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几帳面

「几帳面」とは
私はベトナムに来て、約4ヶ月が経過しました。そこで感じたこととして、日本人は「几帳面で真面目だ」という表現が的確かもしれません。
私は、『日本人の几帳面さが、日本をKIREIな国にしているのではないだろうか』と考えています。(もちろん日本人全員が全員、几帳面とは言えませんが...。)

そもそも「几帳面」とは何でしょうか。
この言葉を辞書で引くと、「ものごとを隅々まできちんとする様子」と書かれています。ものごとをすみずみまできちんと…。もう少し具体的に見ていきましょう。「几帳面」を言い換えると、次のような言葉が浮かびます。

・日々の生活に秩序がある様子
・何事にも手を抜かずに、真面目に誠実に取り組む様子
・計画的に物事に取り組むことができる様子
・細かいところに気が付く様子
・物事に対して丁寧に取り組くことができる様子
・時間に厳しく約束をちゃんと守ることができる様子

こういったことが「几帳面」と言えるでしょう。
確かに言葉に並べると、なんとなく理解はできるけど...。
もう少し具体的な内容で話してみましょう。

パソコン・スマホでの几帳面さ
パソコンやスマホで文字や数字、記号を入力することがあると思います。この数字や記号には、「全角」と「半角」があり、これらが文章の中に乱立されていると、とてもモヤモヤした気持ちになります。几帳面な人はこれらをすべて「半角」か「全角」に統一します。

服屋さんでの几帳面さ
服を買おうと思いショップに行った際、ラックにかかっている服を見て、違和感を覚えることがあります。それはハンガーの向きです。
一つだけハンガーの向きが違うと、とてもモヤモヤします。このモヤモヤの原因は几帳面な性格が関係していると思います。

トイレでの几帳面さ
トイレに入った際、トイレットペーパーがだらしなく垂れているのを見たことはあるでしょう。「まっすぐ切られてない..なんか嫌だなあ」と感じる方は几帳面な性格だと言えます。

具体的に話しましたが、実はこれ、日本人なら結構あるあるで感じる違和感やモヤモヤです。統一感がなかったり、だらしないと感じることがあると、モヤモヤします。これは日本人が「几帳面」であると言い換えることができるでしょう。この「几帳面」はKIREIと大きく関わっていると私は考えています。

高級なホテルやレストランを想像してみてください。
ミシュランの3つ星を獲得したレストラン、例えば、マリオットやリッツ、ヒルトンやチボリ、モンタージュのように世界でも名高い高級ホテルです。
これらの一流レストランやホテルでは、非常に洗練された空間が用意されています。そこには統一感があり、中に入るととてもKIREIで清掃も行き届いており、汚いところはありません。

さらに、そこで働く従業員はきちんとしていて、だらしないということは許されません。その分、サービス料金が高いことは事実ですが、ホテルのルームや食事だけでなく、従業員の接客も素晴らしいものが期待できます。

彼らはKIREIな空間を提供するために、意識を高め、非常に「几帳面」な視点を求められます。この「几帳面」というのはその人や空間をKIREIにする役割を大きく果たしていると言えます。

「几帳面」でいることはとても難しいことです。何よりも面倒臭いことであり、違和感に気づけるか、が関係してくるからです。ですが、この「几帳面」で、自身の生活だけでなく、周りの環境も大きく改善されることも期待できます。

小さなことからでもワンランク意識を高めてみてください。きっと何かが変わるはずです。


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