一番驚いたのは実はソコ?(謎)「BUDDY DEADLOCK season2」|『…ただいま、読書中!』番外編#001

どうも、ぴよこ☆と申します。(ぺこり)

別の名前で1999年から(途中1年数ヵ月ほど中断いたしましたが…)2018年まで、BLの新刊情報(+初期の頃はBL本の感想)を扱ったメルマガを発行していたのですが。

家内制手工業(…)で細々と配信していただけなので、この文を偶然目にしてくれた方の中に当時の読者の方は…いないでしょうね…。(もしいらしたら、まさに奇跡)

執筆時間を捻出するのがむつかしくなったことと、自分が新刊情報を出さなくてもネットで調べればほしい情報が出てくるありがたい世の中になったこともあり、メルマガは休刊してしまいましたが、昔もいまも本は買い続けておりますし読み続けております。

実家を引っ越すときに作った本入りのダンボール箱の山は、引っ越しを終えて数年経ったいまでも、片づいておりません…。(ホント)

     *

――と、まぁ前置きという名の自己紹介は、このくらいにいたしまして。


今回ワタクシがご紹介いたしますのは、コチラ→

■ BUDDY DEADLOCK season2 / キャラ文庫(あ4-18) / 2020.04.30.
  英田サキ / 高階佑・ 絵 (刑事モノ)
  徳間書店 / ISBN978-4-19-900987-7 / C0174 / 630
   https://bookshelf.chara-info.net/chara-books/20526/


BL作家・英田サキ先生の代表作「DEADLOCK」シリーズの最新刊です。(2020年05月現在)

舞台はアメリカの刑務所――スリルとサスペンス満載の「DEADLOCK」。

「DEADLOCK season2」は、その後の物語になります。

シリーズの途中巻から読む方はまずいないと思われますが、一応この巻のみ読んでも対人関係はおおよそわかるのではないでしょうか。

ただ、主要登場人物が多いですし、彼らの過去の積み重ねがわかっていた方が断然おもしろいので、既刊を読んでおくことを強くおススメいたします。

英田先生ご自身が管理されているサイトに既刊紹介もございますので、詳細はソチラにお任せするとして。

[DEADLOCKシリーズ]
http://dlq.blog.jp/

このあと、ネタばれになりそうなコトにも少々触れますので、ニガテな方はココでブラウザをそっと閉じてくださいね。(以降は自己責任で)


――まず、表紙のふたりを見て、英田ファンならお気づきになられたと思われますが。

普通、BLをうたっている本の表紙に男性がふたり描かれていたら、大概その作品のメインカップルなのですが、…この本は違います。

刑事であるユウトと仕事上の新しい相棒であるキース――しかも、ふたりの視線はまったくかみ合っておりません。

(ちなみに、ユウトのお相手であるディックがどこにいるかと申しますと、カラー口絵にしっかり登場しておりますし、もちろん本文にも出てきますので、その点はご安心あれ)


今回はユウトとキースを軸にストーリーが展開していきます。

「DEADLOCK」シリーズですから、もちろん事件が起こるワケですが、表紙からも感じられるキースの素っ気なさが、ユウトを振り回します。

「BUDDY」というタイトルがユウトとキースを指すというのは間違いないことですが、それだけではありません。

ラストまで読み進めれば、別の意味についてもハッキリ作中で触れられております。

――が、そのふたつだけでもないな、とワタクシは思いました。

ユウトとおなじ職場で働くメンバーたちも、ふたりひと組で任に就いています。

また、ユウトを取り巻く主要登場人物(恋人たち)の関係性も、ソレでしょう。

そして、ユウトとディックの出逢いと強く結びつく、あの人物と…も…。(謎)


ひとはなぜ、そんな行動をとってしまうのか?

ひとつの事件を通じて、想いが複雑にからみ合っていきます。

やさしさと愚かさ、真実とウソ、正義と悪。

すべてが背中合わせ――やがて、物語はほろ苦い幕引きを迎えます。

その選択で本当によかったのか、誰もが心のなかでくり返す、禅問答。

答えが一番わからないのは、実は自分自身なのかもしれません。


ところで、カバーのそで部分にある著者のひとことによると。

一作めが14年前に発行されているということに触れられており、時が経つのは早いなぁとしみじみしたのですが、一番衝撃だったのは「作中では3年しか経っていない」コト!!!!!(驚)

マジか…、マジなのか…。(エンドレス)

ワタクシ、この衝撃を誰かと共有したくて、ここまで書き連ねたといっても過言ではありません…。(真顔)

     *

ツイッターは短文を書くのには向いてるのですが、長文だとツイートが多くなりますし、文章を読み切る前に流れ去ってしまうのが難点。

折角あれこれ語りたいのに、いまはメルマガもブログもやっていないので、今回は[Privatter]を利用いたしました。(※注1)

「全体公開」に設定しているとはいえ、この書き込みに最後までおつき合いくださった奇特な方(…)は、当時のメルマガ読者数よりはるかに少ないことでしょう。


それでも、また何か語りたいコトがあったら、ふらりと戻ってくるカモしれません。

そのときは、なまぬるーく迎えてやってください。(苦笑)

それでは、またどこかでお逢いいたしましょう。

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※初出:2020-05-16 『…ただいま、読書中!』番外編#001
    [Privatter] https://privatter.net/p/5890632
※注1:[Privatter]掲載前提の文章ママになっております。あしからず。



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