メニューではなく「サービス」を届けてくれたデリバリーつけ麺|麺屋 翔@新宿
グルメメディアヒトサラの社員がリアルな食体験を綴るリアルめし。金曜の志津が感動のデリバリーメニューを紹介します。今日は火曜ですが、昨日の熱い気持ちを届けたくフライングします。
おうちでメシ食おう。
そもそもヒトサラnoteは「メシ食いに出かけよう」というコンセプトで記事を運用していましたが、この状況だとそれを根本的に考え直す必要がありました。このテーマについては社全体でも議論されていますが、note部のメンバーでも話し合ってみました。
そこで、ふと感じた興味がありました。
「最近みんな何食ってる?」
「食いしん坊の食生活は今どうなんだろう?」
もともとヒトサラnote部は「アッパー層のグルメ情報を扱うヒトサラの社員は、実際は何食って生きてるんだろ」の好奇心をベースにした取り組み。同じように、この状況でヒトサラのみんなはどうしてんだろと考えました。
やはり、自炊、デリバリー、テイクアウトがほとんどのようです。
noteとしてどうしていくか、どう在るべきかの話を進めたら「お家でお店のメシを食べることも我々が発信していく価値があるのでは」と仮説を立てることができました。「#メシ食いに出かけよう」のテーマを掲げた背景には「飲食店の価値を見出し、それを伝える」という大義名分的なゴールイメージがあったので、手段を変える分には問題ない。というか、そうすれば今の状況でもゴールに近づけることに気付けました。
なので、この記事ではデリバリーで体験した話をしたいと思います。
ま、来店予約成果報酬型のグルメサイトが軒並みテイクアウト&デリバリーの特集を新設したりしているので、普通に考えてもこの流れになりますねw
このお店は料理を届けていない。
サービスを届けてくれました。
二度目のタイトルですが、今回体験したことを強調させてください。私は昨日、弊社と取引があるUber Eatsさんを利用して、麺屋 翔というお店のつけ麺をオーダーしました。私は普段からUberをよく使っていて、今までも10回以上は注文してきたのですが、今回のオーダーは特別な感動を覚えました。
いくつかの具体的な理由があります。
1.心温まるメッセージ😊
Uber Eatsさんの機能として、お店や配達員へチップみたいに金額を上乗せすることができます。私は職業柄、毎回支援しちゃいます。このお店はそのチップへのお礼を言葉にしてくれました。
しかも書いた人の名前も記されてあったんです(画像では消してます)。こういった人の存在を感じられるところが暖かいですね。
2.嬉しいおまけがついていた🥚
なんと、通常なら有料トッピングで提供されている味玉をサービスしてくれました。つまり今回は100円の支援が味玉となって帰ってきたのです。
有料オプションとして100円と味玉を交換したのではなく、お互いが贈与としてプレゼントし合ったところに全く違う価値が生まれています。
しかもこの味玉、色と粘度がけしからん。
3.麺を水で洗えるように、容器がザルになっている🕳
デリバリーだと、どうしても麺がくっついて食べにくくなりがち。このメニューの場合、麺を水洗いでほぐせるように、穴の空いている容器が採用されている。お家でも瑞々しいつけ麺を食べられる工夫が施されていました。
メニューは「13年目の鶏清湯つけ麺(300g)」
お店で提供しているサービスレベルを、デリバリーでも追求しようとしている意図が伝わる。
このお店は、確かずいぶん前に、TV番組のお店再生プロジェクトによって名店に生まれ変わったラーメン屋。今では有名店の域ですが、生まれ変わっても当時からのマインド、「お客様の体験を大切にする」という姿勢を私は感じ取れました。
リモートでも、お店は常連さんやファンを作ったりできるんだなと思いました。
「Uberで支援をしたら、そのお礼が来る」そんな形でもお店とコミュニケーションがとれたし、ビニール袋で運ばれた料理におもてなしを感じ取ることができました。私はこのお店に心打たれました。またつけ麺を注文することでしょう。
メニューも豊富だし。なんならUber限定メニューも提供している。
最後に
実はこの記事で、料理そのものについての感想は書きませんでした。でも料理以外の体験だけで「おいしかったんだ」という感覚が伝わればいいなと思ってます。
食べる行為だけがおいしいじゃなくて、食べる前後だったり、その周辺の要素においても、味わいというのがあるはずです。お店における「おいしい」の定義についても考えたくなりました。
以上、Uber Eatsのファンだった私が、お店のファンに変化したお話でした。
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