【小学校最強ライフハック70】さる先生の新著を読んで,学校・教育の変化が身に染みた
みなさん、こんにちは!
こちらのnoteを更新するのもだいぶ久しぶりになってしまいました(そういえば、FacebookもYoutubeも更新が止まっています…最近はインスタとTikTokをがんばっています)。
さて、今日はレビューしたい本があったので、感想アウトプットも兼ねて、記事にまとめていきます。
今日紹介する本は、さる先生 (@saruesteacher) の新著『親子で知りたい 小学校最強ライフハック70』という本です。
いつもながら、さる先生の本はキャッチーなタイトルだなあと思いながら、ポチりました。内容の紹介に行く前に、昔話を。
さる先生の本と一緒に歩んできた4年間
教育書をレビューするのは本当に久しぶりなのですが、この久しぶりにnoteに手を伸ばさせるさるさんのパワーはすごいものです。ぼくは4~5年くらいTwitterを中心に教育にまつわるあれこれを学生視点で発信してきましたが、このほとんどの期間、さるさんと関わりを持たせてもらって、度々出版される本によって、たくさんの学びと出会いをさせて貰ってきました。
前に書いていたブログは1年ちょっと前くらいにやめてしまったのですが、記事はまだ発見できたので、貼っておきます。ちょっとだいぶ、スタンスとかも青くて恥ずかしいですが笑
1冊目は、「全バカ」と略される本で、教育版『エッセンシャル思考』と呼ばれています(ぼくは、呼んでいます笑)。
2冊目は、『ミッションドリブン』。ぼくは「ミドリ」と略していて、この本で濃厚に書かれているさるさんの原体験がこの後紹介する『ライフハック70』にも書かれていましたね!
そして、さるさんの3冊目は『さる先生の学校ゲームチェンジ』という本です。これは、教育版『シン・二ホン』と呼ばれています(ぼくが呼んでいます定期)。レビューを書いたわけではないですが、より濃い繋がりがあって、ぼくの企画する読書会にゲストで登壇して頂き、参加者の方には、本書をプレゼントするというスタイルを取っていました。
何者でもなかった自分がさるさんというTwitter教育界の巨人に助けられて、ここまで活動してきたなあとふと懐かしい気持ちになったわけです。そんなテンションのまま本書の内容いってみよ!(とはいえ、さらっと触れる程度です、読みましょう読みましょう読みましょう)
親御さんに知って欲しい学校のこと
この本は、さるさんの本でははじめて?親御さん向けに書かれた本です。「親子で知りたい」という冠がついていますし、高学年であれば、子どもも一緒に読めると思います、という言及もされていました。先生としてのさるさんとお父さんとしてのさるさんがどちらも出てきます。
ぼくも「みんな、教育関係者だから、教育に関心持ってほしいぜ!」って発信している側なので、先生だけでなく、親御さんに知って欲しいことがたくさんあります。
特にぼくの関心のある、働き方の話でいくと、「7 知って欲しい教師の「残業代ゼロ、休憩時間ゼロ」」や「8 「学校は捨てるのが下手」問題」のセクションはうんうん、と頷きながら読んでいました。「親子で知りたい」という本で、「知って欲しい」という言葉が入っているセクションというので、さるさんの思いも感じられます。
親御さんにやって欲しい教育のこと
教育は学校だけでやっているものでも、家庭だけでやっているものでもありません。学校の先生も、親御さんと手を取り合って、目の前の子どもを育てているんだと思います。
ライフハック46番目に「令和型の学級崩壊」というタイトルがあります。学級崩壊になる時に、子どもの不満が溜まって、それが共鳴し合って、学級崩壊に徐々に繋がっていくということですが、その共鳴に保護者の方は加担しないで欲しいのです。さらに、
とあるように、一緒に解決していけるような姿勢が子どもの学力にも成長にも繋がっていくのではないかと提案されています。
とはいえ、「親子で知りたい」がメイン!
ぼくは、先生が働きやすい社会をちょっとずつ目指している学生団体をやっていることもあり、ついつい先生目線で、書いてしまいます。が、これは、そもそも親御さんが知りたいことをまとめた本です。
というか、親が子を育てるってハードル高すぎません?(唐突)
ぼくは、親という立場ではないですが、きょうだいや周りの友だちに子どもが産まれ始めていて、強くそれを感じる昨今です。それは学校の先生をしている人であってもです。全てのことが初めてで、その正解も1つひとつ調べたり、周りの先輩に確認したり、考えただけでも壮大なことをやっているなあと思います。
そんな時に、ふと、さるさんからのライフハックのプレゼントが役に立つときが来るのではないかと思います。この本を読んで、改めて、学校も教育もダイナミックに変わり始めている時期なんだなと実感しています。プログラミング、金融教育、探求、パラレルキャリア、etc. どれもこの本のキーワードとして挙がっているものです。
どんどん変わっていく世界に不安はさらに大きくなりますが、楽しみでもあります。そんなさるさんの思いが伝わってきた気がします。ご本人の言葉を借りれば「わが子との今を大切にする」というシンプルなことだったのだと気づくはずです。
ぜひ、手に取って読んで頂ければと思います。ぼくはこの後、小学校教員をしているパートナーにパスします!