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誇らずにはいられない:2023 J1 第4節 アルビレックス新潟×川崎フロンターレ

勝った!俺たちの新潟が直近6年で4回リーグ優勝している川崎に勝ったぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!

痺れた惚れた憧れた俺たちの誇り新潟。そんな試合を全選手紹介という形で記録に残しておきたい。

全員がマグロを抱きしめての入場。いつ見てもフフッ…. って笑みが溢れてしまう。やべっちのキックオフセレモニーもありイベント感満点。川崎のキックオフでスタート。キックオフやり直しがあったけどスタート。

小島享介

前節札幌戦ではベッタリマークの前に繋ぐことができず、とにかく中央にロブを蹴り続けていたが今日は方針を変えて繋ぎ&左右への散らしという形で蹴り分ける。藤原へのロブがズバズバ通って超気持ちいい。

ペナルティエリア内でプレスをギリギリまで引き付けてから正確に蹴り込むことができるキックの技術と精度は圧巻の一言。このプレイができるとペナルティエリア内に1人とか2人とか守備を引き摺り込むことができるのでヤンや島田にボールを通しやすくもなる。ビルドアップで圧倒的優位を作るために欠かせない小島の足下である。

後半に入ると間延びした川崎の守備の間をヤンや島田にズバッと縦パスを通して攻撃のギアを上げたりもしていた。ビッグセーブも毎試合飛び出したりしているので日本代表にノミネートしてもいいんですよ?と思ったりもするけどまぁ選出外。今回のところは許しておいてやる。

後半48:20、やっとの思いでペナルティエリア内で藤原を躱したマルシーニョだったが残念そこは小島な結末。至近距離のシュートストップに福田正博解説員も完全に仕事を忘れるサッカーファンの唸り声。ウワーオォォォ!

セービングにキックに圧倒的モダンキーパーを見せつけた小島。本当に圧巻だった。

藤原奏哉

川崎の左サイドを完全に沈黙させた身長170cmの27歳。日本で一番の右サイドバックは俺だと証明したんじゃないかと思う。

川崎が誇るスペシャルウェポンなスピードスターのマルシーニョを完全に沈黙させたパフォーマンスは圧巻。試合の途中で呆然とした姿をカメラに抜かれたマルシーニョの表情が全てを物語っていた。本当に何もできなかったんだろうなマルシーニョ。

マルシーニョに全部勝つので当然佐々木にも全勝である。川崎陣内におけるセカンドボール回収エアバトルも全部藤原が勝ってセカンドボールを回収しまくる。心も体も強すぎる。その後もサイドだけに収まらず中央でもボールを回収しまくる藤原。藤原ロール守備バージョンの萌芽である。

前半12:20、川崎の猛プレスを右サイドのオーバーロードな状況から地上戦コンビネーションで潜り抜けてピッチ中央フリーの涼太郎へ預けたシーンは鳥肌ものである。この「サイドに寄せて中央の伊藤に逃して一気に爆走カウンターで刺し込む」というのは新潟が狙う攻撃のテンプレートになりつつある。

舞行龍ジェームズ

この試合では特に目立った姿を見せなかったが目立っていないことが良いプレイの証拠でもある。

途中、一試合に大体一回はやらかすボールコントロールミスで全新潟に「あっ… !いつものマイケル!」「今日は早めにやらかしが出たから残り時間きっと大丈夫!」「このプレイが出る時のマイケルの安定感は抜群!」などなど、もうみんな分かってる感が凄い。いや、本当に試合を通して素晴らしいパフォーマンスだった。宮代は何も見せ場がなかったんじゃないだろうか。

パスの出所を潰してヨシ!エアバトルで弾いてヨシ!スペースを埋めてヨシ!ビルドアップで繋いでヨシ!と何も言うことがない。サイドに振り分けるフィードも良く通していた。前半34:20の大外太田へ通したフィードが美しい。前半20:15にはカウンターに繋がる可能性大だった宮代へのパスをハーフウェーラインを飛び越えて魂スライディングにより防ぎ切って逆カウンターに繋げたり、後半79:00には川崎の爆裂決定機を藤原と挟み込んでピンチを脱するという熱さも見せた。

トーマス・デン

安定感抜群すぎたオーストラリア代表。選出おめでとう!アルビレックス新潟代表!

セーフティーなクリアもできるし前にスペースがあればモリモリ運ぶしプレスを掛けられれば相手の矢印をへし折る所作で華麗に躱す。

前半3:50、宮代のプレスをへし折って背後の島田にボールを預けたシーンは宮代の心も折れた。この日の宮代と遠野はデンに何度も折られるは潰されるわで散々だったかもしれないけどスペックとしてデンの方が明らかに上だった。後半84:00に蹴り込んだ最終ラインからセンターサークルにポジショニングする伊藤涼太郎への30mオーバーな縦パスは圧巻。オーストラリア代表ですから!

渡邊泰基

この試合の象徴として語らなくてはいけない左サイドバックである。

山根家長というリーグ屈指の右サイドアタックを地上戦でも空中戦でも完璧に抑え込んだ。今後の活躍に期待せずにはいられない。

今振り返れば昨シーズンの昇格決定戦でゴメスじゃなくて泰基がスタメンだったことに何の違和感もない。ゴメスは早く怪我直せ。

前半4:35に三戸が攻め残りしてしまい山根脇坂家長のジェットストリームアタックを一人で受けなくてはいけない状況でも島田との守備連携で川崎のターンを終了させる。とにかく後ろのスペースには絶対ボールも人も入れさせないマンを完全遂行した泰基である。

前半42:55には川崎の超決定機を体を投げ出して防いだりもする。たとえボールをロストしても全力で奪い返す姿に全新潟が泣いた。クロスへの対応も万全で全部跳ね返してくれた。

三戸が開けば泰基は内側へ、三戸が内側に入れば泰基は外側へ、パスは必ず斜め方向に出すというセオリーを攻守共に愚直にやり切った。

前半16:15、家長が宮代とのコンビネーションで抜け出しを狙ったシーン、家長にボールを出されて走られて揺さぶられても一歩たりとも遅れることなくスッポンマークしたシーンは涙が出そうだった。ペナルティーエリア内にフリーランするだけで終わった家長。

その直後に家長のパスを引っ掛けた泰基、全員が繋げると確信して走り出した結果の伊藤涼太郎キラーパスが爆走太田に刺さった超決定機。全ては泰基の守備から始まった出来事である。素晴らしい。

そして前半21:00、攻め込んでいる相手陣内で山根とのタイマン勝負でボールを奪うと伊藤涼太郎の振り抜いた右足がゴールニア下に突き刺さる。決めたのは涼太郎だしクローズアップされるのも涼太郎だが、これは泰基が決めたゴールで良い。素晴らしすぎる。

先制点を奪ったあとは積極的に攻撃参加して三戸とのコンビネーションで相手陣内深くでボールを扱い始める泰基。大外レーンとハーフスペースを完璧に使いこなした試合だった。

サッカーはサッカーをすることで上手くなるを体現している渡邊泰基である。

高宇洋

前節札幌戦では絶対にボールを入れさせないシフトを敷かれて身動きが全く取れなかったヤン。

この試合では一列目の守備の間で結構な余裕を持ってボールを受けることができて通常運転なパフォーマンスを発揮して俺たちが見慣れているヤンがそこにいた。一列目守備を覗くといつもそこに君がいた。

前節札幌戦ではどこか慌てた感じで無理に長いボールを通そうとしていて、結果失点にも繋がったりしていたけど後半50:20のシーンではその札幌戦と全く同じ状況が再現されたものの、完璧にボールを通して涼太郎→爆走太田カウンターへと繋いだ。この形(自陣ワチャワチャの森を潜り抜けて中央伊藤経由の三戸太田爆走カウンターアタック)は対策されるまでは新潟の高火力ウェポンになりそう。なりそうだからヤンはこれからも確実にパスを繋いでほしい。

心に余裕があるとプレイにも余裕が見えてくるマン・オブ・ザ・マグロ。本当にいつものヤンがいてくれて安心した90分。島田との距離感も抜群だった。

島田譲

左ハーフスペースから縦パスを突き刺す初代マグロ王。

この試合ではマン・オブ・ザ・マグロならずだったが左ハーフスペースを制圧したハーフスペース王となった。

川崎がゾーン守備なので中央にボールが配置されると必然的にフリーで浮く島田。フリーでボールを受けることができれば何でもできる島田である。

前半2:50のセカンドボール回収からの鈴木孝司への楔からの三戸舜介へのレイオフからのペナ内鈴木孝司の流れは非常に美しかった。直後の3:10にも高い位置でインターセプトして逆サイドの太田へ鮮やかなレインボーループをピンポイントで通したりする。

この日は川崎のブロックが少々緩かったのでビルドアップの際にライン間で受けて悠々と前を向くことも多かった。相手がゾーン守備ならマグロのようにピッチを泳ぐ島田である。

太田修介

今期新加入で圧倒的なパフォーマンスと結果を出し続ける右サイドの稲妻はこの日も光り輝いて轟いた。

攻撃で走ってヨシ!前プレ仕掛けてヨシ!プレスバックで走ってヨシ!ドリブルで爆走してヨシ!ハイボールで競り合ってもヨシ!なんなんだこの万能アタッカー。

前半16:30の伊藤涼太郎衝撃のロングスルーパス from 自陣はちゃんと決めてくれなきゃダメなやつだけどセカンドボールが溢れると感じた瞬間に走り出すのは流石の嗅覚と走力。後半50:30にも超決定機を迎える。

太田のストロングとして爆走アタックが注目されがちだが、評価すべきポイントはポジティブ・トランジション(守備→攻撃)の際のスタートとポジショニング、状況判断の良さである。このスタートあってこそ爆走ドリブルに繋がっている。

前半27:30のシーン、デンが遠野にアタックして溢れたセカンドボールを涼太郎が拾うと自陣奥深くからスルスルと中央のスペースに顔を出してフリーでボールを受けて中央レーンで爆走スタートするものの目の前には川崎の守備5人 vs 鈴木孝司&伊藤涼太郎の3対5の状況となっていて突撃しても網に掛かるだけのシーン。

ここで太田の取った行動はスピードを落として藤原の上がりを待ってからの相手陣内でセットするというプレイである。

同じことは三戸舜介の項目でも書いているのだが、いわゆる「パウサ」と呼ばれるプレイである。この状況判断ができる太田は本当に偉い。

藤原とのレイオフ(受けたボールを後方に落とすパス。この形が作れると味方は前向きフリーでボールを保持できるようになる)も滑らかでメチャクチャチームに馴染んでいる太田。前半アディショナルタイム45:40にはフィジカルで守備を弾き飛ばすゴリ押しドリブルで決定機を創出した。

伊藤涼太郎

この試合というかアルビレックス新潟2023、もしかしたらJ1の主人公である。J1でも圧倒的な存在感。開幕から4試合連続でJ1ベストイレブン。輝きすぎてヤバイので過去の伊藤涼太郎noteを貼っておく。

この日も圧倒的ファンタジスタなプレーでビッグスワンを沸かせる。試合開始直後には気迫のタックルでボールを奪うもファウル判定。スタートからやる気満々。

まずは前半3:25のシーン、藤原がマルシーニョに競り勝って回収したセカンドボールをヤンが拾ってハーフスペースにスタンバイしている涼太郎へ優しく預ける。優しいタッチでオリエンタードして中央に切り込むと堪らず寄せる川崎の守備は3人。圧倒的守備範囲を誇る橘田の寄せた足の甲の上を鮮やかに超える右のアウトサイドで弾いてゴール前中央に構える鈴木孝司へパスを通す。

前半8:00には自陣でセカンドボールを回収したヤンからピッチ中央でボールを預かってオリエンタードで前を向きつつダイレクトで鈴木孝司へラストパス。ピッチ中央で涼太郎にフリーでボール扱わせたらアカンやつ。全国のサッカー少年少女は伊藤涼太郎のコントロール・オリエンタードをお手本にすると良い。

前半12:35、中央フリーでボールを受けてゴリゴリ中央を駆け上がってどんなミドルシュートを打つかと思ったら守備がいっぱいでパスコースが無いと判断したのか魅惑のループシュート。枠を捉えることはできなかったがクソ度胸。後半84:10にもドリブルで抜け出してループにチャレンジするクソ度胸。

前半16:30には圧巻のスーパープレイが飛び出す。

新潟陣内深い位置で泰基が誘発した家長のボールキープ失敗からの溢れ球、三戸がセカンドボールを回収して涼太郎に預けると脇坂のベクトルをへし折るボディフェイントでフリーかつ前向き姿勢な状態を作り出してから爆走太田にロングスルーパスを通して超決定機。太田はちゃんと決めろ。

このシーン、前掛かりになっている川崎をたった一手でひっくり返したスーパーカウンターなのだが、泰基が引っ掛けた瞬間にセカンドボールを拾えると全員が信じて動き出した結果の決定機創出。涼太郎の所作とパスも凄かったが、これはチーム全体で奏でたスーパープレイ。その中心にいたのが伊藤涼太郎。

そして前半21:00、日本代表に伊藤涼太郎を!というコメントと共に多く再生されたであろうゴールシーンとなる。テクニカルすぎて良くわからない。エンブレムを握って小さくガッツポーズするいつものクール太郎である。サポーターめっちゃ煽ってる。

守備でも光るものを魅せる涼太郎で、前半34:30には川崎のビルドアップを始めようとする橘田からタイマン勝負でボールを奪いそのまま決定機未遂へと繋ぐ。他にも後半53:40のボディフェイントで守備を剥がして前線へ飛ばすキックなど、グティとモドリッチが合体したようなプレイを魅せる。マドリーから時空を超えてやって来たのかもしれない伊藤涼太郎。ファンタジスタすぎる。最高。

三戸舜介

U-22代表に選ばれてパリ世代に定着しつつある俺たちの三戸ちゃん。

序盤は守備のタスクが多くて泰基との連携で山根脇坂家長のジェットストリームアタックを献身的に防いでいた。

最初の見せ場は前半23:20。

デンが宮代からタイマン勝負で奪ったボールを預かると左サイド大外をドリブルで爆走開始。爆速ターボ大本だったらそのまま走り抜けるところを川崎の戻りが速くて前方は数的不利だと判断するとハーフウェイラインを超えたあたりでドリブルストップ。味方の上がりを待ってから突然再加速して鈴木孝司とのコンビネーションを絡めて相手陣内で攻撃をセットする。

この状況、相手陣内だよ全員集合!という感じかもしれないが、いわゆる「パウサ」と呼ばれるプレイである。

「日本にはパウサが足りない」という発言が出たのは鳥栖在籍時のフェルナンド・トーレスと名古屋在籍時のジョーの対談だが、パウサを日本語に訳せば「小休止」となる。

相手の人数が多いのに突撃してもボールとチャンスをロストするだけなので、相手の守備人数が変わらないのであれば味方の人数を増やしてから攻撃に取り掛かろうという考え方である。

パウサを使うことで攻撃のリズムを整えることができるしトランジション合戦で雑な判断をすることも無くなるし無駄に体力を消耗することもない。結果として精度の高いプレーができるようになる。

こういったゲームメイクをたったのワンプレー、個人の判断で出来てしまうのが三戸舜介20歳である。サッカーIQが高い俺たちの三戸ちゃん。似たようなパウサは前半39:10のカウンター時にも見せている。

俺たちの三戸ちゃんはパリ五輪で大活躍するのでこれからも可愛がっておきましょう。ペナルティエリア付近でボールを持った時の縦突破 or カットインの超二択も相変わらずの切れ味で至恩もベルギーから拍手を送っているはず。後半60:25には自陣ワチャワチャの森を潜り抜けて爆走決定機を作るもシュートは僅かに枠の外。決めろ。

鈴木孝司

偽9番の動きがスタイルになりつつある鈴木孝司だが、この日は島田や藤原から繰り出される縦パスをハーフスペースで受けるシーンが多かった。

受けてレイオフで落としてダッシュしてもう一回受けるまでがセット。この動きだけメチャクチャ練習してそう。レイオフ魔人の称号もゲットしそうな勢い。

前半41:20のレイオフ、その後もレイオフフィーバーを繰り返して最後は鈴木孝司が自らペナルティエリア前でボールを受けて決定機創出。まさにレイオフ魔神である。

コーナーキック守備では率先してボールを弾き出すタスクもこなす33歳。シーズンを重ねるごとに凄みを増していて怪我を抱えていない鈴木孝司が頼もしすぎる。

伊藤涼太郎がノリノリなのは新潟サポ以外でも知っているところだが、ノリノリ具合で言ったら鈴木孝司も負けていない。ノリノリすぎてオシャレすぎるトラップ&ターン。

攻撃で存在感を放っている鈴木孝司だが、この日の鈴木孝司で特筆すべきは橘田とのタイマン勝負に勝ち続けたことだろう。前半37:25には橘田のトラップミスを見逃さずにタイマン勝負を挑み、結果として橘田がイエローカードで止めることになる。攻守ともに大活躍の鈴木孝司である。怪我しないように気をつけて。

星雄次

後半70:10、島田に代わってピッチに入る。

ちょっと高めにポジショニングする島田という役割。ボールを前に運ぶタスクが割り当てられていただろうか、ハーフウェイラインを超えると太田よりも高い位置にポジショニングして挨拶がわりのレイオフでボールを滑らかに動かす星。その後もワンタッチプレイで常時ボールに絡む。

後半72:25にデンから受けた縦パスを守備3人に囲まれながらも勢いよく振り抜いて一直線に前線の谷口へ付けたプレイはオフサイドになったものの非常に良かった。

伊藤涼太郎だけじゃないぜ!をアピールする星。74:40にも中央をスルスル上がりながらボールに絡む姿は涼太郎っぽいといえばそれっぽい。

谷口海斗

後半70:10、鈴木孝司に代わってピッチに入る。

中央よりもウィングの方が活きるんじゃないだろうかと思うほどにサイドに張り出してゴリゴリボールを運ぶ谷口。ドリブルしながら守備を削る馬力が凄い。

守備ではシミッチに絶対ボール渡さないマンとしてプレスを掛ける。後半77:55にはマイケルのフィードを危なげなく競り勝って中央スタンバイな涼太郎にボールを繋ぐ。

後半82:20にも小島のロングパントを右サイドタッチライン側で収めてキープしたり中央では持ち味の裏抜けを披露。

ここ2試合は鈴木孝司のパフォーマンスに圧倒されて存在感を出せなかった谷口だったが、鈴木孝司と遜色ないパフォーマンスが出せることを証明したのではないだろうか。エアバトルの勝率も高かった。とにかく頑張れ。

小見洋太

後半84:40、三戸に代わってピッチに入る。

坊主をやめてなんか垢抜けたサイドアタッカー。体力満タンなので元気に川崎のサイドへアタックしてボールに噛み付く小見。

アディショナルタイムに入ってからボールに絡むことが多くなり、ワンタッチやらキープやらを適度に織り交ぜて守備を翻弄する。後半アディショナルタイム91:25には小島の超ロングフィードに合わせて裏抜けポンで走り出すも僅かに合わず。試合後に髪の色が赤くなったとの報告があり、阿部と共に相手を威嚇してほしい。

ダニーロ ゴメス

後半84:40、三戸に代わってピッチに入る。リーグ戦初出場のブラジリアンサイドアタッカー。

小見同様に体力満タンなので川崎のサイドアタッカーに元気に噛み付く。結果として涼太郎の決定機に繋がったので良い仕事をした。

太田同様に自陣ワチャワチャ状態の時にはセンターサークル付近にポジショニングしてボールの出口となれるようにスタンバイ。87:40のシーンではこの動きから谷口がシュートチャンスまで持っていった。

試合終了直前の後半90:00にはスライディングでボールにアタックしてマイボールにするとガッツボーズを両手で5回ガッツガッツする仕草を見せて気持ちを表現するダニーロゴメス。熱い漢のダニーロゴメス。

松橋力蔵

新潟式ビルドアップに加えレイオフ地獄や自陣ワチャワチャの森抜け出し中央カウンター爆走アタックなど、新たな攻撃スタイルを全新潟に披露してくれる俺たちの松橋力蔵。これは楽しいアルビレックス新潟のサッカーである。

広島戦、札幌戦と己のアイデンティティを失ってしまうかもしれないという大きな不安に駆られたが、新潟の進む方向は何もブレていないということを結果と内容双方で証明してくれた。控えめに言って最高。

本当に楽しくて強いアルビレックス新潟のサッカーです。毎週末が楽しみでしょうがない。





「これでわかった!サッカーのしくみ」をコンセプトにアルビレックス新潟の試合雑感を中心に書いています。