内向型の才能① 『内省』
こんにちは、ひとり好きのチロです。
「内向的・隠居・幸福感」をテーマに、ひとりでいることが好きな方に役立つ情報を発信しています。
今回から、内向型の才能について、三つのポイントに分けて説明していきたいと思います。
先にポイントをお伝えしておくと……
①深く考えることが出来る
②一つのことに集中して取り組むことが出来る
③ひとりで快適に過ごすことが出来る
この3点ですね。
今回は一つ目の「深く考えることが出来る」について、詳しく説明していきたいと思います。
1.そもそも「才能」って?
まず最初に、「才能」「長所」「短所」のそれぞれの定義について、軽く触れていきたいと思います。
「才能」「長所」「短所」については様々な捉え方がありますが、今回は八木仁平さんの著書「世界一やさしい才能の見つけ方」という本を参考に紹介していきます。
言葉の意味が曖昧だと、これから説明する内容が伝わりにくくなってしまうため、お付き合いただければと思います。
まず才能とは、「自然とできること」「意識せずともやってしまうこと」です。
・つい、考え込んでしまう
・意識せずとも、細かいところまで観察してしまう
・自然と一つのことに集中してしまう
こういったことはすべて、才能ですね。
対して……
・英語が話せる
・分かりやすい文章が書ける
・プログラミングが出来る
こういったことは、才能ではなく、スキルと呼ばれています。
そして、才能は「長所」にも「短所」にもなります。
これがどちらで発揮されるか、ということは、環境によって左右されるんですね。
たとえば、「深く考える」という才能は、深いテーマについて考えて、クオリティの高い結果を求められる環境では「長所」となります。
しかし、「とにかく早く終わらせる」というような積極性やスピードを求められる環境では、「短所」となってしまいます。
これを踏まえた上で、内向型の才能について説明していきたいと思います。
2.「内省」について
内向型の人は、じっくり深く考える傾向があります。
「内省」、「熟考」とも呼ばれる才能ですね。
一つのテーマについて長く深く取り組むことで、他の人では辿り着けないような大きな成果を出すことも出来ます。
①問題解決に活かす
「この問題を解決するにはどうすればいいか?」といった課題について考えるとき、なかなか結論が出ないこともあるかと思います。
このときに「もう考えたくない!」と思う人も多いでしょう。
しかし、内向型は、どれだけ時間がかかっても「納得できるまで考えたい!」と内省を発揮することが出来ます。
時間をかけて導き出したアイデアは説得力があり、信頼感を得ることにも繋がりますね。
②物事への理解に活かす
内向型は、抽象的な概念や考え方に対しては、時間を取って充分な理解を得られるまで、それについて考え続けるかもしれません。
たとえば、あなたが「才能」に興味を持ち、本を1冊だけ読んだとしましょう。
しかし、その本で紹介されている「才能」の定義が曖昧だった場合、「結局、才能って何?」と考え続けるかもしれません。
よほど興味が強かった場合、2冊、3冊……と他の本も読むかもしれませんね。
そして、納得できるまで考えたところで、「才能とはこういうものだ」と理解する。
もちろん、個人によって「どこまで理解を深めるか」という熱意は異なりますが、「自分の好きな分野に関しては、内省が強く働く」という内向型の人は多いのではないでしょうか。
③深く考えた内容を、アウトプットする
内省は、内向型のすごい才能なのですが、考えすぎてしまうことも多いかと思います。
たとえば……
・良いアイデアを思い付いても、「まだ具体的じゃない」と抱え込んでしまう
・考えているうちに、その話題が終わってしまう
・考えたいテーマで頭の中がパンパンになってしまう
こういった状態ですね。
私は、内向型の人は「ひとりで考える時間」を得ることと同じくらい、何らかの形でアウトプットすることも大切だと考えています。
メモ帳やノートといった、自分しか見ないモノに書くだけでも、充分なアウトプットになります。
ブログやSNSに書く、信頼できる人に話す、といったアウトプットをすれば、同じように内向型の人が、あなたのアイデアに共感してくれるかもしれません。
いずれにせよ、悩み込んでしまう前にアウトプットすることで、あなたの内省した内容が何らかの目に見える形になります。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
3,まとめ
改めて、今回のまとめになります。
①内向型の人は、内省という才能を持っている
②内省は、問題解決に活かすことが出来る
③内省は、物事の理解に活かすことが出来る
④考えるだけでなく、アウトプットすることも大切
次回は、内向型の二つ目の才能「集中力」について書いていきたいと思います。
今後も「ひとりの時間」を充実させる情報をどんどん発信していきます。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
読んでいただきありがとうございます!皆さんの「ひとり時間」が良いものになりますように。