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【最近台湾のちょっとしたブーム】隔離期間で生まれた曲:「A FU、フォークはどこ?」「私に聞かないで= =」

最近台湾では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、自宅療養や隔離する方も急増しています。部屋から出られない退屈な生活から、意外と面白い曲が誕生しました。

それは、今回皆さんにご紹介したい「A FU、フォークはどこ?」(鄧福如 叉子咧)、「私に聞かないで= =」(不要問我= =)の2曲です。

「A FU、フォークはどこ?」(鄧福如 叉子咧)

実は、この2曲はとある台湾の有名人夫婦が別々で隔離中に、別々でYouTubeで公開した曲です。

旦那さんのHowHowはYouTuberで、1歳くらいの息子と二人で陽性確認されたので、自宅で隔離していますが、外に出られない退屈さもありますし、子供の世話にもそろそろ限界なので、その気持ちを発散するため、5月15日にYouTubeで「A FU、フォークはどこ?」(鄧福如 叉子咧)という動画を公開されました。

楽曲のスタイルはヘヴィメタル風で、歌詞の内容は、昨日朝ごはん食べたら急にグアバを食べたくなって、台所でグアバを切って、食べようとするときにフォークはどこにも見当たらなかった、という話です。

曲のサビには、「A FU、フォークはどこ?」(鄧福如 叉子咧)を何度も繰り返して叫んでいますが、ここの「A FU」(鄧福如)というのは彼の奥さんの名前です。

「私に聞かないで= =」(不要問我= =)

「A FU」(鄧福如)は、台湾で有名な歌手です。旦那のHowHowが5月15日にYouTubeで動画を公開した翌日に、彼女も自分のYouTubeチャンネルで、新しい動画を公開しました。タイトルは「私に聞かないで= =」(不要問我= =)です。

歌詞の内容は、「とあるグアバがグアバを食べようとしているときにフォークを見つからなかったみたいだけど、知らんよそんなの。ずっとそこでギャーギャーギャーギャー、もうフォークを持っていないって言ってもまたギャーギャーギャーギャー。これは私の隔離日常生活です。」
※「グアバ」は果物の名前ですが、台湾で場合によってはちょっと人を貶す意味も含まれています。
※「= =」というのは呆れた気持ちを表現する顔文字です。

歌詞には旦那さんへの不満を表していますが、歌声はあまりにも美声すぎます!しかも旦那さんのヘヴィメタル風と対比的になっていて、またおもしろいところですね。

ほかのバージョンも素敵!

この2つの動画が公開された後、ほかのYouTuberによりアレンジしたバージョンが続出しています。ここでは一部のみご紹介させていただきます。

旦那さんの曲の優しいバージョン

奥さんの曲の英語バージョン

奥さんの曲のピアノバージョン

元々は夫婦の間のやり取りに過ぎないエピソードが、こうしてネタになって、台湾でちょっとしたブームになっています。退屈な隔離生活には、少しおもしろいアクセントにもなるでしょう。

cover:jp.freepik.com


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