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運を動かす

本日は12月25日クリスマス。

イブである昨晩はお客様から頂いた絶品クラムチャウダーとオークワで仕入れた3割引のジャンバラヤを食べ終え、セブンイレブンのお気に入り“シアターポップコーン“(塩味とキャラメル味が混ざっている最高の商品)を食べながら、Netflixで映画「クリスマスとよばれた男の子」を鑑賞して幸せな時間を過ごした。

おすすめとして提示されたこの映画はクリスマスに相応しいほんわかハッピーファンタジー映画だった。私はファンタジーやSF映画が好きだ。魔法が使えたり、人間には本来備えられていない超能力を持つ超人類がいたり、宇宙人と地球人が混ざって生活している世界観がとても好きだ。いつもの日常の細々したことを完全に忘れさせてくれる。私は自分の生活にこの設定を積極的に取り入れていて、都合の良いようにしばしば宇宙人を登場させたりしている。

相手が宇宙人であったり、超能力を使っていると考えるとほとんどのことが割とどうでも良くなる。街中でイライラしている人、話が全然通じない人、ものすごく気性が荒い人を発見した時などにこの手法はとても有効だ。「地球が初めてなのかな」とか「あの顔つきはどこの星から来たやつだろうか」などと考えていると自分が感じた不快な気分もちょっと愉快に思えてくる。ネガティブにネガティブで対抗しても何もおもしろくない。
この世界は少しの工夫でおもしろくなる材料に溢れている。





今年の春、パーソナルトレーナーの資格の一つであるNESTAを取得した。夏にトレーナースクールを卒業し、モニター募集をしてサロンが営業していない時間で運動指導を開始した。6月からはサロンのお客様からのご縁で、私自身も週一でバスケをするようになり、改めて「身体作りとは」というテーマに直面した。

高校時代にバスケは少し齧っていたが、最近はもっぱらジムでの筋トレがメインだった。筋トレの身体作りの手法(マシントレ)は、バスケでは全く通用しない。全く、は言い過ぎかもしれない。いや、、、うーん?やっぱほとんど使えない。(目的によっては有効)



「その動きはなんのために?」この「行動の目的を設定する」ことの大切さがよーーくわかった。バスケに筋肥大は必要ない。バスケに必要なのは敏捷性、バランス、瞬発力だ。ならばトレーニングの方法を変えよう。使い切らない量の筋肉は私には必要ない。負荷を上げて筋肥大していくジムトレからバスケに必要なトレーニングへ…長距離走の走り方ではなく一瞬で心拍数を上げるもの…全力疾走してすぐにターン…ダッシュからのジャンプ…パワー!プライオメトリクス!階段ダッシュ!下半身の強化!ピカーン!!!


ハマったらトコトン、持ち前のオタク精神の爆発である。




まさか自分が39歳でバスケを再開し、トレーナーの知識と絡めてトレーニングをするなどとは…昨年のトレーナースクール入学の際には想像すらつかなかった。
高校で引退した時には「こんなしんどいスポーツは絶対しない…!!」と思っていた。中学生時代ほぼ帰宅部だったので、毎日バスケをしたのは高校の3年間だけだ。それも小中学から始めているメンバーがほとんどなので、高校スタートの私が試合に出るチャンスなどあるはずもなく、基礎もほぼ教わらないまま、攻め方も守り方もよくわからないまま、チームメイトとの仲の良さを心の支えにして3年間やりぬいた。


なので現役時代には試合の楽しさや悔しさがぶっちゃけわからなかった。ごめん。今になってゲームデビューして「ああ…私はバスケがしたかったんだな」とめちゃくちゃ感じている。
スラムダンクの三井寿が頭にチラつく。
「先生…バスケが…したいです……!!」


ということで。
来年は大人女子バスケットボール人口の拡大を目指す。(お決まりの展開)
大人女子バスケのチームは実はなかなか無いのだが、やりたい人は必ずいるはずだ。私のように燻っている元バスケ女子が、声をかけられるのを待っている元バスケ女子が必ずいるはずだ。
私が属しているチームには70代のお姉さんがいる。全力で走って、ここぞという時にとんでもねえミラクルシュートを決める。しかもバスケ未経験者だというのだから驚愕である。マジでかっこいい。結局、なんだかんだ、「やる」人間がやっぱり一番かっこいい。年齢がお姉さんのほぼ半分である私がお姉さんの前で「年だから…」などと死んでも言えない。かっこいい大人になりたい。どうせいつか必ず動けなくなる時がくるのだ。動ける間は走り回りたい。いや、ちょっと待て。したい、ではない。する、だ。する、だ。




来年ShiziUを迎えるにあたり、今年よりも走り回ることを宣言する。
スポーツをするものとしてトレーニングメニューを学び、組み、自分の身体で実験し、そしてその知識と体験を用いてトレーナー業で誰かの役に立つよう活かすと宣言する。
流れは整いつつある。否、もうすでに行くべき方向に流れ始めている。求めているのは「動ける身体」だ。動きながら学び、学びながら動く。身体が動けば心が動く。画面を観てサブスクのフィクション映画や学生スポーツに心震わせている場合ではない。(両方大好き)
気合い(根性)で身体をコントロールすのではない。
身体から自分(の心)をコントロールするのだ。「年だから」という呪いの自己暗示は2023年に置いてゆこう。
自ら動いて世界を回そう。


2024年もよろしくお願いいたします。

バスケしたい人は声かかけてください。


Change the World.
LIFE   is   wonderful.






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