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 最も一般的に使用される心肺蘇生法の練習用マネキン人形で、AED使用訓練にも使われる。レールダル社製。

 2020年10月24日にNHKニュースの公式アカウントが「女性にAEDを使用することは、男性にとってセクハラなどのリスクとして見られている」ということを報じた。のがきっかけで、フェミニストがこの種の訓練用マネキン人形を槍玉にあげた。

 そしてこの「心肺蘇生訓練用のマネキンがほとんど男性型」などということの完全な反証が、この「レサシアン」である。なぜならレサシアンは実在の女性をモデルにしているからだ。
 この人形は、19世紀にパリのセーヌ川で引き揚げられた身元不明の少女の遺体に由来している。のちに訓練用の人体模型を開発したアスムンド・レールダルが、この少女のエピソードに心を痛め、デスマスクを人形の顔に採用した。医療・救命関係者の間ではかなり有名なエピソードなのだが、このアカウントはなんと「東大医学部で医学を勉強中」だと自称している。
 それなのにこんなことも、いやレサシアン誕生秘話そのものはともかく、女性型の心肺蘇生訓練用マネキンが普通にあることさえ知らないのだろうか?

 まあ、普通に医学部など嘘なのである。
 このフェミニストアカウントが以前使っていた「笑顔の女医っぽいアイコン」は、コスプレAVからの盗用と判明しているのだ。

 それにしても、本当になんでもメディアや人形のせいにするものである。女性にAEDを使うのがリスクとして躊躇われるのは、他の誰でもない、なんでもかんでもセクハラ扱いしてきた自分達のせいだというのに。
 【宇崎ちゃんは遊びたい!】【「キズナアイ」のノーベル賞まるわかり授業】の時の乳袋呼ばわり、【茜さや】氏や【くまクッキング】氏の広告などに散々言い掛かりをつけておいたのは彼女達である。
 その結果としてリスクが自分達に降りかかってくるとそれかい!とフェミニズムの身勝手さには失笑するしかない。わざわざ巨乳の練習用人形など作ったら、真っ先にクレームをつけてくるのはフェミニストに決まっていたのだから。

参考リンク・資料:

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