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※【Maggy】からも転送されています。

 いわゆる【ちんぽ騎士】の一人。Maggyというアカウント名で活動しており、その一環として性犯罪の原因をポルノや創作物に求める発言を繰り返していた。

 それだけなら同様のアカウントは幾らでも存在するのだが、ここで特に彼を取り上げるのは、彼が元芸能人であることのほかに、「女性の味方」としての規制派フェミニストを装った、本物の性犯罪累犯者であるからである。

 彼は1998年にメジャーデビューした3人組のバンド「Hysteric Blue」のギター担当で「ナオキ」と名乗っていた。
 同バンドは2003年から活動を休止していたのだが、2004年3月に彼が強姦・強制わいせつで逮捕されたことを受け、残りのメンバーが連名で解散を発表した。
 その犯行内容も、女子高校生を「騒いだらナイフで刺すぞ」と脅して暴行、それを撮影。さらに翌日「バラされたくなかったら出て来い」と呼び出したうえで再度の暴行に及んだという悪質極まりないもので、余罪も多数あり、都内で計9人に暴行を行ったという。ちなみに当時の本名は赤松直樹であったが、これは妻の姓であり、離婚によって二階堂直樹に戻ったということのようだ。
 確定判決(2審)は懲役12年で、2016年に満期出所。服役中は性犯罪再犯防止指導を受けたが、その甲斐はなかった。
 いや、一見あったかに見えた。キリスト教に入信し、なおかつ上記のネット上の行動により女性の味方をアピールしていた。しかしそれは女性に近づくための手段でもあり、実際には裏垢アカウントを作って地下アイドルやフェミニスト女性たちに接近し、対面で飲食を共にしたりしている。
 Maggyが「性犯罪者であるヒスブルのナオキ」であることは明かした経歴(バンド歴や芸能人との知人アピール、十何年ぶりにどこどこへ来た、という複数の発言など)に加え、過去の写真と歯の形が一致したことが決め手となってネット上で暴かれていた。

 そして遂に2020年9月22日に埼玉県朝霞市の路上で女性を襲い、強制わいせつ致傷で逮捕されることになる。
 公判の内容も、報道された傍聴記を読む限り、酩酊だの認知の歪みだの支配欲だのといった言葉をとっかえひっかえし、果ては「一瞬さわるだけなら大丈夫と思った」といった反省の全くない言い訳に終始している。
「認知の歪み」とは性犯罪者の心理理解に重要な語彙ではあるが、彼はそもそも「認知の歪み」を、犯行の責任をなすりつけるための言葉として使うことしか考えていないのかもしれない。

 人権尊重やフェミニズムを掲げて活動しながら、それを隠れ蓑に実際には性暴力加害者であったという例は他に、ジャーナリストの広河隆一や菅野完といった人物が挙げられる。

 なお、二階堂直樹は自らの過去を暴いたツイッターユーザー「風清しゅうき」氏に対し、名誉棄損で刑事告訴に及んでいたが、無事不起訴処分となったむね風清氏が明かしている。

参考リンク・資料:

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