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怒りを手放す 唯一の方法

こんばんは。さくらです。今日私はとても大切な事に気づかされたのでその事を書きたいと思います。

私は7−8年お世話になっている足圧の先生がいます。足圧というのは、足で圧をかける。そうです。床の上に布団が敷いてあって、私はそこに横になり、足で踏んでもらいます。「足で踏む⁈」と驚く方もいるかもしれませんが、手や機械で揉むよりはるかにこたえます。

その先生は1つ年上の女性で子育てをしながら、自分と夫の両親、4人を次々と自分1人で介護、世話をするという、苦行に耐え、徳を積んでこられた人です。私には到底できません。

私も同居生活の苦労が少しばかりあるので、施術を受けながら、いろんな話を聞いてもらったり、教えてもらったりしてきました。その方は2時間かけて足の先から頭の先まで足と手でほぐしてくれます。すごいですよね、人の身体ってふにゃふにゃ、グラグラするので踏んであげるのは、結構体力がいります。

看護師さんや医師、整体師、美容師さんなど人の身体に触れる仕事をしている方には、人を癒す不思議な能力を持つ人が少なくないと聞きます。実際、身体に触れずに、とか軽く触るだけで、痛いところを治してしまう整体師さんに会ったこともあります。
このnoteにも人を癒したり、元気づけたりする能力を持っている方がたくさんおられます。

その足圧先生も、お客さんから「手から何か出てる。」とか「近寄ると身体がポカポカあったかい」「何かスピリチュアルな力を持ってそう」とよく言われるそうです。私もきっと足圧先生はそういう能力を持っているんだろうなぁ。と思っています。

でも本人は「人の為になる事ならしてみたいけど、どうしたらいいか、わからない。」と言います。
「タロットを勉強してみたことがあったけど、むいていなかった。」そうです。「気功とか、ヒーリングとかは?自分も癒せるし、相手も癒せる。きっとできるんじゃない?」とおせっかいな事を言ってしまいました。反応は「うーん、、、。師匠を探さないといけないし…」と今一つ。

足圧先生は最近スピリチュアルな能力をもつ友達に「あらがうな。」「自己愛」とよくアドバイスされるそうで、先日は「怒りを手放して。思いを書き出すのも良いけど、海が好きでよく行くのなら、砂浜に怒りをぶつけたらいい。」と言われたそうです。

先生が気づかないうちに、心の奥深くにしまい込んでいる、「なんで私だけが」「いつも自分のことより家族のために」「私のことより人が喜んでくれることをしてきた」「私がしているのに手伝ってくれない」「助けてくれない」と複雑に絡み合った怒りは、そう簡単にはほぐせそうにありません。足圧先生は何年も自己犠牲をしてきました。でも本人はその重大さに気がついていないと私は感じました。

足圧先生の怒りや苦しみは何層にも何重にもなっていて、表面を撫でても心の奥にはちっとも届きません。足圧先生と私の似ているところだなと思いました。

今までの人生で私は人に怒りをぶつけることはほとんどない、争いを好まない、自己犠牲の多い生き方でした。そのまま同居生活になって、自分の思いを口にできず、苦しい思いもしました。

義母が亡くなって供養をするうちに、心も鎮まり、素直に成仏を祈るようになりましたが、ふと、義母への怒りを思い出したときがあります。その時はお風呂だったので、「お義母さん、あの時嫌だったよ。本当にやめて欲しかったわ」と本心を口にしました。夢に出てきて叱られてもいい、と腹をくくって言いました。(泣)でもそのおかげで義母への怒りは浄化したのがわかりました。

やっぱり、怒りは口に出して、手放す事が大事な様です。相手に直接言えない場合は、一人になって、口に出しながら紙に書いたり、ぶつぶつ言ったり、砂浜でぶつぶつ言いながら砂に当たったり…。

カラオケで歌を歌うやお酒を飲んで気を紛らわせる、好きなことに没頭する…のも良いかもしれませんが、自分の気持ちにちゃんと正直に向き合って、手放す事はその気持ちを浄化するのに、とても効果的だと思います。

なぜ怒りを手放す必要があるのかというと、自分の心を軽くする為には、怒りを手放して、その下にある悲しみに向き合う為です。

怒りの下に悲しみの層があって、その下に愛がある

自分の心を活かす為には怒りと、怒りに覆われた悲しみを手放さないといけないらしいです。腑に落ちます。心晴れやかに幸せを感じるには、怒りや悲しみがあっては重いです。

昔読んだ本に書かれていた事ですが、人間の吐き出す息は感情によって色が違うらしいです。

これはアメリカの心理学者「ニルマ・ゲイツ」博士が人間の吐き出す息を使って、次のような実験をしました。
人間が吐き出す息を冷却したガラス管に集め、
液体空気で冷やしてやると、沈殿物が出来ます。
人の感情の状態によって、驚くべきことが起るそうです。
・健全な人は無色
・怒っている時は栗色
・悲しんだり、苦しんでいる時は灰色
・後悔している時は淡紅色
さらに、栗色の沈殿物を水に溶かし、ネズミに
注射した所、わずか数分でネズミは死んだそうです。
もし、一人の人が1時間腹を立て続けると、
なんと80人の人を殺すことが可能な
毒物が発生するそうです。

また、私達の血液は
・怒ると黒褐色で渋くなる
・悲しむと茶褐色で苦くなる
・恐れると紫色で酸っぱくなる
と言われています。

平穏な心を取り戻す唯一の方法、それは
口に出していう事。(ちゃんと相手を思い浮かべて相手に言うイメージ)
その時、あんたなんか嫌い、どっか行け、と言うブラックな言い方ではなく、あなたのこういうところをこうしてほしい。と前向きな言い方で解放する方がいい様に思います。相手を傷付ける言葉は自分を傷つけるから、そこが難しいんですよね〜。

心の傷は目には見えないけれど、
心を癒すには思った以上に時間がかかるかもしれないけれど、
あなたの心が軽くなりますように。

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