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 2015年頃にフェミニスト達によって使われていた造語。「まなざす」なる言い方は本来日本語に存在せず、視線を意味する名詞「眼差し」から転用された動詞である。

 【性的搾取】【性的消費】【性的対象化】などと同様、「なんとなくエッチっぽいと思う+気に入らない」ものに対して貼るレッテルの役割しかない。
 萌えイラストなどを見たフェミニスト女性が勝手に想像した「オタク男が性欲に血走った目で女性を見る」様子のことを「性的にまなざしている」と名付けたものである。
 すなわち、イラストに対するクレーマー加害者であるフェミニストが、被害加害関係を逆転させるために実際には何もしていない「オタク」を妄想の中で「まなざしている加害者」に仕立て上げるだけの用語である。

 同じ意味……というか同じ無意味しかない言葉をよくこうも無駄に多産するものである。

 なお、この語からさらに転用して、こうした妄想的なオタク叩きフェミニストを指す【まなざし村】という言葉が生まれ、「性的にまなざす」そのもの以上にツイッターでは人口に膾炙したようであるが、のちに【ツイフェミ】にほぼ取って代わられた。
 その「ツイフェミ」という言葉も2021年9月の【戸定梨香】弾圧事件で【全国フェミニスト議員連盟】が悪名を馳せることによって、「ツイッターでのフェミニスト」を特別視することの無意味さが意識されることにより使われなくなっていく。
 かくしてフェミニストそのものが「そういう連中」なのだと認知され、シンプルな「フェミニスト」呼びに戻っていくことになる。

 なおハッシュタグ「#まなざし村」は、フェミニズムによる表現へのバッシングをアラートするのに今でも一部活用されている。

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