちの問題もあるかと思うが、眠れない理由のひとつは、はっきりしている。 が、とりあえずはここでは書かないことにする。 いろいろ不安なことがあるらしい。 いろんなことを考えて、不安になっている。 もっと自分のことだけを考えればいいのに、といってはみるが

          GWに帰省~母親は少し弱っていた

          GWの帰省で考える両親のこと~ドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』

          両親は後期高齢者になっていた今年のGWは前半と後半に分かれている。 で、私は前半に実家に帰ることにした。 用事がなければ、お盆と正月しか帰らないが、両親も高齢になったので顔を見にいく。 というか、顔を見せにいく。 それが親孝行だと思って、帰ることにした。 父は81歳になっていた。 母は後期高齢者になったというので、75歳か。 ふたりともよくしゃべるし、夫婦喧嘩もする。 変わってない。 身体は元気なので安心する。 ふたりとも頑固なところは、変わってない。 ドキュメンタリー

          GWの帰省で考える両親のこと~ドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』