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私について


はじまり

小さい頃から絶対音感があるせいか音に敏感で
たくさんの人が集まる場所が苦手だった

特定の音が苦手になったのは小学3年生のある夜

祖母と一緒に寝ていた時に
イビキの音が気になるようになった

一定のリズムでなるイビキが気になって
睡眠不足になる日々
祖母のことは大好きなのに
夜が来るのが怖い

耳を塞いでいることに気づいた祖母とは
別室で寝るようになった。

中学生の頃

隣で給食を食べる友だちの咀嚼音が気になるようになった。
くちゃくちゃ、口を開けて食べるその音
給食の時間が怖くて
食欲がなくなった

「私って何か変?」と疑問に思う事が増えたのもこの頃で
周りとの差を少しずつ感じるようになった

高校生の頃

髪を触る癖がある友だち貧乏ゆすりをする友だち
少しずつ苦手な物が増えていった
冬場の花を啜る音、咳払いをする音も苦手
文字を書く鉛筆の音も苦手
教室へ行くことが辛くなった

大学生の頃

大学生活はとても充実していたが
生活の中で苦手が増えていくことに苦痛を感じながら過ごしていた。
大学の友だちは私の苦手を理解してくれていて
「大丈夫?場所移動しよ」とか
「今の音平気だった?」と気を遣ってくれた

コロナ禍となり大学2回 ~3回の2年間は
オンラインでの授業
気持ちが楽だった。

4回になると緩和されることが増え
大学へ行くことが多くなった。
保育科の大学のためADHDや発達障害に関する学びも多く、当てはまる項目が多かった。

親は「気のせい、考えすぎ」と聞く耳を持ってくれることがなかったが、限界を迎え
泣きながら現状を伝えると
心療内科を探してくれた

診断

心療内科へ初めていった日
不安と緊張で押しつぶされたが
勇気を振り絞っていくことにした

アンケート形式の診察や対面での診察
たくさんの診察を受けた結果
"中度うつ病・パニック障害:ミソフォニア"
三つの診断を受けた

「今まで頑張ったね」
その言葉を受け涙を流した

治療方法や説明を受けた


心の病

他人には理解され難い
心の病に病名がつくと心のモヤモヤが晴れた

うつ病とパニック障害は薬の服用で軽くなる
ミソフォニアは治療法がなく完治は難しいが
薬でだいぶ楽にはなるだろう

そこから私の戦いは始まった


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