#5 10年勤めた会社を辞めた日

7/31（日）付で退職だった私は、7/29（金）が最終出勤日だった。
転職なんて曖昧にしか考えていなかった頃、元々思い描いていたのは、大体2週間前ぐらいから有休消化して悠々自適に人生を謳歌する風な感じだったけど、現実はそう甘くない。結果、有休は一ミリも消化せずに退職する運びとなった。（ちゃんと有休消化している人もいるので、退職は計画的に）

最終出勤日の私の有り様

そりゃ最終日なんだから、しかも有休も使わない本当の最終日なんだから、やることと言ったら挨拶回りなのが一般的…らしいんだけど、えぇフル稼働してまいりました。退職は計画的に（2回目
何がどうフル稼働かっていうと、朝から毎日定例の会議に出席して、取引先様に入荷日の確認連絡とか諸々して、支払いの書類を経理に提出したら差し戻されたから修正して、検収の確認して…って普通の日やん！って感じ。ちなみに一応全部引継ぎ済みです（引継ぎ相手の方、雑でごめん）。

みんなにも「ほんとに辞めるの？」というより「辞められるの？？」という感じの奇異な目で見られていた。普通の人なら机はスッカラカンで優雅に座っているだけ、って感じだろうに、書類だらけでパソコンも普通に起動してて電話してる私は何なんだろうというノリだった。あは。そんな感じだったので片付くわけもなく、土曜日も出てせっせこ片付けたのは内緒です。さすがに皆さんも見かねて「最後まで全力なんてサラリーマンの鑑だねぇ」なんてニヤニヤしながら冷やかしていらっしゃいました。退職は計画的に（3回目

こんな感じなので「あぁ退職か…お世話になったな…」なんて感慨らしい感慨にふける間もなく一日が去っていった。

でも、最後にお花やプレゼントをたくさんの方から頂いて、ちょっとジーンとした。会社云々は色々ある。でも、月並みだけど、本当に私は周りの人に常々（学生の頃から）恵まれているなぁと思ったりもした。特に、隣の席のお姉さまが泣いてくれたときは私もつられて泣きそうになった。こんな迷惑かけた私ごときでそんな涙してくれるなんて。。その直後に、仲の良い（と勝手に思いこんでいる）取引先様の営業さんに挨拶がてら電話して「○○さんが泣いてくれたんですよぉ～～（涙）」って言ったら「あー良かったですねー真珠の涙ですねー（棒）」と全く相手にされなかったので、そこで一気に我に返った。

連絡先の山

退職にかけて私が注力したのは、引継ぎと連絡先交換だった。引継ぎはまぁ良しとして（良くないけど）、連絡先は鬼のようにナンパ（逆ナン？）しまくった。次の会社も似たような業種なので、社内外問わずとにかく集めた。たぶん連絡先教えたくなかった人もいるだろうけど、無理やり聞き出した（最低）。必要時以外は電話もショートメールもしないから大丈夫、的な口実で。
ここで出来た人脈が後々自分を助けてくれるかもしれないし、綺麗事だけど、やっぱり人との繋がりは宝だと思う。将来どんなご縁があるか分からんしね。まぁただ単に飲みに行きたいだけってのもあるけど。

退職して思うこと

退職して…は特にまだ何も実感がないんだけど。。でも、体調やメンタル崩して辞める人が多い中、前向きに退職ができるのはありがたいことなんだな、ってことを結構ひしひし実感してる。昔お世話になった拠点の方からも連絡頂いたりして、10年間頑張ってきて良かったなと思ったりした。退職って本当に自分のネットワーク力というか、人脈力というか、そういうのがモロ見えするイベントだなって感じた。あとは「飲みに行こう」を実践に移して、今後もつながっていくのが私の仕事かな、とも思ったりした（なんか違う

とりあえず、退職しました。冒頭の写真は頂いた花束です。黄色が好きって言ったら黄色でそろえて頂きました。嬉しい。