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2017.6.20.

八面体か十六面体か球体か。人の性質の話。

行きつけの梅田のバーで働いている彼女。いつもとても柔らかい対応をしてくれる。
音楽をやっているという話をきいて、ライブも近々にあるとのことで、撮らせてもらうことになった。

リハ終わり。カメラを向けたらシャッターチャンスくれた。

柔らかい彼女からは想像もできない音が聴こえた。
(事前にどんな音楽が好きか・目指しているかを聞いていたから想像は付いていたのが事実なんだけど。)

普段の感じを知っているから余計にかっこよく見えた。
いつも向き合っている面は、その人にとって一番大事にしたい面ではないのかもしれない。
曲の合間でMCをする彼女はいつも通りの感じだった。ほっこりした。

僕自身は「八方美人」だ。
嫌いな奴がいない訳ではないし、嫌いは態度に出てる。

ただ、ファインダーの先にいる人に対しては、クライアントの前では(クライアント自身が被写体の場合が多い)、確実に美人をしている。

美人というか、波長を合わせに行っている。
これは自分を曲げているのとは違うと僕自身は思っている。
その人の力に負けまいともがいている。

僕が優先していることは、被写体・クライアントの満足。
クライアントもわかって僕に依頼してくれていると思うけれど、
僕が届けたいのは、その人の持つ素直な感情の表情(表現)の強さ、魅力である。
その人を、その人らしく写す為に、僕は自分の四面体のうちの一面で語りかける。

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