「香君」読了
上橋菜穂子さんの新作の「香君」を読み終えた。
久々の新作は、鍵となる生物が植物、稲である。
自分では動けない植物だけれど、社会への大きな影響力を持つという設定。
植物とはいえ生物、振る舞いがリアルな植物として全く違和感がない。
こんな描き方もあるのか。
あと、この作家さんの表現する、自然の美しい情景や、たまに出てくる食事の風景がすごく好き。
もちろん架空の食材だし、基本農業で生計を立てている社会なので、素朴なメニューなのだけれど、とにかく美味しそう。
今回も、最後まで楽しく読めました。
近々、「鹿の王」の電子書籍版も購入する予定。
(もう一度読み返したい)