#7 人脈に頼る新参者

転職して早一週間たった。
色々あって今は韓国にいる←

社会人人生のほとんどが工場勤務だった私の通勤スタイルは、車、作業服、チノパン、安全靴的なアレだったので、今回は久しぶりの電車通勤、久しぶりのスカート、久しぶりのストッキング、久しぶりのパンプスと、なんか別の意味でレベチな久しぶりだらけだった。

ぶっちゃけ通勤スタイルだけで言ったら工場の方が圧倒的に楽。服装もだけど、何より車の素晴らしさが分かると電車に乗れなくなる。

とは言えこればっかりは仕方のないことなので、文句言わずに混んでる電車に乗りながら、履き心地の良いパンプスを探し中である。

とりあえず、最初の一週間が終わった。
一週間で今の会社の印象だの、前の会社との比較だのできるはずがないんだけど(というかしなくて良いんだけど)
一応備忘録として書いておこうと思う。。

やっぱり人脈は宝

初日は18日だったんだけど、さらにもう1日戻して17日。のんきに筋トレなんかやってたら、電話が入ってた。

前の会社の、しかも辞める一個前の拠点の部長からだった。

最後の拠点の人からの電話なら分かる。引継ぎが雑過ぎたことへの引け目もあるし、事務的な手続きがとにかく苦手で総務の方には色々とご迷惑をかけているからだ。

でも、その前のとこ…？？今さら…？？

勤務中は個人ケータイの使用は禁止されているので、折り返したとて出ない。電話を頂いたのは昼休み中だった。とりあえず「定時後電話します」ってLINEだけ入れて悶々としてた。

この部長さんは私がいた頃はまだ課長で、なんだかんだ会社生活10年の中で一番長く私の課長だった人だ(意味不)。人事異動で課長がコロコロ変わったりする中、この方だけは私が異動になるまでずっと変わらなかった。そして私が異動になるタイミングで部長に昇級された。

そんな仲なので、退職のときも割と早めに電話で伝えた。基本チャラチャラしたタイプの人なもんで、あんまり深刻な話はせず「次、こういう仕事です〜また連絡しますわ！」「おうおう頼むぞー」ってノリで電話は終わった(謎。

そして、定時後電話をかけた。

「おうおう、お前生きとるんか〜？そういや〇〇の仕事するゆーとったよな？うちにも〇〇あるで、買うてくれやん？」
あんまり詳しいことは書かないんだけど、私が新しい仕事で課されるであろうミッションのネタを早くも持ってきてくれたのだ。あの電話、まじめになんか聞いてないと思ってたからびっくり。

で、早速初日(18日)から、これまたその部長(当時課長)のところでお世話になった課長補佐の方から電話があって
「なんやYouTuberになったんとちゃうんか！」
とか言われつつ、この話がもっと具体化してきた。YouTuberに関しては、私がその課長補佐の方に「辞めたらYouTuberになるねん」って話をしてたから。ノリで。
とりあえず対象品のリスト送ってちょーだいな、って言ったら、翌日19日に超巨大リストが送られてきて、検討せいって話になったわけです。

さらにさらに、私が韓国オフィスに出張中、その部長の部下の方がたまたま韓国にいるから、一度打ち合わせさせてくれっていう流れで先日弊社のオフィスにいらした。で、韓国オフィスの人たちに会ってもらったり、日本からもマネージャーにWebで打ち合わせに参加してもらったりで「あれ、私まだ試用期間だよね？？」って思いと共に色んな出来事が一気に起きてあたふたしてた。その疲れからか、土曜日はお昼頃まで寝てた。

まぁビジネスなんでどこまで実現できるか分からないけど…やっぱり同業界での転職なら人脈は大事だな、と思った次第で。そして部長が私ごときが言ったことを覚えていてくれるのが最上級にありがたい。。「困ったな〜あ、あいつそういやこんなことやる言うとったな。電話するか」的な感じで思い出してもらえたということなので。すごい話だな。

しかも、気づいたら他の拠点の部長にまで話が回ってるみたいで「おい～今度うちに来いな。打ち合わせしよや」ってLINEを頂いて震えた。なんかやっぱり人脈大事です皆さん！

統一されたシステム

あとは社内で使うシステムの話。今の会社は全世界の拠点で同じシステムを使っている。とにかく社内での情報共有とスピードが命なので、いちいち拠点別のシステムなんか持ってられないんだろう。マニュアルはないけど(爆
前職は、日本国内でも拠点ごとにシステムが違った。これには色々理由があって、別会社の吸収合併とか作っている製品の性質が違うとか（量産型か一品一葉型かなど）ややこしい背景から、各拠点独自のシステムを使ってた。なので転勤者はわりと最初泣いた。「あっちの拠点のシステムは使いやすいのにここはダメ」とか、同じ会社内なのに謎の格差があったから、そういう面では統一してほしいなあと願ったものだった。

あとはチャットの凄まじさを実感してる。現職では社内メンバーが日本だの韓国だのシンガポールだので点々バラバラになっているから、普通に事務所で話しかける感じでチャットを使う。で、ちゃんとした情報共有（？）のときだけメールする。これも時代の流れというかなんというか。

前職はチャットが鬱陶しくてオフにしてる人が多かった。あとは「チャットばっかりしないで仕事せぇ」っていう考えも。もちろんチャットを使いこなしている人も多かったけど、会社の中でチャットを使うか使わないかは個人に委ねられていたからオフにされても文句は言えない。たぶん、チャット＝雑談っていう構図ができてたんだと思う。

こんな感じかな。でも今の会社、日本オフィスも韓国オフィスもみんな本当にいい人たちばっかりで、学生の頃から周りの人に常々恵まれて本当に果報者な私なのである。。仕事頑張らねば。

あと、韓国初めて来たけど、マンドゥっていう餃子が最高においしい。