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人見知りと場所見知り。

 久しぶりの買い物。それぞれが色々な目的で何かを探している。お目当てのものがある場所はわかっているのに、そこに誰かがいる。少し時間を空けてみたけども今度は違う人が何かを探している。何度も同じ場所を行ったり来たりするから、お店の人には不審がられていると思う。店員さんごめんなさい。そして私はお店を出て駐車場に向かっていた。

 こんなことが何度もある。今のご時世だからと言い訳したいところだけど、人混みが大の苦手なのだ。商品が並ぶ幅2メートル、全長20メールの空間に誰かがいるだけで落ち着かなくなる。本当は時間をかけて選びたいのだけど誰かの存在がそうはさせてくれない。ええい、これで良いやと購入した後に何度後悔しただろうか。

 仕事であれば何ら問題はない。全ての人混みが苦手ではなくて、プライベートの買い物のときだけ極度の人見知りが発動してしまうのだ。だけどこれが発動しない場所もある。それは通い慣れている場所だ。何度も通っている場所であればいくら人がいようがどうってことない。

 ということは、人ではなくて場所に人見知り、いや場所見知りをしているのかもしれない。確かに、自分のおうちに初対面の人と会う場合と全く知らない場所で会う場合では緊張度が全然違う。そういえば、4月に別の部署から異動してきた人がいたけど、初対面にも関わらず緊張しないで話せた。これもいつも居慣れた場所だったからなのかもしれない。もしも、そうじゃない場所だったと想像しただけで心拍数が上がる。

 私の場合、人見知りはもちろんだけど、そこに場所見知りも混ざっているのだろう。いつもの場所が人見知りをいくらか軽減させる可能性がある。これがどのくらい効果があるのか観察していきたいと思う。



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