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20個下の女の子に恋をする

その日、ひょっとしたら、運命の人と出会えるかもしれないじゃない。
その運命のためにも、できるだけかわいくあ
るべきだわ。       
            ココ・シャネル

彼女の友達の集まりで、海に行った。

遅れて参加

先に来たみんなは、もう海に入ったり日焼けしたりしてた

初めてだったから軽く挨拶をして、じゃあ俺も海入ろうかな?

って思った時

チラチラっと目が合うな。

若い15歳くらいの女の子

この子も集まりの中の人の娘さんらしい。

まぁいいかと思いながら、タンクトップを脱ぎ海に飛び込みに行き子どもたちと遊んだ。


子どもたちと海で遊んでいると自分が大人であり、社会人とゆうのを忘れていることに気づく。

自分が楽しんでると、子どもってのは敏感で自然と寄ってくるものだ。

「お、なんだやるのかっ」

「やめろよ〜」

海の中で8歳の男の子と海パンの脱がし合いをする34歳中年男。

あぁ〜、若返ってるなー。

ひと通り遊んだあと海から上がる。

海から上がると、髪の毛も濡れて頭皮の露出度があがってる俺を見て彼女が

「ひとし、やっぱりハゲてるね」


誰がハゲやねん


周りに笑いが起きる

ん?


チラッと15歳の女の子の方を見ると目が合う瞬間、

パッと顔を伏せたが細かく体が振動してるのがわかる。


めちゃウケてるやん


それが10秒くらい続き、何事もなかった顔をする女の子に向かって


「めちゃめちゃツボ入ってるやん」

追い打ちをかけた

照れた顔を横に降る15歳女の子

その時っ

あっ

照れた顔可愛い


と思った

あっやば


可愛い

とゆうかこの女の子と目が合って照れる感じ


ヤバい


と思ってしまった

それからその女の子とは

「これから受験なの?」

志望校聞いたりして

「へぇ、頭いいね〜」

とかたわいもない話をして

「彼氏はいるの?」

って聞くと

じーっと見つめられて

「いない」

いないんだ〜可愛いのにと思ってると

「いや、いる」

「いるんかい、なんて名前なの?」

「言わない」

「え〜、教えてよー」

「やだ」

こんなたわいもないやりとりが楽しい

完全に15歳女の子に夢中になってると

「ナンパすんなよ」


斜めの角度から彼女に現実に戻された

「あ、はい」

それからとゆうものの、その子と目が合う度にドキドキする俺

何かとその子の反応を見ちゃう俺

あまりに目が合うものだから、あえて見ないようにかけひきも勝手に始める俺


俺……


恋してる


いや、してないしてない

だめだめだめだめ

と自分に言い聞かせる

わ〜た〜し〜こ〜いを〜し〜ている〜か〜なし〜い〜く〜らい〜
by 福山雅治 squall

が聞こえてくる

いやいや、聞こえてないから


16時くらいになると日の照りも落ち着いてきてみんなで帰り自宅をし始めた

焼けたね〜

とか

超赤くなってる〜

とか海帰りお決まりの言葉がとびかう

楽しかった

久しぶりにはっちゃけたな

無邪気に遊ぶことがこんなに楽しいなんて

子どもに戻ったひと時の時間だった

帰り道

あの子の事が脳をかすめる

なんで俺は気になるんだ?
何が気になるんだ?
何に似てるんだろ?

と自分に疑問を投げかけてみた

こんな時によく自分は置き換えて考えてみることにしてる

中学生の時のR子に似てるからだろうな

R子と付き合えてたら、

キスができてたら、

セ○クスかができてたら、

人にはそんな子がいるものだ

多分その子との疑似恋愛みたいな感覚に陥ったのだろう

と自分の頭に勝手に落とし込む

いずれにせよ34歳中年が15歳女の子に恋をするなんて許されない

いや、その前に彼女いるし

頭から離れないので

深呼吸を繰り返した

それ以降はその子が脳に浮かぶ度に

深呼吸した

時間とともに波のように流されていくように 

そして、僕は少しロリコンの人の気持ちがわかった気がした。
 

おわり


タイトル画像は#猫野サラさんの作品を使わせて頂いてます。
ありがとうございます。

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