「肥満?」「生活習慣病?」「ダイエット?」と社会的処方
ここのところしつこく投稿している、現在クラファン挑戦中の書籍ですが、まだまだ、なぜ?「肥満?」「生活習慣病?」「ダイエット?」 と思われる方も多いと思いますので、今回は今までも公開イベントや勉強会で話し合ってきた「社会的処方」に絡めて記事を書いてみました。
端的に言えば「健康」の話。
肥満や健康問題を理由に社会・地域活動に参加するのが億劫になったり、自ら限界を決めてあきらめたりすることはとても残念なことです。
だから「肥満」は決して自己責任だけの問題ではなく、社会課題であると痛感しています。
たとえば、生活習慣病で薬漬けにされても疑問にさえ思わない状態もそうでしょう。現に、この本の著者である当団体の安藤は、35年以上「高度肥満」で最高重量の時には114キロありました。当然のごとく、糖尿・高血圧・高脂血症・睡眠時無呼吸症候群などのさまざまな病に冒され、何錠もの薬を処方されるがまま疑問にも思わず飲んでいました。
ところが、60歳を過ぎて生活改善、ダイエットに取り組み、62歳の今では生活習慣病が完治し、今ではたった2錠の薬をのんでいるだけです。その薬も、体質の関係で必要なだけで、飲み始めたら一生と言われる、血圧・糖尿病の薬はすべてやめられています(お医者様と相談の上)。ちなみに、著者は体重だけでなく、年間約13万円の医療費を削減しています。
このように生活習慣病は生活習慣を改めれば改善する病でもあるのです。
解決策は薬を飲むことだけ? そんな疑問を医師にも患者にも持ってほしい。
知人の現役ナースは言います「生活習慣病」は薬では治らないと。
私たちの信頼するトレーナーは、糖尿病教室の運動療法専従だったそうですが、病院では糖尿病が治った人を見たことがないそうです。
このような事実を知っていただくことも私たちのようなメディアの役目ですし、医療者の方も、ただ薬を処方するだけでなく、薬を処方する前後に薬を減らしたり無くしたり「できること」がある、そのような選択肢を患者にお伝えいただきたいなぁと思います。
もちろん、医療もサービス業だからと仰る先生もいるでしょう。
しかし、上にも書いたように肥満や健康問題を理由に社会・地域活動に参加するのが億劫になったり、自ら限界を決めてあきらめたりすることは「社会的孤立」に直結します。そのような「孤立」状態になった人を外につなげて行くことは容易ではありません。そうなる前に、できることをやるほうが遙かに、本人もその周りも楽なはずです。
生活習慣を改めれば改善する段階であれば、医療から、民間サービス(主に食)や健康づくりを行う市民サークル、地域の活動団体につなげていくことこそ、まさに「社会的処方」だと思うのです。
患者側も、薬を飲むことだけが正解でないことを知って欲しい。
私たちはたまたま志のあるトレーナーに出会い、信頼を築きあげながら、自分でもアタマを、カラダを使い、実証実験を行いながら、生活を改善することができました。運が良かったと言わればそうですが、この体験がたくさんの方のヒントになることは間違いないと思います。
そんな思いもこめ書籍の制作を行っています。
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