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シャネル流エレガンスへの考察、ココシャネルの名言から学ぶ女性としてのアティチュード

ここ一週間、ココシャネルにどっぷり浸かって、彼女のことを毎日考えている。これは恋かな?
まず“エレガンス”とは上品で優雅なこと。
(アティチュードは態度とか姿勢)
強く逞しく、恋多き女だったシャネルの考えるエレガンスとは、いったいどんなだろう。
noteでもおなじみの星読みのyujiさんの言葉を借りるならば、彼女は“生き方のセンスが抜群に良い”し、友達のギャグを拝借すると、七夕祭りに「いつかココシャネルになりたい」と短冊に書いてお願いしたいと思っている。


彼女の人生を超絶早送りで再生すると、
孤児だったシャネルは裁縫を学び

18歳で田舎のキャバレーで働き始め

公爵の愛人となりパリに移り住み

27歳で彼の支援で帽子屋を始め

順調に仕立て屋として成功していき、当時では珍しいジャージー素材や男性服のディティールを取り入れて一躍有名になる

62歳で第二次世界大戦のため3000人の従業員を解雇しスイスに亡命

71歳でパリのモード界に復帰

87歳で生涯を閉じる

この間に数々の公爵や芸術家たちと恋をしてきた。
公爵との豪華な暮らしの中では、真のラグジュアリーを学び、有意な人脈を広げていった。
詩人との恋仲では、哲学を学んだ。
彼らを虜にし、常にその関係性から学び、したたかにビジネスを拡大してきた。
彼女にとって恋とは、女性としてあるべき姿勢とは?
そのシャネルが残した多くの名言の中で、わたしの心を鷲掴みにしたいくつかをここに。

醜さは許せるけど、だらしなさは絶対に許せない。

最も勇敢な行為は、自分で考え続けること。
そして声に出すこと。

美しさは、あなたがあなたらしくいると決めた時に始まる。

今日一番の敵に会うような覚悟で自身を着飾りなさい。

わたしは男の人に小鳥の重さほどの負担もかけたいと思った事はないわ。

良い靴を履いた女性は決して醜く見えない。


わたしの好みの文の抜粋っていうのもあるけど、自立心むき出しのハードコアな女性像が浮かんでくる。
公爵の愛人時代に熱中した乗馬で、スカートで乗るのが煩わしくて、当時としては明確に男性服とされていたズボンを自分用に仕立てさせた。
両手を自由に使いたいから肩掛けのハンドバッグを作った。
スポーツウェアに主に使用されていたジャージー素材を、高級婦人服に落とし込んだ。
快適さと実用性を重視したツイード素材のセットアップ、シャネルスーツを生んだ。
不吉とされる黒一色でシンプルな“リトルブラックドレス”を作った。

今では当たり前にあるそれらのものは、彼女の残した勇気ある功績だ。
戦争の時代をはさみ、世の女性に実用性とエレガンスを両立させることを提案し、またそれによってルールだらけだった女性の服装を解放した。
全ての出会いとチャンスと逆境から学んだシャネルは、発言こそ時折毒舌だったけれど、実はとても謙虚な人だったのだろう。学ぶって、きっとそういう“姿勢”(アティチュード)だと思うのだ。
シャネルと同じ人生は歩めないけど、
ひとつひとつの出来事から謙虚に学んで、考え続けて、声に出す。
そうしたらわたしもいつか、シャネルのリトルブラックドレスが似合う女性になれるかも。

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