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蟷螂生ず

夜明けごと大輪を咲かすズッキーニの花びらの上

一丁前いっちょまえに身構えるのは指先ほどの小さな蟷螂かまきり


生まれたての小さな鎌ですぐ狩れるほど

世の中はそう甘くはないが

大きな蜜壺の入り口を狩場に選んだ勘の良さは

潜在能力の片鱗かもな、と

小さな生命の勇姿に笑みながら

心からのエールを送る朝野良の吾畠


七十二候きせつは今、蟷螂生かまきりしょうず


蟷螂は生まれた時から蟷螂の姿かたちなのですね。当人は極めて真剣でなのですが、一丁前過ぎて微笑ましい瞬間でした。ちなみに、去年の秋に庭で見つけた蟷螂の卵鞘の子ではないと思います(庭と畠はちょっと離れているのでw)。


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