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【人間として扱って欲しい】

 いわゆる左派のうち女性・フェミニズム系がよく使うが、障害者系もかなり頻繁に使用するフレーズ。

「あまりにも厚顔無恥な要求を、小綺麗な言葉にロンダリングしたいとき」
「嫌いな他者を『誰それを人間扱いしていない』とレッテルを貼って陥れようとするとき」

 このフレーズが出てきたら「口にするのも憚られる滅茶苦茶な要求」をしているのだと思ってよい。
 早い話が、暴力団がいう「誠意が足りない」と同じである。

 つまり「私に引け目を感じさせないように奢り方に配慮しながら高級な食事やプレゼントを寄越せ」とか「世界中の漫画は女キャラを大活躍させ、ただし私がそのキャラに嫉妬しないような外見にしろ」とかいったことなのである。


 創作物関連では【鬼滅の刃】【サイゼで喜ぶ彼女】が、女性を「人間扱いしていない」ことになっている。

 ちなみに「男女平等」に遇しても決して「人間扱い」したことにはならないので注意。
 男性に対するのと同じ厳しさを女性にも与えたりしようものなら、人間扱いどころか【ミソジニー】呼ばわりされるのが落ちだからである。

 なお、日本叩きに絡めて「日本の男は女性を人間扱いしていない!」と叫ぶ例も確認されているが、比較しているスウェーデンは日本よりはるかに性犯罪率が高い。

 文筆家の御田寺圭氏なども指摘しているように、よくフェミニストの言い立てる「ネットのミソジニー」なるものは、特にネットに「出会い」を期待していない男性ネットユーザーが、女性ユーザーにも対男性と同じように遠慮のない批判や反論をぶつけることを指してそう呼んでいるに過ぎない。

 女性によるこうした「自分が悪者にならないための言葉の言い換え」はしばしば観測される。
 男性の外観に対するルッキズムを「清潔感」と言い換えたり、嗜好する高収入男性を「尊敬できる人」に言い換えるのも類例である。


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