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知能の7~8割は遺伝で説明がつくのに誰もそのことを口にしない

僕は、運動オンチだ。
運動が楽しいと思ったことが一度もない。カラダを動かして、汗かいたら、気持ちよくありません?って、むしろ、気持ち悪いです。

全然、運動をしないわけではないし、ジムだって、結構長い間、比較的真面目に通い続けているけど、実際、運動していることを心から楽しいと感じたことはない。ついてくれているパーソナルトレーナーとの会話が楽しいことはあるけれど、ジムでの運動を続けるのは、「やるべきこと」だと思っているからであって、好きでやっているわけではない。

運動全般がそうなんだけど、コツが全く掴めない。どんなに頑張っても、コツが掴める気すらしない。
そもそも、ココロもカラダも、運動に向いていないんですよ。
生まれつき。そう、遺伝かもしれない。

一方で、どんな運動をやっても、コツを簡単につかめる人というのがいる。例えば、はじめてバスケをやったのに、何度かに1度はシュートが入るようになって、その確率がどんどん上がっていく。
こうすれば、こうなるのだなという仕組みのようなものを教わらなくてもカラダが感覚的に習得する。僕には全くわからないけど。
生まれつき、運動が向いている。そう、遺伝かもしれない。

運動能力に遺伝が大きく関わっていることをもはや否定する人はいないだろう。努力でなんとかなる部分もゼロではないが、生まれつきの身体能力というものには差があり、向いていない者は、どんなに努力をしても、ある程度までしかいかない。

もちろん、運動だけではない。
容姿はもちろん、音楽や文章の才能なんかも、遺伝の影響を大きく受けることを我々は否定しない。

もちろん、知能もなのだか、そのことに関しては、みんな口をつぐむ。

行動遺伝学の研究によって、「知能は遺伝する」ことが証明されているのに、勉強を一生懸命すれば、人はみな一様に知能を高められると。
そんなはずはないことは、わかりきっているのに。

 安藤寿康教授らの研究プロジェクトでは、18年間総数1万組の双生児ペアについて、知能・学力や性格、精神疾患や発達障害などを調査しました。その結果、神経質、外向性、開拓性、同調性、勤勉性といった性格については30〜50%が遺伝で説明できることがわかりました。また知能については70%以上、学力は50〜60%程度が遺伝で説明されました。
 双生児法を用いた行動遺伝学研究はいまや世界各国で膨大な研究の蓄積があり、音楽や執筆、数学、スポーツに関しては遺伝の寄与率は80%にもなるという報告もあります。(中略)学力の70〜90%は、子ども自身にはどうしようもないところで決定されてしまっているにもかかわらず、学校や親は子どもに向かって「頑張りなさい」というメッセージを発信し続けています。これは、科学的に見て、極めて不条理な状況でしょう。

生まれつき、早く走れないのに、毎日過酷な練習をさせられ、早く走れるように努力を続けさせられる。

これについては、可愛そうだと人は思いますが、これを知能に置き換えるとみんな黙ってしまう。でも、これと同じことをみんな強制されているんです。

皆が同じように勉強させられても、できない人は、どんなに頑張ってもできないんです。知能が必要な仕事には、そういった人をつかせてはいけません。

もちろん、環境と努力で、現状より改善は望めるけど、不得手なことに執着するよりも、得意なことを見つけて、そこを伸ばした方が幸福だと僕は思います。お金?知能が低くても、稼げる仕事なんていっぱいあるし、知能が低いのに知能が必要な仕事してたら、それこそ、稼ぎにならないと思いますよ。
(こういうの言うと嫌われるんだよなあ)