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コラム by 西山瞳

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#西山瞳

新譜『Echo』の予約が始まりました

2024年新譜『Echo』情報公開となり、各店舗でご予約が始まりました。 昨年リリース『Dot』は2023年の7/12、13、14に録音しましたが、2枚分録音していました。『Echo』は、昨年の『Dot』の後編となります。 2枚の選曲から漏れたものが、まだあと4曲余っており、そちらはいずれ配信のみでリリースします。 「大掛かりな録音は、CD制作のコスト増、CDビジネスの変容により、これで最後になるかもしれない」という気持ちがあり、大好きな信頼おけるミュージシャンと、最高の

『Calling』制作の経緯など

『Calling』制作の経緯です。ライナーノート代わりにでも読んでください。 これまで出たインタビューなどでお話ししていますが、今回、いくつかのタイミングが重なって録音に至りました。 最初のきっかけは2020年7月19日、池袋のレコーディング・スタジオStudio Dede(デデ)からの高音質4K配信ライブです。 2020年4月から6月中旬まで、仕事がゼロの日が続きました。 私も自宅からの配信ライブなどをしていましたが、デデがレコーディング・スタジオならではの価値ある配

新譜インタビュー記事公開etc.

先日公開になったインタビュー記事です。 西山瞳トリオ『Calling』久しぶりのトリオ作で追い求めた、音楽の〈普遍的な強度〉 | インタビュー - Mikiki インタビューと執筆をして下さったのは、音楽ライターの大石始さん。楽しくお話しさせてもらうと同時に、プロのライターさんのインタビューって見事なものだなと学ばせてもらいました。 先日、新譜『Calling』の発売日当日にYouTubeでトークライブをして、その時に「最近CDにライナーノートを入れていない」とお話し

9月1日より『Vibrant』サブスクでリリース

9月15日にトリオのアルバム『Calling』をリリースしますが、去年の『Vibrant』、『Faces』と同様、自主制作でディスクユニオン流通となります。 『Vibrant』以降、自分でコントロールしているので、サブスクリプション・サービスで扱う手続きも全て自分でしています。 『Calling』は9月15日にサブスクも同時リリースにする予定で8月頭から準備していましたが、少し考えることがあって、今回サブスクの同時リリースは見送ることにしました。 どうして見送ったかとい

ライブでの感染防止対策について(7/14追加事項)

昨年、初めての緊急事態宣言の後、一旦演奏活動が戻ってきた時点で、ライブでの感染防止対策について、コロナ禍において安全にライブをするためのガイドラインを掲載しました。 ライブでの感染防止対策について(2021年7月12日更新) - Hitomi Nishiyama blog http://blog.livedoor.jp/hitomipf79/archives/52498791.html 今月、2021年7月から年末までの毎月、ホール公演、イベントでの公演、アウトリーチ公

Mikiki連載第41回公開/ヘドバンvol.30発売

Mikikiの連載『鋼鉄のジャズ女』が更新されました。 90年代の雑誌プレイヤーをずっと探しまくっていたら、ちゃんと自分が持っていたヴァイ様が表紙のものを見つけ出せた、というところから、名作『Fire Garden』の紹介まで。『Fire Garden』は青春の一枚です。 記事の最後に新曲のYouTubeを貼って頂きましたが、3月にバネ指になって手術したとニュースがありましたが、その時期の映像だと思います。 本人はすぐ良くなるとおっしゃってますし、そうなんだとは思います

眼鏡について(2019年2月1日ブログ記事より)

2019年2月1日ブログ記事より(2020年10月加筆修正済み) ※クレオールでライブをした同年6月、職場での眼鏡禁止がニュースになった同年10月の関連記事も追記しています。 病気によりコンタクトレンズの装用が駄目になったので、これからのライブは眼鏡着用での演奏になります。短時間であれば装用可能なのですが、ライブハウスだと最低3時間はありますから、今後、ほとんど眼鏡になるかと思います。 私が音楽大学を卒業する時、卒業式で「音楽マナー読本」という小冊子を貰いました。 音大

『ロックのウラ教科書』記事の付け足し

2018年4月から連載しているMikikiの「鋼鉄のジャズ女」ですが、今月の記事が公開されました。 昨日もHELLFESTが今年の開催中止というアナウンスがあり、今年もメタル界隈のライブやフェスは厳しい一年になりそう。 ですので、なるべくお家で楽しめることを取り上げたいなと思って思い付いたのが、この本の紹介でした。 3年前に発売され、私も発売後すぐの時期に読んでおり、Facebookページでは一度書いたことがあったと思います。これ、本当に興味深く楽しい内容の本でして、発売時

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マッチョ

2015年にNHORHMプロジェクトを始めてから、6年ほど経ちました。現在はコロナ禍でライブができないので、メタル方面では文筆活動ばかりですが、もうジャズ活動のサブ活動としてみたいな段階はとっくに終わって、当たり前のようにジャズとメタルとの生活になっています。 NHORHMの活動を通じて、メタル界、メタル・ミュージシャン、メタル・ファン、メタル媒体など、ジャズ活動だけでは絶対に接点を持たなかったであろう人たちと濃く関わることができていて、考え方や生き方、音楽の感じ方など、本当

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休憩に書き散らかしを

このnoteは、長い文章の置き場として使い始めました。 Facebookページには時々1000字ぐらいの文章をパッと書いて載せることがありましたが、SNSは時間が経ったら文章にアクセスし難くなるのと、Facebookに参加していない方の目に触れにくいということがありました。 Blogはずっと継続していますが、なんとなく長い文章の読みにくさを感じていました。 文章を書くことは子どもの頃からの癖です。日記はずっと付けていたし、紙の日記はやめても、タイピングの練習として文章作成ソ

今年の私の10大ニュース

1. ソロアルバムを作りました。 1/14に録音して6月に発売した『Vibrant』です。あまり弾かないようにしようと臨んだことと本当に最小限のスタッフで制作したので、自宅で弾いたみたいになりました。昨年からの持ち越し案件だったので、気持ちはスッキリしました。 2. 自主制作、クラウドファンディングで歌のアルバム『Faces』を作りました。 コロナの前にクラウドファンディングを決めていたのですが、結果的にそれが本当に支えになりまして、皆さんと作れて本当に感謝です。メンバ

神戸 acoustic live Creoleの思い出

出会いは一本のメールでした。 「もうすぐライブスペースをオープンします。エンリコの曲やオリジナルなどやっているのなら、ぜひうちでライブしませんか」 こんな風に声をかけて頂いたのは、後にも先にも一度きりです。 当時私は24歳になったばかり、エンリコ・ピエラヌンツィの研究と並行してオリジナル曲を作って演奏し始めた時期で、そういう曲を演奏していてもお客さんは来ないし、そういう内容で演奏できるライブハウスも少ないし、そもそも誰もエンリコ・ピエラヌンツィなんて知らないし、ヨーロッパの

今年聴いたもの2020年+観たもの

毎年恒例の年末ブログ記事、今年はnoteでまとめました。 Omega / Immanuel Wilkins Blue Note Records 2020-08-07 一番今年らしいというか、時代が変わったなと強く思った新譜でした。アルト・サックスといえば、華やかでスピード感に溢れ、バンドを引っ張っていく唯一無二の花形楽器です。楽器が千切れそうなぐらいの息のスピードとパワー、アンサンブル力も当然大事ではありますが、アルトという楽器はちょっと特別でそれに勝るスター性が必要とさ

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