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「辞めるな外科医」読了

中山先生の最新作を読み終えた。
研修医から、そこそこ経験を積んだ外科医への成長がリアル。
ただ、毎度毎度患者に感情移入し過ぎ。(←小説ですから…)

今回は癌患者がメイン。高齢患者の対応や、告知の問題が描かれていた。

読みながら、父のことを思い出す。
体調不良を訴えて、でも頑として医者に行きたがらず、最後に貧血で倒れそうになって病院に行ったらステージ4の末期癌。

父親自身も、母親は結核で子供の頃に、父親も自分が成人になると同時に亡くなり、兄弟も60代でガンで亡くなっていた事から、短命な家系なんだと勝手に悟りを開いて、一応手術は受けたものの、その後は抗がん剤も使わず10ヶ月後に再発して亡くなった。

亡くなる数日前に、お医者様に「ここ数日がヤマです」って言われたけれど、なるほど、予測出来るのですね。

亡くなる数日前の父親はすごく辛そうだった。お見舞いに行く私も毎日魂がすり減った。
今はもう少し楽に死なせてもらえるのかな(父が滅茶苦茶忍耐強いというのもあったのかもですが)


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