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仮面を被ったチャンスくん

最近わかったことがある。人生、力めば力むほど上手くいかないということ。

昔から聞いたことはあったし、そりゃ人体の仕組み的にも力が入った状態より緩んだ時の方がいい感じに力が抜けてて動きやすいに決まってるよなって思ってはいたのだけれど、それを最近、実体験の中で本当に日々体感するようになった。

カラダが力むと動きにくくなるのはもちろん、思考やメンタル、心も同じだ。それらが力んでいる状態、つまり「○○でなければならない」「○○でありたい」という強すぎる願いや意志を持っていて、頑なに固執し、貫こうとしている状態。そんな時に人は「力んでいる」という状態になりやすいんじゃないかと、私は思う。

願いを唱えること、夢を持つこと、意志を貫くこと、これらを持つことは人生には必要不可欠で、それらがあることで日々を輝かしく生きていくことができる素晴らしいもの。ただ、それを叶えようとするばかりに「今」に力が入ってしまっていれば、叶うものも叶いにくくなってしまう。

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チャンスはさまざまな形で私たちの元へやってくる。そしてどちらかというと「本当にあなた、チャンス?」みたいな面をしてやってくる。

昔誰かから聞いたことがある、神様はチャンスに仮面を被せるという話。チャンスは全員に平等に神様は与えているけれど、それをつかめるかどうかは試されている、といった話だったかな。わかりやすく「これはチャンスですよ!つかんでください!」みたいに与えることはなく、壁や困難といった一見ツラいこと、対面したくないことのように思える仮面を被せてチャンスを送り込んでくるというのだ。そしてその仮面を外すことができた者が、そのチャンスを掴めるということらしい。

つまり、自分に起きているその出来事なり何なりの「仮面」で掴むか掴まないかの判断するのではなく、素直に柔軟に受け入れてやってみて、仮面に惑わされることなく、その本質を見抜いていくことが大切になる。

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こうでありたい、こうなりたいという願望に焦点を当ててしまうばかりに今カチコチに力んでしまってなかなか動けない、または「これは動くに値しない」などとジャッジをして今この瞬間を過ごしてしまっては、このチャンスに見えないチャンスを掴み損ねてしまうかもしれない、ということ。

こうありたい、こうなりたいという夢や理想の未来があるときこそ、その軸は大切にしながらも、ふにゃふにゃでぷよぷよでいる方が結局最短最速で理想の未来へ行けるのだと思う。

よしやるぞ!と気合を入れて全身に力を入れてしまっている自分に気づいたら、フーッと一呼吸おいて、お、来たね〜ちょっとやってみますかくらいの緩み具合で、今この瞬間を気楽に過ごしてみよう。そうすればきっと、すぐチャンスくんは仮面を脱いで、ひょいひょいと次から次へとやってきてくれるだろう。

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