メルボルンのまちの空間で感じたこと
都市の隙間
疲れたとき、ぱっと座りたいとき、気分転換したいとき。ビルが連続した空間だと隙間がない。確かに、メルボルンの中心部ではビルだけが集まった部分もあるが、その周りは公園で囲まれている。
ここで感じたことを短く伝えるとするならば、安心感と爽快感だな〜と思います。
それでは、メルボルンの街の中に、具体的にどのような空間があったのか見ていきます!
書店の中のベンチ
本屋さんは本を「直接見て買う」ところで、オンラインで購入するのに対して、日本では直接手に持って、本によっては立ち読みすることもできます。
私がメルボルンセントラルにあるReadingという書店で驚いたことは、中にベンチがあることです。まずは入口に洒落たベンチと本が置かれたコーナーがありました。
しかし、これくらいならわかります。
書店のモニュメント的な洒落た空間。
本棚とは別にリラックスできるコーナーがある感じ。
けれども、決して広くはない書店をゆっくり歩いて探索していると、ところどころ目立たない「ベンチ」があります。
窓枠の木の板のところに上と同じ緑のクッションが置かれている。
ひとつつなぎの本棚の途中に少し座る場所がある。
座って本を長時間読まれたら、本屋さんにとっては嬉しくないはずだけど、メルボルンには「え!そこにあっていいの?」と少し嬉しい場所に休める場所があります。どんな場所でもぱっと座れるところがあるといいよね。
少し謎だったのは、立って読んでいる人はいたけど、あまり座っている人がいなかったこと。たまたまその時座る人がいなかったのか、本屋で座る習慣が実はないのか…? 気になるところです。
ガーデンという名の公園
CBDと言われる都市の中心エリアは、「ガーデン」と呼ばれる公園に囲まれています。ガーデンは、芝生が広がり木が所々植えられています。
日本とは異なる広さや空間の文化的な違いから、人々の過ごし方まで異なりるのは当たり前かもしれませんが、ガーデンでは誰の目も気にせず自由に過ごしている姿が印象的。
オフィスカジュアルな服をきた女性がごろーんと寝転がる
ベビーカーを引いて家族でピクニックをしている
サッカーボールを持って横を通り過ぎる男の子
そんな私は、テキストを持ち込み前半は課題を、後半は風と陽の気持ちよさに負けて仰向けで寝ていました。
(ただ気になったのは、街の並木が一定間隔で植えられていたこと。大学の 授業で、少し植える間隔をずらすことで心地よく感じると習い知っていたからなおさら違和感があるように感じてしまったかも(笑))